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屋久島への行き方はいろいろあるものの、「鹿児島」から「屋久島」へ船で行くなら、フェリー屋久島2や高速船トッピーがメインの手段。
時間の制限はあるものの、ゆったりとした船の移動は、島旅の醍醐味を味わえてます。
だけど、「鹿児島から屋久島に船で行くにはどうしたらいいの?」と、分からないこともたくさん。
ということで、本記事では屋久島へアクセスしている「高速船トッピー」や「フェリー」をについて解説しています。
料金や時刻表とあわせて、屋久島の船の旅にお役立てください。
⬇鹿児島発 屋久島への行き方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事が参考になります
2003年に屋久島へ移住し、17年間屋久島でエコツアーガイド業に従事。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。好きな屋久島の観光スポットは白谷雲水峡・縄文杉。日本エコツーリズム協会会員
船を使って鹿児島から屋久島に行く方法は「高速船」と「フェリー2種類」の3つあります。
本記事では観光に使いやすい
の2つの航路について解説します。
一日数便、鹿児島と屋久島を結ぶ高速船トッピーの料金と時刻はこちらから。
種類 | 料金(大人) |
---|---|
片道 | 通常料金:¥12,200 |
往復 | 通常料金:¥22,300 14日前割引:¥17,100 |
《鹿児島発》→屋久島 |
---|
07:30→10:30 (種子島経由)宮之浦行き |
07:45→09:45 (指宿経由)宮之浦行き |
10:00→12:40 (種子島経由)安房行き |
13:00→15:30 (種子島経由)宮之浦行き |
13:20→15:10 宮之浦行き |
15:45→18:15 (種子島経由)宮之浦行き |
《屋久島発》→鹿児島 |
---|
07:00→09:35 安房発(種子島経由) |
10:00→12:45 宮之浦発(種子島経由) |
10:45→12:35 宮之浦発 |
13:00→15:35 安房発(種子島経由) |
15:45→18:30 宮之浦発(種子島経由) |
15:45→18:30 宮之浦発(種子島経由) |
16:00→18:00 宮之浦発(指宿経由) |
《鹿児島発》→屋久島 |
---|
07:30→10:30 (種子島経由)宮之浦行き |
07:45→09:45 (指宿経由)宮之浦行き |
10:00→12:40 (種子島経由)安房行き |
13:00→15:30 (種子島経由)宮之浦行き |
13:20→15:10 宮之浦行き |
16:00→18:30 (種子島経由)宮之浦行き |
《屋久島発》→鹿児島 |
---|
07:00→09:35 安房発(種子島経由) |
10:00→12:45 宮之浦発(種子島経由) |
10:45→12:35 宮之浦発 |
13:00→15:35 安房発(種子島経由) |
15:45→18:30 宮之浦発(種子島経由) |
16:00→18:55 宮之浦発(種子島経由) |
16:30→18:30 宮之浦発(指宿経由) |
1日1便のみ、鹿児島と屋久島を結ぶフェリー屋久島2の料金と時刻はこちら。
種類 | 料金(大人) |
---|---|
片道 | ¥5,600 |
往復 | ¥10,700 |
《鹿児島発》→屋久島 |
---|
08:30→12:30 |
《屋久島発》→鹿児島 |
---|
13:30→17:40 |
1日数便ある高速船トッピー&ロケットは鹿児島と屋久島をつなぐ重要な航路です。
トッピー&ロケットと名前が2つになっていますが、どちらも同じ型の高速船。しかし、それぞれ運営会社が違います。
かつてはライバル同士だった2つの会社で、船の運賃の値下げ合戦が繰り広げられていました。
ところが、ある時から両者の共同運行という形で「トッピー&ロケット」として、現在のような運行形態に。
「トッピー」とは種子島方言でトビウオの事。「ロケット」は種子島にJAXAのロケット発射台があることから船の名前に付けられました。
大人 | こども | |
---|---|---|
片 道 | 12,200円 | 6,100円 |
