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山を安全に疲れずに歩くコツ

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整備されていない山道は思った以上に足への負担が大きい

屋久島で疲れない安全な登山の為に

登山の歩き方のポイントを少し押さえておくだけで疲れ具合や安全度が違ってきます。普段歩いているアスファルトの上と違い、足場が悪くアップダウンもあり、重たい荷物も背負っているのでバランスを取る必要もあります。様々な要因が重なりますが基本をいくつか覚えておけば大丈夫です。

屋久島の山の歩き方の基本

その1登りの歩き方

足を大きく上げすぎないというのが一番のポイントです。

登山道での段差は様々な高さがありますが、目安としては15cm〜20cm位の段差を積み重ねていくと疲れづらいといわれています。もちろん、全ての段差がその高さの範囲に収まるわけではないので、段差の高いところは大きく足を上げなければなりませんが、できるだけ大きな力(筋肉)を使わずに歩くのが疲れない歩き方の基本です。

その2下りの歩き方

基本的な歩き方は登りと同じです。やはり高い段差を使わない方が足の負担が少ないです。

下りの方が登りより心肺系への負担が小さいため楽に感じますが、事故や怪我の8割は下りで起きるとも言われています。なぜなら、一歩ごとに全体重を片足で支えなければいけないため筋肉へのダメージが大きく、膝を痛めやすくしてしまうことと、どうしても勢いがつきがちで転倒しやすくなるからです。

一歩ずつ落ちていく体の勢いを止めて歩くのが下りの基本です。勢いに任せて飛び跳ねるように下るとケガにつながりますので気を付けましょう。

白谷雲水峡 さつき吊り橋を渡った後 転倒すれば大けがに 一歩ずつ足場を確かめながら進みます

その3階段状の登山道の登り下り

おしゃべりが出来るくらいのペースでゆっくりと

屋久島の人気スポットである縄文杉へ向かう途中には木の階段があります。その他のルートにもしばしば丸太で作った階段状の登山道があります。階段状になっていると登りやすいのですが、実は思いのほか疲れやすく怪我のしやすいところなのです。

通常の山道と違うのは段差の高さが決められているということ。自分に適した高さを選べず、階段の段差も比較的高いので気がつくと足に大きな負担をかけてしまっています。階段は勢いで昇らず、場合によっては一歩ずつ両足を揃えながら、ゆっくり昇ってもいいでしょう。

階段の下りの歩き方も同様に歩幅を小さくとり、勢いが付かないようにやや後ろ体重でおりると良いでしょう。段差がある場合は一旦しゃがみこんでから足を出します。重心は後ろにのせたまま、徐々に前足へ重心を移します。何かに捕まる場合は必ず安定して動かないものかどうかを確認しましょう。簡単に折れる枝などに体重をかけたりしたら大変です。

縄文杉への手前 トロッコ道が終わった後の木の階段 かなりの急勾配です

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屋久島の登山道の安全な足場の選び方

木の根っこや、岩の上、滑りやすそうな土の上など、足を置く場所によって危険の種類は違います。それぞれの足場に合わせた適切な足場を選びましょう。

水平なところに足を置く

基本的には平らなところに足を置くということです。

傾斜が付いている根っこや木の板は滑りやすく、バランスを取るのも難しくなるのでリスクが高まります。まずは足下をよく見て平らな部分を探しましょう。

花崗岩の岩は滑りづらい

花崗岩の石積みの道は滑りづらい
屋久島の登山道は灰色の花崗岩を並べた石積みの道が至る所に見られます。

花崗岩という岩は地下にたまったマグマが噴火することなくそのままゆっくりと冷えて固まったものなので、よく見ると数ミリ程度の小さな結晶がザラザラとたくさん詰まっているのがわかります。この結晶のあつまりがザラザラとして良いストッパーになってくれるのです。

ただし、川沿いの花崗岩はよく滑ります

ところが、同じ花崗岩でも川沿いの花崗岩は水で良く磨かれているために非常に良く滑ります

一見、沢沿いでも水につかっていないから大丈夫そうに見えても、増水時に水が流れて磨かれていたり、流路が変わっているだけでかつては水が流れていたりもするので、基本的に沢の周辺部の花崗岩は気をつけた方がよいでしょう。

白谷雲水峡 沢 滑らないようゆっくり進みます

屋久島の濡れた木や根っこは最も注意するポイント!

雨の多い屋久島では土壌が流されがちになり、土の層が薄いといわれています。そのため、登山道のあちこちは根っこがむき出しになっており、雨が降ると非常に滑りやすくなります。
特に傾斜の付いている木や根っこは氷の上のようにツルツルと良く滑ります

軽い転倒でも打ち所が悪ければ大けがにつながりますので気をつけましょう。

雨に濡れるとさらに滑りやすくなる木の根 足運びは慎重に

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ペース配分で弱点をカバーする。またはガイドツアーに参加するのも一つの方法です

屋久島の縄文杉などはロングコースで有名です。ところがその半分の時間はとても平坦なトロッコ道で、その後に山道が待っています。急な斜面が苦手ならば平坦なトロッコ道であまり時間を使いすぎずないペースで歩き、登りはゆっくりと登るというのも一つの方法です。また、歩くペースがゆっくりならば休憩時間や休憩頻度も多く取らなくても大丈夫な場合もあります。上手なペース配分で自分の弱点部分をカバーするのもひとつの方法です。

ただ、自分ペース配分を知るにはやはり何度も山に登る経験が必要です。なので、初心者の方はガイドツアーにご参加されることをお勧めします。それもできればツアーのペース配分も柔軟に対応できる少人数制のツアーがおすすめです。

大人数の団体ツアーになるとどうしても人のペースに自分を合わせがちになってしまいます。もしペースが速いようでしたら積極的にツアーリーダーに申告しましょう。

まとめ

山での安全な歩き方をいくつかご紹介しましたが、どれだけ気をつけていても自分の体調が良くなかったり、疲れて集中力が欠如していたり、荷物が重すぎていたりしていたら、山の安全度は下がってしまいます。

山に入ってから注意するだけではなく、屋久島に来る前から安全の為に準備することが重要かもしれません。

安全に帰ってくるのが登山の基本です。屋久島登山を楽しいものにするためにも無理をしない安全な登山にしましょう。