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屋久島の気温と服装|登山編

屋久島でトレッキングをしたいけど、気温はどのくらいなの?

屋久島の登山はどんな服装で行けばいいの?

初めて屋久島を旅行される方にとって、悩みのタネの一つが気温と服装ではないでしょうか?実は屋久島の山岳部は意外と寒くて、私も初めて屋久島に行く時には、

「屋久島は南の島で暖かそうだから、薄着でいけるでしょ!」と大いなる勘違いをしていました。

縄文杉や白谷雲水峡などは標高1000m前後を歩くことになるので、気温は海沿いの温暖な気候ではありません。イメージ的には、関東の山間部や東北の平地ぐらいの気温です。

屋久島で山のガイドを10年以上してきましたが、この屋久島の気温と服装の事はぜひとも皆さんにお伝えしたいので、この記事で解説します。

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屋久島の気温の想定は難しいので、温度の幅は広く考えましょう

屋久島は九州の南端から南に60kmの位置。島民の生活圏である海沿いは温暖で亜熱帯に属していますが、トレッキングの中心である標高1000mくらいの場所は温帯、宮之浦岳1936mは亜寒帯に属しています。

気温の分布を標高別のグラフであらわすとこんな感じです。

季節ごとの標高別平均気温は以下の表に表しました。

里地 標高0m 縄文杉付近 標高1000m宮之浦岳 標高1900m
早春3月〜4月

16℃

8℃

4℃

初夏5月〜6月

23℃

17℃

13℃

夏7月〜9月

27℃

20℃

18℃

秋10月〜11月

20℃

12℃

8℃

冬12月〜2月

12℃

5℃

1℃

例えば、3月〜4月の屋久島の標高1000m付近の場合。平均気温は8℃で一番寒い時は氷点下を下回ることもあります。

ところが翌月の5月の一番暑い日は、気温20℃に届くこともあります。そのくらいの気温の幅を意識して服装を選んでいけば、ほぼ間違いがないでしょう。

春や秋は山の気温は5℃〜15℃くらいを考える

【春なら3月〜4月】・【秋なら10月下旬〜11月頃】

この季節の気温は難しくて、一日の差で10℃近く気温が変わることがあります。また朝と昼でも気温変化が激しく、想定する気温の幅は大きめに考えておいたほうがいいです。

詳しくはこちらの記事へ。

夏を想定 気温が15℃以上を考える

【5月〜10月中旬頃】

暑い季節に気をつけたいのは発汗による脱水症状。朝は涼しくても、日中は気温が上がって、激しく発汗することも考えられます。

薄着になれば涼しくなれるという服装がポイントです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

屋久島トレッキングの服装は気温に応じて重ね着が基本

登山は体温変化の激しいスポーツで、登りでは体温が上がり汗をかき、休憩すると一気に体が冷えます。

服装は温度調節がしやすいように重ね着スタイルが基本で、1〜5枚くらいの服を組み合わせます。

そして洋服の機能をを3つの層に分けて考えます

  1. ベースレイヤー(肌着) 
  2. ミドルレイヤー(シャツ・フリース)
  3. アウター(ソフトシェル・レインウェア)

この3つの服装の組み合わせを増やしたり、素材を考慮したりして、暑さや寒さに対応します。

ベースレイヤーで肌面をコントロール

リンク:好日山荘

ベースレーヤーは肌着のことで、肌表面の「濡れ」・「温度」をダイレクトにコントロールしまし、登山では非常に大切な衣類です。素材が重要で

  • 速乾性のある化学繊維
  • 保温性の高いウール系

で作られたものが一般的。

中厚手のもの一枚や、薄手のもの2枚重ねたりと方法場いろいろ。暑い時はベースレイヤー一枚で歩くけるデザインだと便利です。

ベースレイヤー 化学繊維系

ポリエステルを代表とする素材で作られる化学繊維系の速乾性ベースレーヤー。多種多様なものが販売されています。お値段も手頃で、耐久性もあり、とても使い勝手が良いです。

以前は一日着ているとニオイが気になるものも少なくなかったのですが、最近は素材の改良によりその部分も解消されつつあります。軽量で生地の厚さも選べるので、登山初心者の方にもオススメです。

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patagonia(パタゴニア)
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ベースレイヤー ウール系

暑い夏以外の登山ではとても有効なメリノウール素材のベースレイヤー。

ウールには保温性・調湿製・防臭性の機能があり、登山時肌表面を快適な状態に保ちます。ウール100%のものもありますが、おすすめは化学繊維と混紡されたもの。ウールの弱点である耐久性と乾きにくさを、化学繊維が補います。

価格はやや高くなるものの、この快適さを知ると手放せなくなりますよ。

綿・レーヨンは乾きづらい

「綿」や「レーヨン」はベースレイヤーには不向きです。理由はこれらの生地は濡れると乾きが遅く、体温の低下を招きがち。直接肌に当たらない着方をするか、替えをたくさん持ちましょう。