往復割引 | 22,300円 | 11,150円 |
料金や所要時間については以下の通り
所要時間 | 1時間55分〜2時間45分 (航路により変動) |
公式ページ | ⇒高速船トッピー・ロケットのホームページ |
運行状況については以下のページで確認できます。
当日、直接窓口でもチケットを購入できますが、団体さんがいたりすると満席になることもあります。
事前に予約をしておくのが安心です。
乗船の4日前までならインターネット予約が可能。
直前なら電話で予約しておきましょう。その際に予約番号が伝えられるので、メモを用意しておくとあわせて無くて済みます。
乗る船によって「トッピー」と書いてあったり、「ロケット」と書いてあったりとちょっと紛らわしいですが、値段も同じなので、どちらでも一緒だと思ってください。
船のタイプはジェットフォイルと呼ばれ、海水を強い勢いで吹き出し、海面を浮くように走る特別な機構で走行します。
時速80km以上というスピードで走り、波に強く揺れが少ないという特徴を持っています。
鹿児島から屋久島までのトッピー&ロケットの航行時間はおおむね2時間〜3時間程度です。時間に開きがある理由は
の2つに分かれているからです。どちらのルートを通るかは時間によって決められていますので、乗船券の予約の際は注意しましょう。
また、出港時間の30分前までには乗船場に到着しておきましょう。チケットの引換えや乗船手続きなどの時間が必要です。
鹿児島の発着場は繁華街である天文館から、歩いて10分ほどなので歩いていける距離です。
鹿児島中央駅からは少し遠く、25分ほどかかります。タクシーならだいたいワンメーターです。鹿児島中央駅からならタクシーが便利です。
高速船乗り場の隣には商業施設のドルフィンポートがあり、鹿児島の美味しい飲食店が揃っています。
残念ながらドルフィンポートは2020年に閉鎖してしまいました。お食事などは港に行く前に天文館や鹿児島中央駅などで済ませてしまいましょう。
高速船の待合所はこんな感じで椅子が用意されています。
待合所にはラーメン屋さんがあります。ここでも食事ができますね。出航時刻の10分前頃から乗船のアナウンスがありますので、お手洗いなどは早めに済ませて置くといいですよ。
高速船のトッピー&ロケットに乗る場合は、チケット売り場で乗車券を購入します。チケットの購入は30分前までには済ませておきましょう。
できれば公式ホームページなどから事前予約をしておいたほうが良いです。予約番号や名前などを伝え、座席が指定された乗車券を受け取ります。
船内の座席は窓際と中央と選ぶことができます。また、2階建て仕様なので、1階か2階かを選ぶこともできます。スーツケースなど大きな荷物を置ける場所は1階に限られているので、1階に座席を指定すると乗り降りの際にもスムーズです。
座席にはシートベルトが備え付けられています。基本的に航行中はシートベルトを締めます。かつてはそれほど厳しくはなかったのですが、いちど海上の浮遊物にぶつかって事故を起こしたこともありました。それ以来シートベルトには厳しくなったので、飛行機のように着座中はベルトを締めます。
屋久島までの移動中には鹿児島の景勝地が見えます。桜島を始め開聞岳や本土最南端の佐多岬などです。種子島を経由しなければ2時間程度、種子島を経由する便なら3時間ほど船に乗れば屋久島に到着です。
屋久島には高速船が到着する港が宮之浦港と安房港の2つに分かれています。運行する船により出発・到着する港が変わりますので、ご自分の利用する船がどちらの港なのかは確認しておく必要があります。
屋久島で一番賑やかな街が「宮之浦」。高速船もこの宮之浦地区に到着する便数が多いです。
宮之浦地区から車で30分離れた安房港。鹿児島からの昼便の1本と最終便はこの安房港に到着します。
また、屋久島の始発便と昼の一本はこの安房港からの出発。宮之浦地区から車で30分かかるので、翌日に縄文杉トレッキングなどが控えている方なら安房着の高速船の方が便利でしょう。
海がしけると、安房の港に船が発着できなくなるために、高速船が予定を変えて宮之浦港に変更になることがあります。船に乗る数時間前にホームページなどでチェックするようにしましょう。
さて、屋久島旅行で高速船トッピー・ロケットを利用するケースはどんなときでしょうか?
