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縄文杉トレッキングの定番ルート荒川登山口往復コースを解説

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縄文杉の前で記念撮影 疲れも吹き飛びます

日帰り縄文杉トレッキングルートについて地図と写真を交えて見所やポイントを解説。少し長い記事になりますが、縄文杉トレッキングの概要が事前にイメージしておくと、

「こんなに大変だと思わなかった〜。」という事も無くなります。

日帰り縄文杉トレッキングは体力も必要ですが、折れない心も必要です!事前の準備をしっかりして、楽しく安全に縄文杉に登りましょう。

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縄文杉トレッキング 合計所要時間とコースの基本スペックを確認

まずは、人気の縄文杉トレッキングの時間や行き方などの基本的なスペックを確認しておきましょう。

縄文杉トレッキングの時間

行程時間
登山口までバスで1〜2時間
往路歩行時間約5時間
復路歩行時間約5時間
合計所要時間約12時間〜

日帰り縄文杉の登山口である「荒川登山口」まで、麓の町から最低でも1時間ほどかかります。さらに歩行時間が往復10時間というのが標準的なタイム。休憩時間や登山口までの往復のバスの待ち時間などを考えると実はこれよりも時間がかかるかもしれません。

なので、登山の日はみんな早起きです。朝3時〜4時ころに起床することになります。できれば荒川登山口に近い「安房地区」にお宿を取りたいですね。

縄文杉までの道のり トレッキング前半はトロッコ道、後半は山道

縄文杉までは荒川登山口から推定歩行距離22km以上、高低差700m、あのスカイツリーより高いところまで登って、その日のうちに帰ってきます。日帰りで行くにしては相当の体力を要するコースです。

地図を見るとはじめのトロッコ道はなだらか、その後の山道から急勾配になるのが分かります。

縄文杉コース 横断断面図片道11km 高低差700m

「トロッコ道はなだらかだから楽勝じゃん」と思いきや、実はトロッコ道をいかに疲れずに攻略するかがこのコースの鍵です。

別ルートで白谷雲水峡からも道はつながっていますが、こちらはさらに大変なルートなのであまりおすすめはできません。できれば荒川登山口から登りましょう。

縄文杉トレッキングコース解説 荒川登山口〜楠川別れ

荒川登山口からトロッコ道の終点までの道のりはとても長いので、2つに分割してご紹介します。

まずはトロッコ道がメインの荒川登山口から楠川別れまでです。時間にしたら1時間30分程度。トロッコ道が歩きやすいので距離に換算すると思ったより長距離を歩きます。

スタートは荒川登山口から

屋久杉自然館バス乗り換え所。まだ暗いうちに出発です
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縄文杉トレッキングスタート地点 荒川登山口 右側建物はトイレ

スタートの荒川登山口まで行くのも遠いです。午前5時ごろから安房の屋久杉自然館から専用のシャトルバスに乗って、35分間ドライブし荒川登山口に到着します。

混雑時はバスに乗るのに30分以上待たなければならないことも。そのため、バス停に近い安房地区に宿泊&早めの起床がポイントになります。

シャトルバス内は飲食禁止なので、朝食はバスに乗る前や登山口に到着したときに済ませてしまいましょう。(その時間も考慮しておきましょう)

トロッコ道からスタート、露出した花崗岩の岩が目印

運が良ければトロッコが運行しているかも
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露出した花崗岩

スタートからトロッコ道がいきなり始まります。近くにはトロッコの格納庫があり、運が良ければ稼働するトロッコが見られることも。

スタートして暫く歩くと、露出した屋久島花崗岩の岩肌が見えてきます。屋久島は地下から花崗岩が隆起してできた島。その一部が顕になっているのです。

スタートしてすぐは楽しいトロッコ道ですが、帰りはさすがに疲れてきます。この岩肌が見えてきたら出口はもうスグの合図ですのでぜひ覚えておいて下さい。

トロッコ道沿いは伐採跡地 春は桜が綺麗です

木漏れ日がさすことも
春はヤマザクラが楽しめます

トロッコ道沿いの森はまだまだ若い森です。というのも、屋久杉の森は江戸時代から明治、大正、昭和と伐採され続け、伐採が終わってからまだ5〜60年くらいなので、森がまだまだ成熟していないのです。

