
「屋久島旅行は確実に観光を楽しむなら3泊4日は必要です。」
屋久島をしっかり楽しむのにはどれくらいの日数があったらいいのか悩みどころですよね。
ぼくは現地でガイドをしていて、たくさんのお客さんを見ているのですが、結論から言うと、「縄文杉と白谷雲水峡に行くのであれば3泊4日がベストです。」
縄文杉と白谷雲水峡を楽しむのであれば2泊3日でもいいんじゃないのという意見もありますが、移動に時間がかかる屋久島は2泊3日だと忙しすぎて、正直物足りなく感じるかも知れません。
なので、この記事では縄文杉と白谷雲水峡はぜひ行きたいと考えている方に、屋久島3泊4日旅行のモデルコースを3プラン考えてみました。
- 屋久島3泊4日旅行 日帰り縄文杉・日帰り白谷雲水峡プラン
- 屋久島3泊4日旅行 1泊2日縄文杉トレッキングプラン
- 屋久島と鹿児島3泊4日旅行
そして、大まかな旅の費用についても最後の方で書いていますので、御覧ください。
屋久島3泊4日モデルコース【日帰りで縄文杉トレッキングと日帰り白谷雲水峡プラン】

屋久島で3泊4日の日程があれば、縄文杉も白谷雲水峡もそれぞれ日帰り登山でしっかり楽しめます。
逆に言うと、この2箇所をしっかりと楽しむなら3泊4日は最低でも必要ということです。日帰り登山で縄文杉と白谷雲水峡をそれぞれ楽しむモデルプランを考えてみました。

移動に時間のかかる屋久島ですが、できればお昼ころまでには屋久島に到着しておきたいです。
レンタカーを借りて島を巡って、大川の滝や永田いなか浜などを見に行くといいでしょう。西部林道まで巡れるならば野生のヤクザルやヤクシカなども見ることができるかも知れません。
翌日からの縄文杉トレッキングに備えて、レンタル用品の手配が済んだら早めに宿に到着。初日は早めに就寝をするようにしましょう。

2日目はメインイベントの一つ、縄文杉日帰り登山がおすすめです。
縄文杉トレッキングを2日目に持ってくることで、もし仮に悪天候などで中止になったとしても、翌日に振り替えることができます。
縄文杉トレッキングはとにかく早朝から夕方まで、往復10時間のロングコースを歩きますので、体力や装備などの準備はしっかりしておきましょう。
もし、個人で行くのが心配ならば当店でも開催している日帰り2日間 縄文杉と白谷雲水峡ツアーに参加されるのもおすすめです。

2日目の縄文杉トレッキングの疲れもあると思いますが、ゆっくりと白谷雲水峡のトレッキングをしてみましょう。
コケの森と渓谷が美しい森ですので、急いで歩かずに写真を撮りながら歩かれることをオススメします。できれば、絶景の太鼓岩まで。そうでなくとも手前の苔むす森まで行けるといいですね。ただ、大雨が降ると沢が渡れなくなり、大変危険です。
やはり心配な方はガイドツアーに参加されることをオススメします。
前日まで2日間は山を歩いたので、最終日はカヤックなどの別のアクティビティを。
安房川のカヤックならば半日程度のツアーがあるので、飛行機出発までの時間にちょうどよいです。安房川のゆったりとした川の流れに乗って漕ぐカヤックも疲れた体に心地いいはず。
それ以外にも、温泉でゆっくりしたり、もう一度レンタカーを借りてドライブ&カフェランチをしたりもおすすめです。
ぜひ、最終日はゆっくりとした時間を過ごして下さい。

屋久島3泊4日におすすめの日帰り縄文杉ガイドツアー
当店では日帰り縄文杉と日帰り白谷雲水峡の2日間をセットにしたガイドツアーを開催しています。
2日間セットのガイドツアーなので、その日の天気によって順番を入れ替えたりできるのもメリットです。
それぞれの場所を別々のガイドツアーに申し込むとそのような変更ができないので、もし縄文杉と白谷雲水峡の2箇所を行かれるのであればセットになったツアーが安心です。
屋久島&鹿児島3泊4日モデルコース【日帰り縄文杉と鹿児島も観光プランと費用】

