屋久島のことなら屋久杉自然館へ|屋久島の豊富な歴史資料が満載【観光スポット】

江戸時代から盛んに続いてきた屋久杉の伐採と、屋久島の歴史について、豊富な展示物を使って詳しく説明されている【屋久杉自然館】。
屋久島の昔と今が映像や、実際に使っていた伐採道具などを使って、解説されている見ごたえのある資料館です。
2007年に折れてしまった縄文杉の枝を「いのちの枝」として展示するなど、屋久島の貴重な資料が見られるのもポイント。屋久島の貴重な観光スポットです。
貴重な展示物が豊富にある屋久杉自然館
屋久杉自然館はこんなところ
- 屋久杉の伐採の歴史と屋久島の文化についてたくさんの資料で知れる
- 子供楽しめる仕掛けがある
- 屋久島本も閲覧できるので、雨で登山ができない時に最適
屋久杉自然館の素晴らしさは、とにかく屋久杉に関するたくさんの資料が展示してあることです。ここに来れば、屋久杉のことや屋久杉の伐採の歴史の事がわかります。
じっくり見ようと思えば2〜3時間くらいは必要かもしれません。
縄文杉の枝「いのちのえだ」

2007年に大雪で折れてしまった縄文杉の枝です。長さ5m,重さ1.2t、枝だけで推定樹齢が約1000年といわれています。
縄文杉は近くで触れることができないのですが、ここにくれば「いのちの枝」に触れることもできるので、そういった意味でも非常に貴重なものです。
縄文杉が初めて広報された南日本新聞のいち面

いのちの枝の隣に縄文杉が初めて世に発表された南日本新聞の記事の巨大なポスターがあります。最初発表された時は縄文杉という名前はなく、「大岩杉」と名付けられていました。

屋久杉伐採の歴史について

江戸時代から続く屋久杉の伐採に関する豊富な資料が展示してあるスペースです。屋久杉の伐採は屋久島の歴史を語る上で、とても重要な出来事。屋久島の人々を支えてきた、大切な産業でもありました。
巨木を切り倒す巨大な道具たち

普段めったにお目にかかれない、実際に使われていた屋久杉伐採の道具たち。屋久杉を切るノコギリとか、巨大すぎて圧巻です。
巨大チェーンソーを試しに持ってみる

これも実際に使われていた巨大なチェーンソー。昭和に入るとチェーンソーも導入され、さらに伐採のスピードが早くなったそうです。
大人の僕でも持ち上げるのが精一杯。これを使って木を切っていたと考えると、相当な重労働だったのだと容易に想像できます
子供も楽しめる木工の展示物も

木工品に加工する職人さんが作ったもの。レバーを回すと歯車が連動します。今でも屋久島の木を使って木工品を加工する職人さんが屋久島にはいて、屋久杉の工芸品などがお土産屋さんで売られています。
貴重な映像も見ることができます

屋久島の古い映像なども常時流されていて、戦後あたりの屋久島の雰囲気がよくわかります。特に屋久杉伐採の拠点だった小杉谷集落の映像は大変貴重です。
縄文杉トレッキングの時に当時の集落跡地を歩きますので、縄文杉トレッキングの前後に見ておくと、さらに理解が深まります。
車がないっとちょっとつらい屋久杉自然館
豊富な資料が展示してあり、十分な屋久杉自然館ですが、アクセスが少し不便です。屋久島の安房地区から山の方へ車で5分ほど登ったところにあります。
バスの定期便もありますが午前と午後にそれぞれあるくらいで非常に少ないです。レンタカーがあると非常にべんりなので、できればレンタカーがあるといいですね。

あと、飲み物の自動販売機のみなので、食事ができません。周辺施設も食事ができるところがないので、食事を済ませてから行きましょう。
屋久島 屋久杉自然館の基本データ
開館時間・休館日
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 毎月第一火曜日、年末年始(12月29日~1月1日)
料金
- 大人600円
- 高校・大学生400円
- 小・中学生300円
- 20名以上は1人100円引き
場所・アクセス
〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739−343
- 安房地区から車で5分ほど。
- 安房地区より紀元杉行きバスで5分ほど(本数が少ない)。
※レンタカーの利用がおすすめです。
屋久島 屋久杉自然館はこんな人におすすめ
豊富な資料で楽しめる屋久杉自然館。縄文杉トレッキングの前後に行かれると、屋久杉の森や屋久島の歴史がわかり、とても理解が深まります。
また、縄文杉まで行くのが体力的に難しい方も、「いのちの枝」は必見です。
縄文杉は現在は近くに行けないのですが、「いのちの枝」は触ることもできるので、縄文杉に行かずとも、その片鱗にふれることができます。
屋久島の屋久杉伐採の歴史と屋久島の森とそれに関わってきた人々の暮らしに思いを馳せることができるのが、屋久杉自然館です。
屋久島を訪れた際はぜひ立ち寄ってみて下さい。