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屋久島トレッキング気温と服装について

屋久島でトレッキングをしたいけど、気温はどのくらいなの?

屋久島の登山はどんな服装で行けばいいの?

縄文杉白谷雲水峡など初めて屋久島のトレッキングされる方にとって、悩みのタネの一つが気温と服装ではないでしょうか?

実は屋久島の山岳部は意外と寒くて、私も初めて屋久島の山を歩いた時は「屋久島は南の島で暖かそうだから、薄着でいけるでしょ!」きな勘違いをしていました。

海に近い麓は南の島の気温でも、標高の高いところはしっかりと寒い屋久島。時には8月なのに雨と風に吹かれ、手がかじかみ、ジャケットのジッパーを動かす力さえなくなってしまったこともあります。夏ですよ!8月ですよ!!

でもさすがに屋久島でガイドの仕事で毎日山を登って15年以上。屋久島の気温と登山の服装について伝えたいことがたくさんあるので、ぜひご覧ください。

屋久島のベストシーズンをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

私が書きました
管理人

2003年に屋久島へ移住し、17年間屋久島のフィールドでガイドツアーを運営。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、秩父を舞台にネイチャーガイドツアー開催。
自他共に認めるアウトドアアイテム&道具マニア。

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目次

屋久島のトレッキングの気温と服装

屋久島は九州の南端から南に60kmの位置。

島民の生活圏である海沿いは温暖で亜熱帯に属していますが・・・

トレッキングの中心である標高1000m〜1936mは温帯〜亜寒帯に属しています。

たくさんの人が訪れるであろう、縄文杉や白谷雲水峡などは標高1000m前後

イメージ的には関東の山間部や東北の平地ぐらいの気温です。

季節ごとの平均気温早見表

季節ごとの標高別平均気温は以下の表で確認して下さい。

縄文杉付近
標高1000m
宮之浦岳
標高1900m
早春
3月〜4月

8℃

4℃

初夏
5月〜6月

17℃

13℃


7月〜9月

20℃

18℃


10月〜11月

12℃

8℃


12月〜2月

5℃

1℃

各標高のおおよその平均気温

例えば、屋久島の標高1000m付近の場合、3月〜4月の平均気温は8℃で、一番寒い時は氷点下を下回ることもあります。

ところが一ヶ月も経つと翌月の5月は最高気温20℃に届くこともあります。気温の幅は非常に広いものと思って、服装を選んでいけば、ほぼ間違いがないでしょう。

季節ごとのトレッキングの服装早見表

季節ごとのトレッキングの服装については下記を参考にしてみて下さい。

服装
春(3月〜4月)
秋(10月〜11月)
半袖シャツ
長袖シャツ
フリース
薄手のダウンジャケット
雨具
長ズボン
タイツ
手袋
ニット帽
初夏〜夏(5月〜9月)半袖シャツ
長袖シャツ
雨具
タイツ
半ズボン
冬(12月〜2月)保温系ベースレイヤー
保温系シャツ
フリース
ダウンジャケット
長ズボン
保温タイツ
手袋
ニット帽
ネックゲイター

季節の変わり目などはその前後の季節の服装も参考にしてみて下さい。

春・秋の屋久島のトレッキングの服装《3月・4月》《10月・11月》

屋久島トレッキングのベストシーズンである、春や秋はどんな服装が良いのでしょうか?