3泊4日の日程となると、屋久島のついでに鹿児島の観光なども可能になります。
流れとしてはまず屋久島で縄文杉トレッキングや白谷雲水峡など楽しみ、最終日は鹿児島に渡って1泊して帰るというプランです。鹿児島市内で鹿児島グルメを堪能したり、レンタカーを借りて霧島温泉や指宿温泉で1泊して登山の疲れを癒やすのもいいですよ。
モデルコースとしては以下のような感じでしょうか。

移動に時間のかかる屋久島ですが、できればお昼ころまでには屋久島に到着しておきたいです。レンタカーを借りて島を巡って、大川の滝や永田いなか浜などを見に行くといいでしょう。
西部林道まで巡れるならば野生のヤクザルやヤクシカなども見ることができるかも知れません。翌日からの縄文杉トレッキングに備えて、レンタル用品の手配が済んだら早めに宿に到着。
初日は早めに就寝をするようにしましょう。
2日目はメインイベントの一つ、縄文杉日帰り登山がおすすめです。
縄文杉トレッキングを2日目に持ってくることで、もし仮に悪天候などで中止になったとしても、翌日に振り替えることができます。
縄文杉トレッキングはとにかく早朝から夕方まで、往復10時間のロングコースを歩きますので、体力や装備などの準備はしっかりしておきましょう。
このモデルプランでは3日目が屋久島最終日です。午前中の時間を利用して白谷雲水峡の半日トレッキングや、半日カヤックなどで最後まで屋久島を楽しみます。
その後、屋久島から鹿児島へ向けて出発。鹿児島市内の観光に重点を置くならば、高速船を利用霧島温泉へ行くならば飛行機を使うとアクセスが楽です
最終日は鹿児島をたっぷり楽しみます。鹿児島の楽しみ方もたくさんありますが、中でもオススメを2つご紹介します。
プランA 鹿児島市内観光

鹿児島市内の繁華街である天文館や、最近開発が進んでいる鹿児島中央駅周辺で鹿児島グルメを楽しむのもおすすめです。鹿児島でぜひ食べてもらいたいグルメと言えば、
- 鹿児島ラーメン
- 黒豚とんかつ
- ぶたしゃぶ
- かき氷「しろくま」
などが定番です。その他、鹿児島市内の人気観光スポットである
- 西郷さん像
- 桜島
- 仙巌園
などなど、とても時間が足りないほどです。
プランB 霧島温泉観光

屋久島のついでに是非オススメしたいのが鹿児島の霧島温泉。屋久島にも温泉はありますが、鹿児島を代表する温泉地である霧島温泉で疲れを癒やすのもいいですよ。
オススメの霧島温泉のホテルは
- 旅行人山荘
- 霧島温泉
- 霧島観光ホテル
あたりです。空港からもレンタカーで30分ほどで行けて、静かな温泉地なうえ、泉質も素晴らしいので、是非オススメしたいです。
ついでにパワースポットの霧島神宮なども巡るのもおすすめですよ。

