屋久島の登山ベストシーズンとは?山に行けなくなる季節はある?

「屋久島に行ったらトレッキングがしたい!縄文杉や白谷雲水峡、日本100名山の宮之浦岳に登りたい!でも、屋久島のベストシーズンっていつなの?」
そんな疑問を持っている方も多いはず。
この記事では屋久島のトレッキングについて、季節のおすすめと、逆におすすめできない季節について解説します。
ぜひ、最後まで読んで安全で素晴らしい屋久島トレッキングの参考にして下さい。
⬇屋久島の全般的なベストシーズンについては下記の記事で紹介しています。

屋久島のトレッキングのベストシーズンは春と秋がいい
結論から申し上げます。屋久島のトレッキングに適している季節は
「春」と「秋」
です。
その理由を下記で説明しますね。
【春】は日が長くなり気温も良く快適

屋久島のトレッキングに一番適しているのは【春】。
春のメリットは以下の通り。
- 気温が最適
- 日が長いので行動時間もたっぷり
- 屋久島の新緑が気持ちいい
冬の寒さも和らぎ、朝夕はひんやりしますが、歩き始めればちょうどいい気温。
日が長いので、一日たっぷり遊ぶことができます。(でもヘッドライトは必要ですよ)
そして、この季節限定の屋久島の新緑が見られます。
正直言って、かなり気持ちがいい季節です。
ただ、この季節のデメリットもあります。
これは仕方ないですね。一年で最も混み合うのが春のGWです。
では他の季節で同じように最適な季節はというと以下の通りです。
【秋】は気温が最適で連休以外は人も少なめ

春以外に屋久島のトレッキングに最適な季節は【秋】。
【秋】のメリットは以下の通り。
- 気温が最適
- 人が少なく空いている
- 少しだけ紅葉もある
夏の暑さが和らいできて、気温が快適になってきます。
また、夏の賑わいが落ち着くので比較的人が少なく山も静か。(連休は除きます)
屋久島は常緑の森なので秋の紅葉は少ないですが、それでも緑の森の中に紅一点という感じで色づいている木があったりして、なかなか風情があります。
ということで秋の季節もトレッキングに最高です。
ただ、デメリットと言えば、
秋は日が短いのでヘッドライトをしっかり持って、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
⬇屋久島の春と秋のトレッキングの服装をもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

⬇春の屋久島《3月・4月・5月》の気温・混雑・見どころをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

⬇秋の屋久島をもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

屋久島の夏はいい季節だけど、トレッキングにはちょっと暑いかも

屋久島が最も賑わうのは【夏】!
海も山もあるアウトドアに適した屋久島なので、夏は遊べることがたくさんあります。
標高の高い山の上は、麓よりは気温は低いし、沢沿いや森の中で休憩すれば、汗も引くほどの涼しさも感じられます。
ですが、歩いている最中は汗をたっぷりかくのも事実。
夏のトレッキングは、日焼け対策や水分補給など、熱中症にならないように気を使うので、意外と大変です。
⬇【5月〜9月】初夏〜夏の屋久島の気温とトレッキングの服装をもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

⬇夏の屋久島《8月・9月》の気温・混雑・見どころをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

屋久島の春と秋は雨が少ないからベストシーズン?
【春】や【秋】がトレッキングでは屋久島のベストシーズンで気温が良いと言っても、雨の振り方はどうなのか気になると思います。
春や秋でも大雨の可能性はあり
結論から言えば、【春】や【秋】でも台風や前線が近づけば、大雨の可能性はあります。
屋久島への台風は5月〜11月までの間は、その影響を受ける可能性がありますし、春雨前線や秋雨前線が停滞すれば、大雨や長雨に当たってしまう可能性もあります。
でも、それさえやり過ごしてしまえば、お天気の日ももちろんありますので、コレばかりは運次第というしかありません。
しっかり、雨対策をした上で、登山に望むことをおすすめします。
春は降雨日数は少なめ、秋は降雨量が少なめ
では、屋久島で雨が少ない(雨に遭わない)・多い季節はいつなのでしょうか?
気象庁の過去30年間のデーターを見ると、各月の0mm以上の雨が降った日数と降雨量は以下の通り。
月 | 平均降雨日数 (日) | 平均降雨量 |
---|---|---|
1月 | 25.6 | 294.6 |
2月 | 22.1 | 289.2 |
3月 | 24.2 | 289.2 |
4月 | 22.0 | 405.5 |
5月 | 22.3 | 444.1 |
6月 | 25.6 | 860.3 |
7月 | 21.5 | 362.4 |
8月 | 23.1 | 256.5 |
9月 | 23.7 | 450.7 |
10月 | 23.4 | 309.9 |
11月 | 23.2 | 309.6 |
12月 | 24.5 | 281.8 |
年間合計 | 281.3 | 4651.7 |

