春の屋久島登山 3月・4月・5月

春の屋久島は3月・4月・5月

寒い冬が終わり、暖かさが戻ってくる季節。屋久島の常緑の森も新緑で覆われ、一年のうちでも最も森がカラフルに美しくなる季節です。もし、一年のうちで一番森が美しい季節はと聞かれたら、この春の季節を選ぶでしょう。暖かい空気と冷たい空気がせめぎ合いながら、段階的に温かくなり、一日一日と森の様子が急激に変化する季節でもあります。

春の屋久島の見所は
  • 新緑の屋久島の森の美しさ!(3月〜5月屋久島のあちこちで)
  • 白谷雲水峡太鼓岩からの桜(3月下旬〜4月上旬)
  • 西部照葉樹林の新緑(4月)
  • 登山しやすい冷涼な気候(4月〜5月)

一年中緑の葉を付け続ける屋久島の常緑の森。ということは秋の紅葉があまり見られません(それでも綺麗ですよ)。その代わりといっては何ですが、春の新緑の季節が一番森がカラフルになります。西部照葉樹林や白谷の森などが特にオススメで、その新緑の芽吹くパワフルさを感じて頂きたいです。

3月の屋久島


宮之浦岳にはまだうっすら雪が残ります

3月の屋久島の天気

3月の屋久島は冬から春に移り変わる季節。ふもとの集落では桜の花は2月の末頃から咲き始めるくらい春の訪れが早く、それが徐々に山の上に移っていきます。静かな冬から活動的な春に移り変わる季節でもあります。

山の上はまだ冬の寒さが残りますので、3月の前半頃には雪(アラレ)が降る可能性もあります。これは年によっても違うのですが、寒波が到来すると屋久島の山を白くしていきます。ところがその後に暖かい空気が入り込んでくると一気に雪が溶け、春の暖かさが増してきます。陽気が良くて気温が増せば、とても快適な山登りが楽しめる季節でもあります。

とても天気が読みづらい季節です。寒波が来れば標高1000m前後の所でもは氷点下前後まで気温が下がります。暖かい日ならば気温が15度前後まであがります。どちらの気温でも対応できるような服装が好ましいです。

3月の屋久島の混雑状況

3月後半からは春休みシーズンを迎えます。屋久島も夏ほどではないですが、家族連れや大学生の卒業旅行などで少し活気がでてきます。縄文杉の一日あたりの登山客数は2015年度の集計だと平均200人程度だそうです。ただ、実際にはまだ春休みに入っていない3月の前半頃は100人/1日程度、春休みに入ると200〜300人/1日位になるかと思います。

夏休みの混雑は400人〜500人/1日といわれていますので、それに比べればまだ混雑しすぎることはない季節です。

3月の屋久島の縄文杉や白谷雲水峡は?

まったく雪の可能性がないわけではないですが、ほぼ登山可能です。むしろ早春のすがすがしい中を歩けるのが魅力でしょう。

ただ、縄文杉はストップアンドゴーを繰り返しますので、暑くても寒くても対応できる支度を。白谷雲水峡はゆっくり歩くところですので、少し暖かめの支度をしていくと良いでしょう。

もし仮に雪が降ったとしても、滑り止めのチェーンスパイクやしっかりした保温の装備があれば楽しむことができます。ただ、早朝などは路面が凍っていることもありますので注意が必要です。

 