船のほうが飛行機より安そうなイメージがありますが、
鹿児島空港から屋久島に向かう場合の飛行機との違いを試算しました。
高速船 | 飛行機 | |
鹿児島〜屋久島 往復 | 21,100円 | 31,000円 |
空港〜港 バス料金 往復 | 2,600円 | |
合計 | 23,700円 | 31,000円 |
結論としては
直前の予約なら高速船がやや割安となりました。
ですが、必要な所要時間は高速船のほうが多いため、速く屋久島に到着したいなら飛行機のほうがコスパがいいです。
また、早割を利用できるならば、飛行機のほうが安くなるケースが多いです。
もし、早めの予約が可能で、移動時間を短縮するなら飛行機がおすすめ。宿とセットになったパッケージツアーがお得になりやすくでいいですよ。
屋久島のおすすめの飛行機のツアーについて
続いて、鹿児島から屋久島へ高速船よりもゆっくりで、1日1便のみ運行する「フェリー屋久島2」のご紹介です。
鹿児島から出港するフェリー屋久島2は、屋久島の人々にとって車や物資を運ぶ生活に欠かせないフェリー。まさに屋久島と鹿児島を結ぶライフラインとなる重要な航路です。
フェリー屋久島2の料金は大人・子供・学生と区分ごとに違います。
また往復で利用すると割引料金が適用されます。
鹿児島港を出発するのは朝8:30と早い時間。
なのでフェリー屋久島2に乗船するためには前日に鹿児島で1泊するか、夜行バスで早朝に鹿児島に到着する必要があります。
そして、鹿児島から屋久島までフェリー屋久島2で4時間ほどで到着します。屋久島では1時間ほどの停泊の後に、再び13:30頃に屋久島を出発し鹿児島に戻ります。
便数 | 1日1便 |
所要時間 | 約4時間(条件により大幅な遅れあり) |
往路 | 鹿児島(8:30発)〜屋久島(12:30着) |
復路 | 屋久島(13:30発)〜鹿児島(17:40着) |
公式ページ | ⇨フェリー屋久島2公式ホームページ |
鹿児島から屋久島に向けて出港する際の乗船場所は、鹿児島の天文館から10分ほどの鹿児島港から。天文館からも歩いて15分ほどの距離です。鹿児島中央駅からは少し遠いので、タクシー利用がいいでしょう。
朝8:30の出港ですが、30分前までには乗船手続きを済ませておくと安心です。
前述した高速船トッピー&ロケット乗り場の近くですが、さらにその先の乗り場なので間違わないでください。
乗船券は自動販売機式で買うこともできます。機械の隣に乗船申込書が置いてありますので、氏名・住所・連絡先などを記入しましょう。
乗船申込書は機械の脇にある箱へ投函。
乗船券はフェリー屋久島2に乗り込む際に、船上のスタッフの方に渡します。
フェリー屋久島2の船は大きく、高速船トッピー&ロケットとは違い甲板に出ることもできます。天気が良ければ、青い錦江湾と桜島を眺めながら、そして時にはフェリーの音に驚いたトビウオが水面ギリギリを飛ぶのを眺めながら、快適な船の旅を楽しむ事が出来ます。
ありがたいことに、船内にはシャワーや自販機・ゲームコーナー・キッズスペース・漫画本等の貸し出しがあり、長い船の時間を飽きさせないような工夫があります。
旅の疲れを取るなら、雑魚寝もできますし、追加料金で個室を利用することもできます。
館内には小さな売店もありますが、こちらも開店時間が限られています。そこではスナック菓子や鹿児島のお土産なども販売されているので、屋久島から帰る際のお土産の買い忘れにも対応できます。その他、自動販売機があり飲み物などはいつでも購入できます。
また船内には名物のうどんコーナーがあり。決められた時間限定ですが、おいしいうどんを食べることができます。なぜかこのフェリー屋久島2のうどんが美味しくて、筆者も必ず食べるようにしています。是非食べてみて下さい。
うどんを食べたり、寝転んだり、甲板でビールを飲んだり。そんなことをしていると徐々に屋久島が近づいてきます。
屋久島の到着港は宮之浦港です。到着後は速やかに下船できるように荷物をまとめておきましょう。
フェリーについてのもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考になります⬇
フェリー屋久島2はマイカーを乗せることもできます。これなら、自分の車で屋久島まで行くことができますし、レンタカーを借りなくとも屋久島を楽しむことができます。
長い休暇での旅行ならばマイカーをフェリーに乗せて屋久島に行くのも一つの方法です。
車をフェリーに乗せるのが初めてという方は、「車で屋久島|フェリー屋久島2でマイカー利用で屋久島に行く」の記事で方法を紹介していますので、参考にしてみてください。