と、各種コースを見てきましたが、気になる旅行の費用については次のようになります。
屋久島・鹿児島3泊4日の費用・予算は

国内旅行でも特に旅行代金が高めになる屋久島旅行。その理由の一つは移動の交通費が高くなるからです。
屋久島へは飛行機と船とで行くことができますが、飛行機のほうが船よりも少し料金が高くなります。
ですが、移動時間の少なさから見れば飛行機を使ったほうが圧倒的にコストパフォーマンスが高いので、屋久島旅行の前後に鹿児島観光もするという理由が無ければ、飛行機を利用されることをおすすめします。
飛行機代
屋久島への飛行機が飛んでいる空港は、鹿児島空港・福岡空港・伊丹空港の3つの空港からJALグループ便が就航しています。
旅行1ヶ月前に飛行機のチケットを予約したとすると各地からの飛行機代は以下のようになります。
往復飛行機代 | |
東京から | 40,000〜80,000円 |
大阪から | 30,000〜60,000円 |
福岡から | 30,000〜50,000円 |
宿泊代
ホテル・民宿・素泊まり民宿などの形態がありますが、屋久島では民宿を利用される方が多いようです。ホテルなどは高価格帯のホテルもあり、近年バラエティが増えてきました。
それぞれの宿泊費の相場は以下のようになります。
1泊あたりの宿泊費 | |
ホテル(1泊2食) | 15,000〜40,000円 |
民宿(1泊2食) | 8,000〜10,000円 |
素泊まり(食事なし) | 3,000〜5,000円 |
オプションのガイドツアー料金
縄文杉トレッキングや白谷雲水峡登山、カヤックなどのツアーに参加した時の料金の目安です。
各ガイド会社さんで料金の違いがありますが、料金の差は少人数制や貸切専門のガイドツアーであることが大きな要因となります。ガイドツアーを選ぶ時は、催行人数などにも注意してみるといいでしょう。
現地ガイドツアー参加料金の目安
一人あたりの参加料金 | |
日帰り縄文杉ガイドツアー | 15,000円前後 |
1泊2日縄文杉ガイドツアー | 40,000円前後 |
日帰り白谷雲水峡ツアー | 12,000円前後 |
半日カヤックツアー | 8,000円前後 |
以上のように出発場所や旅行の内容などで金額が変わってきます。ここは、ご自身で予算を立てて、計算してみて下さい。
予約の手配とかが面倒な時は旅行会社が販売するパックツアーを利用するといいですよ。金額的にも大きく違わず(安くなる時も多々あり)、手配も簡単なのが魅力です。パックツアーについては次を参考にしてみて下さい。
屋久島3泊4日のパックツアーのおすすめは?
もともと、3泊4日のパックツアーは少なめで、大手の旅行会社さんですと2泊3日のプランが多いように思います。
自分で飛行機と宿泊を選べる、JALのダイナミックツアーやじゃらん・楽天トラベルのJALの飛行機を利用したツアーを自分で組み立てるか、フリープランのパックツアーを利用して、日帰り縄文杉と日帰り白谷雲水峡の登山のガイドツアーは別途探して申し込むほうが簡単です。
また、鹿児島旅行を組み合わせるならば、到着空港と出発空港を変えられるダイナミックパッケージタイプのパックツアーがいいでしょう。
JALのパックツアーやダイナミックツアーは選べる宿の数が少ないものの、屋久島でも定評のあるお宿が組み込まれているので安心感は一番です。
JALダイナミックパッケージの申込方法等はこちらの記事でもご紹介しています。
飛行機を使ったパックツアーのおすすめはこちら
現地ガイドツアーの選び方
さいごに:屋久島旅行は3泊4日を基本に計画を立てよう
ここまで、屋久島旅行の3泊4日のモデルプランをいくつかご紹介しました。
やはり縄文杉と白谷雲水峡の2箇所を巡るとなると、移動で時間を費やしてしまう屋久島旅行では3泊4日が基本となります。
2泊3日で屋久島旅行を考えている方は、ぜひもう一泊延泊ができるか検討してみて下さい。
3泊4日の日程があれば、余裕ができるので縄文杉も白谷雲水峡もゆっくり巡ることができ、悪天候で順延なんて言うことも可能です。
さらに、屋久島旅行のついでに鹿児島観光も楽しめたりと、旅行の選択肢の幅が広がります。
また、どうしても屋久島旅行は2泊3日が限界だーという方は、以下の記事が参考になるかと思います。
よろしければお読み下さい。
旅行の計画はいろいろと大変ですが、少しでも参考にして頂けたら幸いです。
以上、「失敗しない屋久島旅行3泊4日のプラン。現地ガイドのおすすめモデルコースと費用やツアーについて」でした!