4月の屋久島の特徴


白谷雲水峡の太鼓岩から小杉谷のサクラを眺める

4月の屋久島の天気

4月に入ると南風が増え、気温も上昇し春の暖かさも加速します。

また、暖かく湿った空気の影響で天気が崩れ、春の大雨の可能性もあるのがこの季節の特徴です。

しかし、この大雨ごとに暖かさが増し新緑が進みます。この季節の暖かい雨を屋久島では「木の芽流し」と表現し、新緑を楽しむのに最高の季節です。

白谷雲水峡などは大雨の際に川が増水してしまい、登山道が通れなくなってしまいます。局地的に雨が降っていたり、数日雨が続いていると、僅かな雨でも増水してしまいます。

白谷雲水峡をご予定されている方はくれぐれもお気をつけください。

4月の屋久島は観光客が少なく穴場の季節

4月は新年度でお休みが取得しづらかったり、その後にゴールデンウィークが控えていることから、一時的に観光客が少なくなる季節です。

航空券やお宿なども取りやすく、もしお時間が取れるならば、混雑する連休や夏休みなどを避けてこの季節を狙ってみるのがいいのではないでしょうか。

屋久島の森としては、新緑のおかげで一年の中でも最もカラフルになる季節。その美しさをほぼ独占出来るのがこの季節の特権です。

4月の屋久島の縄文杉や白谷雲水峡は?

縄文杉も白谷雲水峡も日帰り登山だとしてもそれほど混み合うこともないでしょう。

多くても一日に200人程度、少なければ100人を下まわる日もありそうです。雪の可能性も無くなりますので、チェーンやスパイクの出番も無くなってきます。一日の日照時間も徐々に長くなってきますので、時間的に慌てることも無く、各ポイントでゆっくり楽しめそうです。

ただ、白谷雲水峡は大雨の際に河が渡れなくなる危険性がありますので注意が必要です。事前に天気の情報を入念にチェックしたり、ガイドツアーに参加するなどして安全面に気をつけましょう。

4月の屋久島 オススメのエリア

新緑を更に楽しむ為に西部林道照葉樹林の森がオススメです。屋久島の西側に海岸線の森で、唯一車で進入することが出来る屋久島世界自然遺産エリアでもあります。

ヤクシカやヤクザルなどの動物も豊富な森ですので、アニマルウォッチングにも最適です。オーセン屋久島でもこの森でエコツアーを行っていますので、ご興味・お時間のある方はぜひご検討下さい。

5月の屋久島


5月の白谷の苔の森

5月の屋久島の天気

5月になると春も終盤で、気温も温かいから暑いに変わってきます。

屋久島の新緑の森も低地では終わり、涼しい高地へ移っていきます。晴れた日ならば半袖のTシャツ一枚で過ごせる日もありますので、気の早い人ならば海や川へ繰り出す季節でもあります。

天候としては梅雨に入る直前の貴重な晴れを堪能できる季節です。台風の心配もほぼ無いですので、その点も旅行しやすい季節なのでは無いでしょうか?

5月の屋久島の混雑状況

5月はゴールデンウィークが待っています。さすがにこの期間は屋久島も観光客の方が増えますが、ここ数年はその盛り上がりも少しずつ落ち着いてきているようです。

ただ、お休みの調整が可能ならば、やはり連休期間を外した方が静かな屋久島の森を堪能できます。ゴールデンウィークに旅行を計画されている方は飛行機やお宿、レンタカーなどの手配は早めに済ませた方が良いでしょう。

4月に続いて、5月も本当に屋久島らしい静かな森を楽しめますので、梅雨に入る前の貴重なこの季節をぜひお勧め致します。

5月の屋久島の縄文杉や白谷雲水峡は?

温かくなり、縄文杉近辺も寒さが和らいでくる季節ですので、縄文杉を目指すのも、日帰りだけでは無く、山に宿泊するスタイルを検討してみても良いでしょう。ゴールデンウィークを外せば山小屋も人が少なめで、世界遺産の森で夜を過ごすことが出来ます。

また、日帰りの縄文杉や白谷雲水峡なども快適に過ごせますので、せっかくですからお時間をたくさん取って、ただ歩くだけでは無く森の中でゆっくりする時間なども作ってみて下さい。

さいごに

春の屋久島は日によって気温の変化が激しいのが特徴です。どんな気候でも対応できるような服装・装備がポイントです。温かい屋久島とはいえ、山の上は寒さが残る場合もあります。フリースやダウンジャケットなどの準備が必要です。

まだハイシーズン前の静かな森歩きを楽しめる穴場の季節。屋久島リピーターに人気が高いのもこの季節です。宿泊登山を希望する方も山小屋が空いていることが多いので、この季節はオススメでしょう。

春の屋久島のおすすめガイドツアー