屋久島の春は【3月〜4月】、屋久島の秋は【10月〜11月頃】

気温で見ると下記の通り

宮之浦岳
標高1900m
縄文杉付近
標高1000m
早春
3月〜4月
8℃4℃
縄文杉付近
標高1000m
宮之浦岳
標高1900m

10月〜11月
12℃8℃

この季節の気温は難しくて、一日の差で10℃近く気温が変わることがあるのが特徴。

また朝と昼でも気温変化が激しく、想定する気温の幅は大きめに考えておいたほうがいいです。

なので、昼間はTシャツ1枚で歩くかもしれないし、早朝はダウンジャケットが必要になるかもしれません。

服装
春(3月〜4月)
秋(10月〜11月)
半袖シャツ
長袖シャツ
フリース
薄手のダウンジャケット
雨具
長ズボン
タイツ
手袋
ニット帽

春や秋の服装について詳しく知りたい方は下記の記事でも解説しています。

初夏〜夏の屋久島のトレッキングの服装《5月・6月・7月・8月・9月》

屋久島の初夏〜夏は【5月〜9月】頃。

この頃の気温は下記の通り。

縄文杉付近
標高1000m
宮之浦岳
標高1900m
初夏
5月〜6月
17℃13℃
縄文杉付近
標高1000m
宮之浦岳
標高1900m

7月〜9月
20℃18℃

山の上はじっとしていれば涼しいものの、歩くと汗がどんどん出てくるような気温です。

暑い季節に気をつけたいのは発汗による脱水症状。朝は涼しくても、日中は気温が上がって、激しく発汗することも考えておきましょう。

涼しい服装と、念の為に羽織を持つのがポイントです。

服装
初夏〜夏
(5月〜9月)
半袖シャツ
長袖シャツ
雨具
タイツ
半ズボン

詳しくはこちらの記事で解説しています。

冬の屋久島のトレッキングの服装《12月・1月・2月》

屋久島の冬は12月〜2月頃。

冬の山の上の気温は下記の通り。

縄文杉付近
標高1000m
宮之浦岳
標高1900m

12月〜2月
5℃1℃

南国の島とは思えないほど、山岳地帯はしっかり冷え込みます。

11月下旬ころには縄文杉あたりで雪が舞う日もあるほど。防寒対策をしっかりして行くことがポイントです。

特に末端が冷えやすくなります。手袋やニット帽などを活用すると良いでしょう。

服装

(12月〜2月)
保温系ベースレイヤー
保温系シャツ
フリース
ダウンジャケット
長ズボン
保温タイツ
手袋
ニット帽
ネックゲイター

屋久島トレッキングの服装は重ね着で体温調整

登山は体温変化の激しいスポーツで、登りでは体温が上がり汗をかき、休憩すると一気に体が冷えます。

服装は温度調節がしやすいように重ね着スタイルが基本で、1〜5枚くらいの服を組み合わせます。

そして洋服の機能をを3つの層に分けて考えます

  1. ベースレイヤー(肌着) 
  2. ミドルレイヤー(シャツ・フリース)
  3. アウター(ソフトシェル・レインウェア)

この3つの服装の組み合わせを増やしたり、素材を考慮したりして、暑さや寒さに対応します。

ベースレイヤーで肌面の水分をコントロール

ベースレーヤーは肌着のことで、肌表面の「濡れ」・「温度」をダイレクトにコントロールしまし、登山では非常に大切な衣類です。素材が重要で

  • 速乾性のある化学繊維
  • 保温性の高いウール系

で作られたものが一般的。

中厚手のもの一枚や、薄手のもの2枚重ねたりと方法場いろいろ。暑い時はベースレイヤー一枚で歩くけるデザインだと便利です。

ベースレイヤーについてもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

ベースレイヤー 化学繊維系

ポリエステルを代表とする素材で作られる化学繊維系の速乾性ベースレーヤー。多種多様なものが販売されています。お値段も手頃で、耐久性もあり、とても使い勝手が良いです。

以前は一日着ているとニオイが気になるものも少なくなかったのですが、最近は素材の改良によりその部分も解消されつつあります。軽量で生地の厚さも選べるので、登山初心者の方にもオススメです。

ベースレイヤー ウール系

暑い夏以外の登山ではとても有効なメリノウール素材のベースレイヤー。

ウールには保温性・調湿製・防臭性の機能があり、登山時肌表面を快適な状態に保ちます。ウール100%のものもありますが、おすすめは化学繊維と混紡されたもの。ウールの弱点である耐久性と乾きにくさを、化学繊維が補います。

価格はやや高くなるものの、この快適さを知ると手放せなくなりますよ。

メリノウールのベースレイヤのおすすめをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

「綿」や「レーヨン」はベースレイヤーには不向きです。理由はこれらの生地は濡れると乾きが遅く、体温の低下を招きがち。直接肌に当たらない着方をするか、替えをたくさん持ちましょう。

ミドルレイヤーで保温を調整

が代表的なもので、「保温」・「汗の拡散」の役割を担います。

  • シャツ
  • フリースなど

と種類も素材も豊富で、季節に合わせていろいろな組み合わせが考えられます。

ミドルレイヤー シャツ・カットソー

素材は化学繊維やウールなどがおすすめですが、暑い時はコットンも可。ベースレイヤーの上に着るもので、機能としては汗を吸い上げて拡散できるものがいいです。襟付きボタンシャツやフロントジッパーのものは温度調節もできるので便利。

ミドルレイヤー フリース

主に保温性と通気性の両方を確保したい時に使用します。毛足の長さで保温力が変わってくるので、行動用であれば中厚手くらいが丁度いいです。

登山におすすめフリースをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

ミドルレイヤー 中綿系

最新の化学繊維の中綿を利用したジャケット。ダウンだと濡れるとかさが減り保温力が無くなるので、雨の可能性のある時は化学繊維系がおすすめ。さらに保温力を増したい時に。

化繊インサレーション(中綿ジャケット)についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

ダウンを利用するなら濡らさないように!
ダウンを使ったインナーダウンジャケットなどは非常に軽く温かいのですが、雨が降った際や汗による湿気に弱いです。行動中よりも、あくまで休憩や停滞時に使用するものだと考えた方が良さそうです。