そのため、森の木の間隔が密になっておらず、陽の光が差し込むときれいな木漏れ日が見られます。

そんな若い森にたくさん生えるのがヤマザクラたち。トロッコ道沿いはこのヤマザクラの木の宝庫なのです。4月にはきれいに咲いた桜の花がトロッコ道を彩ります。春のおすすめの風景です。

スリル満点。高い橋が連続します。

手すりがついていてもスリルあり
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手すりがついていない橋も

単調な道が続くかと思いきや、スリル満点の高い橋を何箇所か渡らなければなりません。手すりがついているものもありますが、何故か手すりのない橋もあります。くれぐれも注意して渡りましょう

高所恐怖症でも慌てずゆっくり、いつもどおり歩けば大丈夫です!

小杉谷集落跡地はヤクスギ伐採が盛んだった頃の面影が残る

小杉谷小学校跡地の校門
近くに貴重な屋根付きの休憩舎

スタートから40〜50分ほどで小杉谷集落跡地に到着。

ここはかつて人が住んでいた集落の跡地。小杉谷は大正から昭和45年まで、主に山仕事に従事する人々とその家族が住んでいた山の中の集落でした。当時は商店、銭湯、郵便局などもあり、こんな山の中なのに町として機能がしっかりとあった場所です。

ここにはこのコースでは貴重な「屋根」がある休憩舎があります。雨の日はたいへん助かる存在です。しばし休憩をしていきましょう。

安房川の美しさは必見です

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安房川のほとりで休憩タイム

集落跡を過ぎる途中、今度は左手にきれいな川が見えてきます。

天気がよければ行きか帰りに立ち寄って休憩しましょう。屋久島の川は透明度が高くとても美しいです。

ちなみに人が放流したヤマメが泳いでいることがあります。

楠川分かれは白谷雲水峡の分岐点

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楠川分かれ

集落跡地がが終わりしばらく行くと、白谷雲水峡へ分岐できる楠川別れが出てきます。ここまでスタートから約1時間30分です。

この先に一つ目のバイオトイレがあるので、お手洗いが必要な方は寄っておきましょう。

縄文杉トレッキングコース解説 トロッコ道後半〜大株歩道へ

楠川分かれからもまだ1時間はトロッコ道ですが、すこし傾斜もつき始めます。思っている以上に足に疲労がたまりますので、オーバーペースに気をつけて歩いていきましょう。

線路はまだまだ続きます

音をたててトロッコが走ることも
トロッコ道ではヤクシカが見られることも

とにかく、ひたすらトロッコ道が続きます。正直、景色があまり変わらず少し退屈する時もありますが、普段はあまり見られない現役のトロッコが走ってきたり、ヤクシカの親子がのんびりと歩いていたりすることもあります。

疲れてきたら、気合を入れ直して元気に歩いていきましょう。

バイオトイレは2箇所

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楠川別れ近くのトイレ
トロッコ道終点のトイレ

縄文杉トレッキングコースにはバイオトイレが2カ所設置されています。

まずはトロッコ道途中のバイオトイレです。おがぐずと菌の力で屎尿を分解してくれるすごいトイレ。室内にはボタンがあるので使用後はポチッと押して下さい。

そして長いトロッコ道の終点にもバイオトイレがあります。この後、縄文杉を見てまたココへ帰ってくるまで4時間ほどはトイレ設備はありませんので、必ずお手洗いを済ませておきましょう。

大株歩道入り口から本格的な登山道へ

傾斜がきつくなってきます

ここから登山道が始まります。そして縄文杉までは2時間30分ほど。登山道はいきなり急階段で始まりますのでペースを上げすぎずにゆっくりと登りましょう。息が切れないペースが長続きするコツです。

ルートには時々番号札がついていて、縄文杉がちょうど50番だそうです。現在位置の目安にしながら登っていきましょう。

ウィルソン株の森

ウィルソン株 中に入ってハートを見つけてみましょう
中に入って右側から写真を取るとハートに見える

中に人が入れるほどの大きな屋久杉の切り株。中から見上げた時、空いている穴の形がハートに見えるということで人気のスポットです。

ウィルソン株だけではなくその周りの森にも目を向けてみてください。立派な屋久杉が立ち並ぶ森が広がっています。

いよいよ縄文杉が待つ森へまずは大王杉

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屋久島を代表する巨木 大王杉

いくつかの急登を登っていくと、立派なヤクスギたちが次々と出てきます。この大王杉も名前に負けないほどの大迫力。縄文杉と並ぶ屋久島を代表するヤクスギです。

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屋久島世界遺産エリアの森 名もなき巨木も

そしてこの大王杉あたりから森の雰囲気が変わり、巨木が多くなってきます。夫婦杉など名前の付いた木もありますが、名もなき巨木も増えてきます。

いよいよ縄文杉に到着。長い道のりを歩いてこそ見られる巨木

縄文杉
縄文杉 壮大さは写真では伝わりません!

