屋久島トレッキングの成功の鍵!日帰り登山に必要な装備・持ち物
「屋久島の縄文杉や白谷雲水峡にトレッキングをしてみたいけど、登山初心者だからどんな道具が必要かわからない」
屋久島でトレッキングデビューという方も良くいらっしゃいます。そんな登山初心者さんにとって、登山にはどんな道具が必要になるのか全く未知の世界。
安心安全な登山のためには、やはり登山装備が重要となってきます。日帰り登山リュック、レインウェア、登山用ヘッドライト、トレッキングシューズなどの必需品について紹介します。
参考:縄文杉トレッキングについての完全ガイドはこちらの記事が参考になります
屋久島の日帰り登山でもちゃんとした装備が必要な理由
縄文杉コースは往復10時間
白谷雲水峡の太鼓岩も往復4〜5時間
日帰り登山とはいえ、屋久島のトレッキングコースは本格的。
そして快適に屋久島の自然を楽しむためには、しっかりとした装備が必要になります。
しかも、多くの登山道は携帯電話などはつながりません。何事かあってもすぐに助けは呼べない環境で、無防備に入り込むと事故や道迷いなどのリスクもあります。
そんな場所だからこそ、人の影響が少なく素晴らしい自然が残っているのですが、装備や経験が少ないとせっかくの自然も楽しめなくなります。
屋久島の自然を楽しむためにもしっかりとした装備を準備しましょう。
屋久島の日帰り登山に必須な装備一覧
持ち物一覧表
代表的な持ち物は以下の通り。
持ち物 | コメント | 重要度 |
---|---|---|
日帰りリュック | 30リットル前後が使いやすいです | 重要 |
登山用レインウェア | 防水透湿性素材で上下セパレートのもの | 重要 |
トレッキングシューズ | 防水仕様で滑りにくいもの | 重要 |
登山用ソックス | 中厚手のもの | 重要 |
水筒 | 沢水が飲めます!ペットボトル・保温ボトルでも可 | 重要 |
登山用ヘッドライト | 絶対必要! | 重要 |
ファーストエイド | 絶対必要!痛み止めも | 重要 |
帽子 | 頭の保護に | 重要 |
行動食・弁当・非常食 | お気に入りのおやつをたくさん | 重要 |
防水バッグ・ジップロック | 貴重品やデジタル機器は必ず袋に入れて | 重要 |
折りたたみ傘 | 軽いものがあると便利 | あると便利 |
トレッキングストック | イザというときのサポートに | あると便利 |
サポートタイツ | 歩行の助けに | あると便利 |
アミノ酸系サプリ | 疲労回復に | あると便利 |
手ぬぐい | 日本手拭でもOK | あると便利 |
ゲイター・スパッツ | 泥除け・雨の侵入防止に | あると便利 |
トレッキンググローブ | 手の保護に・寒さ対策に | あると便利 |
ザックカバー | 屋久島の雨に負けないように | あると便利 |
それぞれのアイテムを順に詳しく解説します。
リュック
日帰り登山なら20〜30L前後あればよいでしょう。腰の部分にベルトがあり、肩と腰で重さを支えることができるものだと肩が痛くなりにくくおすすめです。
屋久島は雨が多いので、防水製リュックでなければリュックカバーを利用し、更にリュックの中でもビニール袋に入れて防水します。
レインジャケット
登山には命を守る道具として重要視されているのがレインウェアです。「数百円で買えるビニールカッパじゃだめなの?」と思われるかもしれませんが、屋久島の雨は、太刀打ちできません。
登山用として売られているものはゴアテックス等の防水透湿性素材を使用しています。運動時でも体から発する蒸気を多少なりとも外に逃がしてくれます。
レインジャケットは雨のときだけでなく、風邪を防いだり、防寒の効果もあります。晴れでも必ず持っていきましょう。
レインパンツ
登山用レインウェアを着用していても、多少はシャツが濡れてきます。過信は禁物ですので、シャツの着替えも持っていきましょう。
トレッキングシューズ
登山はトレッキングシューズで疲労度や安全度や快適性が代わります。