アウトレイヤー(シェル)で衣類内部を守ってあげる

アウトレイヤーの代表格なのがレインウェアです。雨をアイテムですが、その機能は多様で雨・風・日差しなどを防ぎ、体温の放熱を抑える機能があります。

必要がなければ着用しなくてもいい衣類なので、持ち運びの負担にならないように軽量コンパクトのものが望ましいです。レインウェアが一つあれば、これらの役割を担えるので、晴れの日でも必ず持っていきましょう。

レインウェアは季節・気候に関わらず常に必要です

アウターとして利用できるレインウェアは外部環境の雨・風・日射を最初に防いでくれる大切な役割があります。

また、衣類内部の温度の放熱を防ぐというのも大事な役割。季節・温度・気候に関わらず必ず持っていきたい多用途な衣類です。防水透湿性素材を用いたものが良く、代表的なものはゴアテックスです。

登山におすすめのレインウェアをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

パンツ・タイツ

ロングタイプのパンツが基本ですが、タイツとショートパンツの組み合わせも暑い夏なら足さばきがよく快適です。

パンツ

春秋ならロングパンツが基本、ショートタイプは中に履くタイツの保温性を考えて選びたいです。夏なら薄手のロングパンツやショートパンツがいいでしょう。山の昇り降りで足を大きく上げたり屈伸した時に、つっぱらず動き易いものがよいです。

おすすめはザノースフェイスのアルパインライトパンツ

タイツ

体の動きをサポートしてくれる機能性タイツや保温のためのタイツなど種類は様々。ショートパンツを履く時はタイツと組み合わせると皮膚が露出しないので安全です。

トレッキングソックス

登山の快適さを大きく左右する靴下。足は大変汗をかく部位ですので吸湿性、速乾性に優れたウールや化学繊維のものがよいです。

また、ソールの硬い登山靴を履くならば、足裏のクッション性がしっかりとした靴下を選ぶ事を強くおすすめします。足裏が痛み始めると快適な登山どころでは無くなり、一歩を踏み出すのさえ苦痛になります。

靴ずれや保温の面からも中手〜厚手の靴下がおすすめです。最近は防臭性の高いものも沢山出ています。

登山におすすめのソックスをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

屋久島のトレッキングにワークマン・ユニクロ・普段着は使える?

普段はあまりトレッキングをしないから、服装にお金をかけられない。

普段着やお手頃なユニクロやワークマンなどの衣類は大丈夫なの?と思っている方もいるはず。

結論から言えば、春〜秋の温かい季節ならワークマンやユニクロなどでも使える衣類は多いです。

ただ、気をつけたいポイントがあります。

  1. 肌着は速乾性のあるもの
  2. レインウェアは耐水・透湿性のあるもの

①肌着は速乾性のあるもの

アウトドアウェアの超大原則は《肌を常にドライに保つ》です。

汗や雨で肌面が濡れたままだと、風に吹かれて体温が下がり、危険な状態に陥ります。

なので、肌に触れる部分は速乾性の高い素材で覆うのが鉄則。

例えば、ユニクロのヒートテックはレーヨンは保水性の高い素材なのでダメです。

汗を吸って、乾きにくいので、体を冷やしてしまいます。

選ぶなら速乾性を謳う、ドライインナーの方を選びましょう。

②レインウェアは耐水20,000mm以上、透湿性10,000mg/㎡/24h推奨

屋久島のトレッキングに雨はつきもの。

なので、しっかりとしたレインウェアを使用しないと、不快になるばかりか雨で体が冷え、やはり危険な状態に陥ることもあります。

なので、レインウェアは高機能で軽量なものがおすすめ。

登山用のレインウェアを選ぶ時の基準は

耐水圧20,000mm以上、透湿性10,000mg/㎡/24h以上

⬇最近はワークマンなどでもこの基準を満たすようなレインウェアが、安価で発売されています。

まとめ:屋久島トレッキングは服装に幅をもたせて準備しよう

なかなか、気温を想定するのが難しい屋久島トレッキングの服装選び。この記事が少しでも参考になればと思います。

といいつつも、いまだに私も良く服装選びのミスチョイスをします。この気温だったらもっと薄着で良かった〜!とか、フリースをもう一枚持ってくればよかった〜!とかです。

服装選びのコツは

  • 想定する気温に「幅」を持たせて、少し服を多めに用意

一番間違いのない方法です。

屋久島に旅行に行くときはどんな服装か悩むかもしれませんが、いろいろな気温を想定して、使わないかもしれないけど何種類も衣類を持ってくるのが一番。

ぜひ屋久島の山で安全な登山ができるように、服装の準備をして下さい。

屋久島のベストシーズンをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

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