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登山向きベースレイヤー(メリノウール)のおすすめをご紹介

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肌に直接触れるウェアであるベースレイヤ。肌面の水分量、温度をコントロールする重要なアイテムです。

その素材には、化学繊維やウールなどが代表的ですが、保温性と快適性に優れているといえばメリノウールを使ったシャツ。

特に寒さを感じる季節や、夏でも高山の肌寒い朝などは、体を温めてくれる長袖のウールシャツがあると、とても快適に過ごせます。

また、ウールは天然の多機能素材。湿度や温度を調節してくれたり、濡れても肌を濡らさずドライに保ち続けたりとメリットもたくさんで、アウトドアアクティビティでは無くてはならない存在です。

ということで、本記事では登山やキャンプなど、アウトドア活動のベースレイヤーに使える、「長袖のウールシャツのおすすめと選び方」について解説します。

登山向けベースレイヤーについて詳しく知りたいならこちらの記事がおすすめです。

迷ったらコレ

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自他共に認めるアウトドアアイテム好き。元屋久島の自然ガイド。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。ご予約受付中です♪

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目次

登山のベースレイヤーにウールが適している理由

登山のベースレイヤーにはメリノウールのものがよく使われます。

その理由は、

  • 濡れても肌をドライに保ち、汗冷えしにくい
  • 必要な保温性がある
  • 調温・調湿効果に優れている

と、様々なメリットがあるからです。

山で遭難したグループの中で生死を分けたのは、ウールのベースレイヤーを着ていたかどうかだったなんていう話もあるほど。

体表面の温度を守ってくれる優れた機能がウールにはあります。

ウールは速乾性は低いけど、ドライ感がある

ウールは繊維の内部に水を溜め込みやすい素材。なので、一度吸水するとなかなか乾いてくれません。つまり速乾性能が低い素材なのです。

なのに、肌をドライに保ち続けて汗冷えしにくい性質があります。

その理由はウールの表面の構造と性質。ウールの表面を顕微鏡で見ると、スケールと呼ばれる魚のウロコのような形状になっています。ウールが吸水すると、このスケールが開き「点で肌と触れる」ので、肌とウールの接地面が少なくなります。

加えて、ウールの表面は「水を弾く」性質があります。なので、水分を含んだウールでも水分がある場所はウール繊維の内部がほとんど。ウール表面に水分が少ないため、肌が濡れることを防げるのです。

水を含むけれど、肌には付着させないという特殊な特徴を持っているのがウールなのです。

ウールは保温性が高いので、薄くても暖かい

ご存知の通りウールは保温性の高い素材です。そのおかげで、薄い生地でも暖かさを確保できます。

ウール繊維は空気を溜め込みやすく、そのおかげで空気層が断熱材となり、保温力が高くなります。また、ウール自体も自らの熱を伝える力が少ないので、暖かくなったウール繊維から熱が逃げづらいのです。

また、吸湿するとウール自体の温度が上がるという発熱作用もあります。

そのため、ウールのベースレイヤーは薄くても保温力があります。着ぶくれすることを抑えてくれるので、動きを妨げにくくい効果もあります。

ウールは調温・調湿機能に優れている

ウール素材には天然の調温・調湿機能が備わっています。

アウトドア環境では、体を動かせば熱くなり、逆に止まれば寒くなるというような、温度の変化に対応する必要があります。

そんな、環境下において、ウールの持つ天然の調温・調湿機能は大変役立つ機能。温度変化を緩やかにしてくれることで、快適性が格段にアップします。

激しい温度変化は体の負担・披露にも繋がります。ウールの持つ天然の調節機能はアウトドアでのリスクの低減にも繋がります。

ウールの長袖ベースレイヤーの選び方

保温性の高さは生地の厚さで決める

ベースレイヤーの保温力は生地の厚さによって決めることができます。

メーカーによっていろいろな表記の仕方があります。「薄手」「中厚手」「厚手」などと表記されていればわかりやすいですが、生地の㎡当たりの重さで表記されることもあります。

例)

  • メリノ150→150g/㎡→薄手
  • メリノ200→200g/㎡→中厚手
  • メリノ250→250g/㎡→厚手

ウールというと寒い季節だけに使うと思われがちですが、薄手のものは夏の高山でも着用できます。

温かい時期に使うならば、薄手のもの、寒い季節なら中厚手のものを選ぶといいでしょう。

管理人

中厚手だと暑いかもという微妙なときは、薄手のものを2枚重ねするという方法もあります。
暑くなれば1枚で、寒くなれば2枚で保温性アップすれば、いろいろな温度に対応可能!

汗をかきやすい・耐久性を重視なら化繊と混紡したハイブリッドタイプを

ウールは自動で温度調整をしてくれる高機能素材ですが、乾きづらい、耐久性が低いというデメリットもあります。

ウールは繊維内部に水分を溜め込みやすく、一度保水すると化学繊維などに比べて、乾きにくくなってしまいます。

また、ウールは摩擦に弱いところがあります。リュックを背負い続けると肩の部分から生地が薄くなり、肌が透けるように和ってしまいます。

そんなウールのデメリット部分を解消するために、化学繊維と混紡したのがハイブリッドなウール素材です。

ナイロンやポリエステルなどを合わせることによって、濡れても乾きやすかったり、生地に強度が出て耐久性がアップしたりとウールの弱点を補い、よりアウトドアで使いやすい生地です。

ウールの持つ柔らかい着心地は少し損なわれますが、アウトドアで使うならこのようなハイブリッドタイプもおすすめです。

さらに温度調節を重視するならジップタイプがおすすめ

調湿・調温機能に優れ登山にもってこいのウールですが、ハイクアップ時の体温を積極的に排出するなら、胸元が開けられるジッパータイプも選択肢になります。

ウールはやはり保温性の高い素材。肌着として着るならば、行動中に暑くてもなかなか脱ぐことができません。その点、ジッパータイプなら首元を開けることで、外気を取り込み、熱気を排出することができます。

幅広いシーズンや高山から低山などで使うなら、温度調節が楽なジッパータイプがおすすめです。

ウールの長袖ベースレイヤーのおすすめ一覧

それでは長袖タイプのウールのベースレイヤーをご紹介。

アイスブレーカー 150 ゾーン ロングスリーブ

  • ウール83% 、ナイロン12%、ポリウレタン5%、薄手タイプ
  • 背面・脇下にメッシュのベンチレーション
  • 袖口はサムホール付きでめくれ上がらない

ウールにナイロンを加え、耐久性を高くしたモデル。薄手タイプなことに加え、背面や脇下にメッシュウールを使用することで、通気性がアップし活動量の多い運動に適しています。夏山や寒い季節のスピードハイクなどにおすすめです。

こんな人におすすめ

メッシュウールを使用することで通気性を確保しているので、汗をたくさんかく人や、負荷の高い活動をする人におすすめです。

アイスブレーカー 200 オアシス ロングスリーブ

  • ウール100%、中厚手タイプ
  • 脇下ガゼットで動きやすい
  • ジップタイプは温度調整ができる

寒い季節に汎用性の高い中厚手のタイプ。高品質なメリノウールを100%使っているので、保温力も高く着心地も抜群です。秋〜春にかけて使えるので、一枚持っているととても重宝します。より体温調整が必要ならばジッパータイプをあるので、そちらを選択するのがおすすめです。

こんな人におすすめ

首元ジッパータイプは温度調整の幅が広く、アクティブな活動をする人にもおすすめ。

クルーネック

ジップネック