このデーターを見ると、基本的にどの季節も雨が降る可能性が高いのがよくわかります(笑)。
ただ、強いて言うなら、4月・5月は《降雨日数》が約22日間と少なめ、10月・11月は《降雨量》が300mm/月と少なめです。
このように書くと、「月に20日以上も雨が降っているのか」と思ってしまいますが、屋久島は広い島。
実際は、屋久島のどこかで雨が降った日を数えているので、どの場所でもいつも雨が降っているわけではありません。
6月などのように、どちらも圧倒的に多い月とは違って、比較的雨の影響を受けづらい月と考えても良さそうです。
とはいえ、屋久島のどこかで雨が降っている頻度は、どの月も20日を超えているので、雨が少ないとも言い難いです。
このデータから見ると屋久島はやはり雨が降りやすい場所ですね。
大雨が降ったり雪が積もったりすると、屋久島の山に行けなくなる
屋久島の天気は本当に激しいです。
大雨や積雪などで道が通行止めになることもよくあります。そうすると、登山口までのアクセスができなくなり、山に行けなくなることもしばしば。
なので梅雨時期や冬季は、そもそも山に行けなくなる可能性もあると、考えておきましょう。
せっかくの屋久島ですが、お天気には逆らわず、無理な登山にならないように注意が必要です。
屋久島のトレッキングに不安があればツアーに参加しよう

【春】や【秋】がベストシーズンでも、天気が荒れれば手がつけられなくなるのが屋久島。
天候判断はなかなか難しく、判断を誤れば命の危険がある場合も!雨の予報でも山に入れるのかどうかはなかなかわからないものです。
毎日、屋久島の山を歩いている現地のガイドさんの知識と経験はやはりすごいもの。
たとえば、
「ここ数日雨が振り続けているから、明日の雨でも道が崩れるかも」
とか、ものすごい雨が降っていても、
「スグに止むよ」
と言って、本当にすぐに止んでしまったりとか。
経験に裏打ちされた判断能力は流石の一言です。
山は自己責任ですが、なんとなく山に入って大きな事故を起こしてしまったら、せっかくの屋久島旅行もだいなし。
なので、トレッキングに不安のある方は屋久島のトレッキングツアーに参加することをおすすめします。
トレッキングツアーはどうやって参加するの?
とはいえ、トレッキングツアーに参加するのも基本的に予約が必要。
一番簡単なのはトレッキング付きのパッケージツアーに参加すること。飛行機や宿泊と一緒にガイドツアーも予約できるので簡単です。
トレッキング付きのおすすめツアーはこの記事の最後にご紹介しています。
宮之浦岳などトレッキングツアーに参加したい場合は
ですが、宮之浦岳や黒味岳などの本格的な登山に関しては、トレッキング付きのパッケージプランが少ないです。
そんなときは、屋久島の現地のガイドツアーに直接申し込むのがおすすめ。
⬇屋久島の現地ガイドツアーのおすすめは下記の記事で紹介しています。

初心者なら旅行の手配と一緒にできるトレッキング付きツアーを利用しよう
初心者の屋久島トレッキングなら、トレッキング付きの屋久島ツアーを利用するのが簡単で便利で安心です。
旅行の予約からも、トレッキングの日の宿への送迎なども含まれているので、安心して屋久島旅行を楽しむことができます。
おすすめのトレッキング付き屋久島ツアーをピックアップしたのでチェックしてみてください。
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