あるき始めから5時間弱、朝の起床から考えると1日にがかありでやっと縄文杉に到着です。お疲れ様でした。しばしの時間ですが縄文杉をじっくりと堪能して下さい。

帰りの事も忘れないで!縄文杉はまだコースの半分です

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来た道を戻ります

縄文杉に到着したらそれで終わりではありません。そこはまだ半分の地点でここから折り返し下山がスタートします

けれど一度歩いた道なので、意外と早く感じるかもしれません。行きに見そびれたものを見ながら山道を下り、トロッコ道到着までに80分かかります。

帰りのトロッコ道は、すべて下り傾斜なので、予想外にスピードが出ます。「18時までに下山バスに乗る」というタイムリミットを考慮に入れて怪我のないよう進みましょう。

これまでの11kmの登りで疲れた体に、復路の下山も11km。このダメージの追い討ちはけっこう大変です。

18時に間に合うペースで歩けなければ、のんびりタクシーで帰る方法もあります。(タクシーは荒川登山口から携帯で呼べるよう看板があります。)

登山口までのアクセスとお弁当について

安房地区の屋久杉自然館から荒川登山口までは3月〜11月までマイカー規制がされており、シャトルバスかタクシーでのみ入山が可能です。

縄文杉トレッキングはお昼のお弁当はもちろんですが、朝が早いため朝弁当が必要な方も。 必ず前日にお弁当屋さんに予約して手配します。
弁当の値段は400円~700円、惣菜パンやお菓子で済ませる人も。屋久島に24時間開いているコンビニはありませんので、必ず前日までに準備しましょう。

<早朝登山弁当のお店>

  • あさひ弁当(安房)0997-46-3790
  • 島むすび(宮之浦)0997-42-0770

以下の記事でもアクセス方法とお弁当について解説しています。

比較的トイレは豊富。お守りとして携帯トイレもあるといい

トイレについては、屋久島の登山道の中では縄文杉ルートが最も整備されています。荒川登山口からのトロッコ道沿いには時間にして1時間〜1時間30分おきにトイレがあります。

その後の登山道に入ってしまうと、またトロッコ道に戻ってくるまで4〜5時間基本的にはトイレはありません(縄文杉から奥10分の高塚小屋にはありますが、時間のロスが生じます)。

行けるところで必ず行っておきましょう。また、これらのトイレは皆様の募金していただく山岳保全募金によって、維持管理を行っています。

スマホの電波状況

携帯電波状況は、荒川登山口周辺で4G基地が完成し、ドコモ・auともにスタート直後は通話可能です。しかし登山口周辺以外は、大王杉付近までは不通区域、その後は通話域と不通域が交互に出てきます。

バッテリー節約のためには初めから機内モードにして、Wi-Fiもoffにしましょう。またスマホの防水対策はジップロックに入れるなどして、強い雨と湿度に気をつけましょう。

まとめ とにかく長い縄文杉コース。体調管理は万全にして行きましょう

いかがでしたでしょうか?日帰り縄文杉トレッキングの定番の登山口である、荒川登山口往復ルートについて解説いたしました。とにかくトロッコ道がとても長く、相当な体力が必要ということは何度も繰り返し言わせていただきます!

縄文杉は決して「気軽に」行ける場所ではないので、体力・精神力ともに万全の準備が必要です。寝不足や二日酔いだと多分途中で心が折れます。

また、ペース配分が心配だとか、色々解説を聞きながら登りたいと言うのであればガイドツアーもおすすめです。当店でもレンタル無料サービスやお一人から参加可能なツアーを開催しています。

縄文杉登山は大変ですが、それだけに達成したときの感動は大きいものです。しっかりとした準備で安全に楽しい縄文杉トレッキングを!

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