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屋久島は雨の多い島です。しかも、一度に降る雨の強さはまるで熱帯のスコールのようです。
屋久島には九州最高峰でもある宮之浦岳(標高1936m)という高い山がそびえており、その山肌を暖かい海からの湿った空気が駆け上がることで、山の上で冷やされ、雲となり雨を降らせるのですが、1時間に100mクラスの雨が降ることもあります。
そんな屋久島で登山をするならば、荷物の防水はしっかりとする必要があります。そこで今回は屋久島のスコールのような雨にも負けない防水方法をまとめてみました。
2003年に屋久島へ移住し、17年間屋久島でエコツアーガイド業に従事。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。好きな屋久島の観光スポットは白谷雲水峡・縄文杉。
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まずはリュックの防水方法と、中身の対策をご案内します。
まず、覚えていただきたいのは基本的には1重の防水処理では不完全です。
具体的には
というだけでは屋久島の雨は防げません。本当に濡れて困る財布や着替えなどは、
リュック内部に大きいビニール袋(2重)を入れ、それぞれの荷物をジップロックに詰めて(3重)パッキングするくらい厳重にしたほうがいいです。
多少濡れてもかまわず、行動中によく出し入れするものなどはそこまでする必要はありませんが、濡れて困るものは3重の防水処理が必要です。
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リュックが防水仕様でない場合はリュックカバーを準備しましょう。
屋久島のガイドさんは晴れの日でも最初からリュックカバーを付けっぱなし。それだけ天候が変わりやすく雨が多い、そしてリュックカバーが有効ということです。
風で飛ばされないように、しっかりとひもでくくりつけられるものが良いでしょう。装着の際、上下が逆になったり、付け方が間違ったりすると効果が半減しますので、本番前にリュックに括り付けてみて練習しておきましょう。
リュックのサイズに合ったものをご用意下さい。手持ちのリュックをリュックカバーをつけるなら、サイズ調整できるモンベルはおすすめ
防水リュックを準備するか、リュックカバーで防水をした上で、さらに中身はそのままリュックに荷物をしまうのではなく、必ず小分けにし、それぞれをビニール袋に入れてからしまいます。
絶対に濡らしたくない、スマホやカメラなどをリュックにしまう時は、手ぬぐいやタオルに包んでからジップロックにしまいます。
また注意すべきは、いくら外の防水をしても、リュック内部に雨が入り込む場合があります。防水リュックなどは水が浸入すると排出しづらくなるので、リュックの奥底に水がたまり易くなり、リュック内部で水没することがあります。
リュック内部のポジションも考え、電子機器類はリュックの上の方にしまいましょう。
雨を防ぐアイテムは色々ありますが、やはりビニール合羽よりもゴアテックス製などの登山用のレインウェアのほうが快適で安全性が高いです。
運動時は体から大量の蒸気が出てきて衣類の内部にこもります。ビニール合羽などの透湿性のない素材だと、あっというまに汗で体がびしょ濡れになります。
ゴアテックス等の防水透湿性素材が使われている生地ならば蒸気だけを外に逃がし、外部からの雨は侵入させないという魔法のような効果が期待できます。
また、ゴアテックス製レインウェアは雨が降っている時だけではなく、寒い時の保温にも効果的です。
雨を侵入させないフィルムが内蔵されているレインウェアの生地は、風をシャットアウトするシールドの役割も担ってくれます。
注意したいのは、ポケットの内側などは、防水になってないことが多く、うっかり濡れたものをポケットにしまってしまって、ポケット内部分から中が濡れてしまうということがあります。
いずれにしても、屋久島で登山をするのであれば、雨に濡れることを想定して身に付けるものを選びましょう。
【関連】2021登山レインウェアのおすすめと選び方|ゴアテックスじゃなきゃダメ?
登山靴も防水機能のあるものが出ています。
屋久島は雨が降れば、すぐにあちこちに小さな滝ができ、場所によっては、水たまりの中を歩いているようになってしまいます。また、雨に濡れれば木の根や木道などは、さらに滑りやすくなりますので、滑りにくい登山靴を選びましょう。
いかがでしたでしょうか?屋久島は「月のうち35日は雨」と表現されるよう な島です。
雨に濡れるのを憂鬱に思う方も多いと思いますが、実際は雨に降られながらの登山は、普段雨に濡れながら歩くということをしない私たちには新鮮で楽しい体験になるのではないでしょうか。
ですがそれは万全の準備をしてからこそになります。決して濡らしてはいけない物まで濡れては、せっかくの楽しい思い出が台無しになってしまいます。
屋久島登山をするときは、必ず防水をしっかりしましょう。
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