ミドルレイヤーで保温性を調整

リンク 好日山荘

が代表的なもので、「保温」・「汗の拡散」の役割を担います。

  • シャツ
  • フリース
  • ソフトシェル
  • 中綿入り

と種類も素材も豊富で、季節に合わせていろいろな組み合わせが考えられます。

ミドルレイヤー シャツ・カットソー

素材は化学繊維やウールなどがおすすめですが、暑い時はコットンも可。ベースレイヤーの上に着るもので、機能としては汗を吸い上げて拡散できるものがいいです。襟付きボタンシャツやフロントジッパーのものは温度調節もできるので便利。

ミドルレイヤー フリース

主に保温性と通気性の両方を確保したい時に使用します。毛足の長さで保温力が変わってくるので、行動用であれば中厚手くらいが丁度いいです。

パタゴニア ジャケット R2

ミドルレイヤー 中綿系

最新の化学繊維の中綿を利用したジャケット。ダウンだと濡れるとかさが減り保温力が無くなるので、雨の可能性のある時は化学繊維系がおすすめ。

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ダウンは濡らせない

ダウンを使ったインナーダウンジャケットなどは非常に軽く温かいのですが、雨が降った際や汗による湿気に弱く、あくまで休憩や停滞時に使用するものだと考えた方が良さそうです。

ダウンは濡らさないように!
ダウンを使ったインナーダウンジャケットなどは非常に軽く温かいのですが、雨が降った際や汗による湿気に弱く、あくまで休憩や停滞時に使用するものだと考えた方が良さそうです。

アウトレイヤーは内部環境を守る

リンク 好日山荘
リンク 好日山荘

アウトレイヤーの代表格なのがレインウェアです。雨をアイテムですが、その機能は多様で雨・風・日差しなどを防ぎ、体温の放熱を抑える機能があります。

必要がなければ着用しなくてもいい衣類なので、持ち運びの負担にならないように軽量コンパクトのものが望ましいです。レインウェアが一つあれば、これらの役割を担えるので、晴れの日でも必ず持っていきましょう。

パンツ・タイツ

ロングタイプのパンツが基本ですが、タイツとショートパンツの組み合わせも暑い夏なら足さばきがよく快適です。

パンツ

春秋ならロングパンツが基本、ショートタイプは中に履くタイツの保温性を考えて選びたいです。夏なら薄手のロングパンツやショートパンツがいいでしょう。山の昇り降りで足を大きく上げたり屈伸した時に、つっぱらず動き易いものがよいです。

タイツ

体の動きをサポートしてくれる機能性タイツや保温のためのタイツなど種類は様々。ショートパンツを履く時はタイツと組み合わせると皮膚が露出しないので安全です。

トレッキングソックス

登山の快適さを大きく左右する靴下。足は大変汗をかく部位ですので吸湿性、速乾性に優れたウールや化学繊維のものがよいです。

また、ソールの硬い登山靴を履くならば、足裏のクッション性がしっかりとした靴下を選ぶ事を強くおすすめします。足裏が痛み始めると快適な登山どころでは無くなり、一歩を踏み出すのさえ苦痛になります。

靴ずれや保温の面からも中手〜厚手の靴下がおすすめです。最近は防臭性の高いものも沢山出ています。

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Smartwool(スマートウール)
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レインウェアは季節・気候に関わらず常に必要です

アウターとして利用できるレインウェアは外部環境の雨・風・日射を最初に防いでくれる大切な役割があります。

また、衣類内部の温度の放熱を防ぐというのも大事な役割。季節・温度・気候に関わらず必ず持っていきたい多用途な衣類です。防水透湿性素材を用いたものが良く、代表的なものはゴアテックスです。

おすすめのレインウェアについては以下の記事で紹介しています。

アウトドア用品をネットで買うなら

近くに商品数豊富なアウトドアショップがあれば、そこで店員さんと相談して買うのが一番です。

ただ、近くにアウトドアショップが無かったり、忙しくてショップに行く時間が無いという方はネットショップで揃えるという方法がいいです。

サイズが合うか心配な登山靴などは、好日山荘ならば一回まで交換無料というサービスもしています。また、Amazonプライム会員なら試着を試せるPrime wordrobeというサービスもあります。

ネット通販できるアウトドアショップとお得な買い方についてはこちらの記事でまとめていますので、よろしければ参考にして下さい。

まとめ:屋久島の気温に合わせた服装は幅をもたせて準備しよう

なかなか、気温を想定するのが難しい屋久島トレッキングの服装選び。この記事が少しでも参考になればと思います。

といいつつも、私も良く服装選びのミスチョイスをします。もっと、薄着で良かった〜!とか、フリースをもう一枚持ってくればよかった〜!とかです。

その日の気温の想定に「幅」を持たせて、少し服を多めに用意し、登山直前にチョイスするというのが、一番間違いのない方法です。有り得そうな気温を想定して、対応できるような準備を心がけましょう。

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