また、買ったばかりの靴は生地が硬く、長時間履いていると足に痛みが出る場合もあります。初めての登山靴ならば何度か試し履きをして生地を柔らかくしてから本番に臨みましょう。
屋久島の登山の場合は、登山道が雨で濡れていることが多いため、滑りづらい登山靴を選ぶのものポイントの一つです。
登山用ソックス
そして、靴下も登山にとっては重要なアイテム。汗や雨で濡れる可能性が高いので、ムレずらいウール混のものを選びましょう。
さらに、クッション性のある厚めのものは、靴の中のあたりを和らげてくれます。
ペットボトル・水筒
屋久島は美味しい沢水がコースの途中に沢山あります。
おいしい水を汲み足しながら、歩けるのが何ともありがたい屋久島の登山。是非、水筒やペットボトルを用意して汲んでいきましょう。
また、沢水はあちこちに流れていますので、500ml位のボトルで十分です。コンパクトなボトルならリュックのポケットから取り出して、簡単に水を汲むことができます。
寒い季節なら保温ボトルもおすすめです。
ヘッドライト
登山は必ず予定通りに下山できるとは限りません。
場合によっては日が落ちてしまうこともあります。特に森が深い屋久島では夕暮れになると森の中は暗くなるのも早いのです。
そんな時でもヘッドライト一つあるだけで、安心感が全然違ってきます。慌てない登山の為にもひとつリュックに忍ばせておいて下さい。
帽子
屋久島は本土に比べ緯度が下がるので日差しが強いところです。縄文杉トレッキングに関わらず、帽子は必需品。
登山中は頭の保護にもなりますし、レインウェアのフードの下に被れば、視界の確保にも繋がります。
折りたたみ傘
雨の多い屋久島では必須のアイテムの一つです。雨の中での荷物の出し入れやお弁当を食べるときなどに重宝します。
また、屋久島の縄文杉ルートはほとんど屋根がありませんので、休憩時は傘が威力を発揮します。
昼食弁当
忘れてはいけないのが昼食のお弁当。屋久島にはコンビニがありませんので、前日の夕方に登山弁当店へ予約が必要です。お宿によっては昼食の注文を引き受けてくれるところもありますので相談してみて下さい。
またはご自分で前日にスーパーやパン屋さんなどで、調達しておくのも一つの手です。朝早くの出発なので、朝食とセットになったお弁当などもありますよ。
行動食・おやつ
往復10時間の縄文杉トレッキングはとにかく体力勝負!休憩の時間も限られているので、体力の回復には食べることが効果的です。
お弁当も大事ですが、お気に入りのおやつを用意していくのもとても大事です。おやつ選びのポイントは
- 疲れたときのモチベーションアップに好きなおやつを
- 「甘い」、「しょっぱい」を混ぜ合わせると飽きずに食べられます
- ビタミン・ミネラルたっぷりのナッツやドライフルーツもおすすめ
疲労や低血糖に対して、ラムネ等があるといいでしょう。
医薬品・応急処置セット
絆創膏や痛み止め、サバイバルシートなどを準備しておくと良いでしょう。特に内服薬は普段から使っているものorご自身にあったものを持って行きましょう。
痛み止めは頭痛以外にも歩行中に膝に痛みが出たときにも使えます。
トレッキングストック
足の負担を和らげ、急にバランスを崩したときなどにも支えられるトレッキングストックは一つあると良いでしょう。
最初は使いづらいかもしれませんが、数時間使っていると手に馴染んできます。慣れてくると「ストックなしてでは歩けない」なんて言う人もいるくらいです。
サポートタイツ
ボトムスはタイツとパンツで保温性などを調節すると良いでしょう。最近では足の動きをサポートしてくれる機能性タイツも多く販売されています。
上に併せるパンツは春秋なら長ズボンタイプ。夏ならばショートパンツも涼しく動きやすいです。
アミノ酸系サプリメント
山での疲労回復に力を貸してくれるのがサプリメント類。特に登山中にも簡単に飲めるアミノ酸系のサプリメントがお勧めです。
ここぞと言うときに一つ飲んでおくと気持ち的にも効果がありそうです。アミノ酸は体を動かすために必要なたんぱく質のもととなります。体への負担が少なく、素早く体に吸収されるのが特徴です。
手ぬぐい
汗を拭く・手を拭く・日差しをよける等、色々役に立ちます。タオルでも良いですが、軽く、乾きやすい手ぬぐいの方がお勧めです。
ゲイター・スパッツ
靴の内部に雨や小石が侵入するのを防ぐのに効果的です。特にトレッキングシューズが「ローカット」のものである場合は、靴の内部への侵入物が多くなります。
小石や雨、雪の進入や泥よけなど、快適な歩行の為に一つあると良いでしょう。
トレッキンググローブ
手を保護したければ手袋などを用意しておくと良いでしょう。寒い季節は手の保温にもなります。防水性のあるトレッキンググローブも有効です。
リュックカバー
非防水素材のリュックならば、リュックカバーは屋久島では必要です。
屋久島の猛烈な雨から荷物を守るには、2重以上の防水処理が必要です。まず第一の防御壁としてリュックカバーを利用しましょう。
防水バッグ・ジップロック
個々の荷物はリュックにしまい込む際に防水バッグやジップロックでさらなる防水をしましょう。
屋久島の雨はリュックカバーをしていても内部に侵入してきます。特にスマホやカメラ、財布などはジップロックに入れてしまうのがオススメです。
足りない道具はレンタルを利用するのがおすすめ
オンラインで利用できるレンタルショップ
旅行前にオンラインでアウトドアアイテムのレンタルをすることができます。
屋久島現地にもレンタルショップはありますが、オンラインレンタルのメリット・デメリットは
屋久島で事前にレンタルする時間が無い方、現地レンタルショップまでの移動が大変な方はオンラインレンタルを利用しましょう。
オンラインレンタルショップのおすすめは⬇
屋久島の現地のレンタルショップ
屋久島の現地でもアウトドアのレンタルが可能です。
現地レンタルショップを利用することのメリット・デメリットは
です。
屋久島の現地レンタルショップ情報を詳しく知りたい方は以下のページで解説しています。
装備が揃ったら、服装も揃えよう
揃えるべき装備も色々ありますが、トレッキングの服装も快適・安全登山ではかなり大切。
南の島なのに山の上は気温がぐんと下がる屋久島。
縄文杉あたりの標高では、11月中旬から3月下旬までは雪が降る可能性もあるくらいです。
暑くてっも寒くても対応できるように服装もしっかり揃えましょう。
「屋久島のトレッキングの服装と気温」については別記事で詳しく解説しています。
初心者なら旅行の手配と一緒にできるトレッキング付きツアーを利用しよう
初心者の屋久島トレッキングなら、トレッキング付きの屋久島ツアーを利用するのが簡単で便利で安心です。
旅行の予約からも、トレッキングの日の宿への送迎なども含まれているので、安心して屋久島旅行を楽しむことができます。
おすすめのトレッキング付き屋久島ツアーをピックアップしたのでチェックしてみてください。
\トレッキング付きツアーおすすめ3社/
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- バス周遊旅やあまり歩かないことに特化したツアーなどあり
- 登山初心者向けに事前講習があるステップアッププログラムあり
おすすめの屋久島のトレッキングコース・ルートをもっと知ろう!
屋久島のトレッキングは縄文杉だけではありません。
実に多彩なトレッキングコースが屋久島には揃っており、トレッキング好きならたまらない美しいルートがたくさんあります。
もっと詳しく屋久島のトレッキングコースについて知るならコチラの記事を参考にして下さい。
まとめ:屋久島の日帰りトレッキングを楽しむには装備が大事
屋久島ガイドの経験から、屋久島の縄文杉・白谷雲水峡登山の持ち物を詳しくご案内しました。
オススメアイテムは購入ぜずとも「具体的にどのようなものなのか?」という点で、初心者の方にはご参考になるのではないでしょうか。
フィールドでの道具は本当に大切です。快適さだけでなく、怪我を減らし、時に命を守ります。
しっかりとした道具を持って、安全に登山をしましょう。
また、装備が揃えるのが大変なときは屋久島のレンタルショップを利用したり、ガイドツアーに参加するとレンタルが利用できたりします。