登山用ヘッドライトのおすすめモデル(ペツル・ブラックダイヤモンド等)を紹介

登山に欠かせないコンパクトで頑丈で明るい登山用のヘッドライト!

ペツルブラックダイヤモンドなどが代表的なメーカーを中心におすすめのヘッドライトをピックアップしました。

種類も様々で、光の強さ、電池式や充電式などのバッテリータイプ、初心者向けのものやハイエンドのものなど、様々あり選ぶのも大変です。

ということで、本記事では登山やキャンプなどで使えるヘッドライトの選び方とおすすめをご紹介します。

目次

登山にヘッドライトが必須と言われる理由とは?

たとえ、日帰り登山でもヘッドライトは必ず持つものと言われます。

「日帰り登山ならヘッドライトはいらないでしょう」
「すぐ近くの山へ行くだけだからヘッドライトは必要ないよ」

そんな風に思ったことありませんか?

筆者も初心者の頃そう思っていました。

でも、ある時の経験からそれは間違っていたと気づくことに……

ヘッドライトが無いと明るいでも行動が変わる

これは登山を初めて間もない頃の話。

ヘッドライトも持たずに近くの山に入り、その2時間後にあっさり道に迷ったことがあります。

その時、最初に思ったのが、「やばい!ヘッドライト持っていない!」

食料でも水でもなく、最初に頭に浮かんだのは暗くなったらどうしようという恐怖感でした。

結局、暗くなる前に下山できたものの、「暗くなる前に下山しなければ」と焦っていたため、どこをどう歩いてきたのか記憶がないほど

その時に思ったのが、「ヘッドライトがあればこんなに焦らずに済むのに」ということ。

よく言われる「日帰り登山でも必ずヘッドライトを持ちましょう」の意味がその時はじめて理解できました。

ヘッドライトは暗い時だけ使うものではなく、明るい時も心に余裕を持たせるものなのです。

なので、必ずヘッドライトを持って山に入りましょう。

当ブログおすすめの登山向けヘッドライト

とにかく、一番オススメのヘッドライトをすぐに教えて!という方のために、たくさんの中から選んだ当ブログ一番のおすすめヘッドライトをご紹介します。

ペツル アクティックコア

防水性能IP X4 (全天候型)
重量75 g
ビームパターンワイド・ミックス
対応電池アルカリ、ニッケル水素、リチウム
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(付属
・単4アルカリ電池3本(別売)

登山にキャンプにイチオシのヘッドライト

ココがポイント
  • リチャージャブルバッテリー「コア」付属のお得なモデル
  • 450lmで2時間/100lmで8時間と実用性の高いスペックで安心できる
  • ワイドとミックスのビームパターンで手元作業も歩行時も安心
コンパクトでかるい
USB充電

ミドルクラスのヘッドライト。エントリーモデルのヘッドライトでは満足できないという方におすすめです。リチャージブルバッテリー「コア」が最初から付属してるので、別途買う必要がアナクコスパもいいモデルです。100lmの明るさで8時間の点灯時間は、緊急時には頼もしい限り。

明るさは十分
足元から遠くまで見渡せる

最大照度は450ルーメン(2時間)で、夜道でのルートファインディングにも安心です。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm8 m130h
中光100 lm45 m8 h
強光450 lm90 m2 h
赤色光2 lm5 m60h

登山用ヘッドライトを選ぶときのポイント

それではどんなヘッドライトを選べばいいかについて解説します。

ヘッドライトは登山やキャンプ、トレラン等アクティビティよっても求める機能が微妙に違うかもしれませんが、注目すべきは以下の4つに絞られます。

  1. 夜でも歩ける光の強さ
  2. 使用時間の長さ
  3. 使われているバッテリーの種類
  4. 光のタイプ

です。それでは詳しく解説します。

夜でも歩ける明るさ【最低100ルーメン以上推奨】

登山用のヘッドライトを選ぶなら、最低でも100ルーメン以上の明るさを持ったものがおすすめです。

このくらいの明るさがあれば、電池の消費量が少なく、長持ちし、最低限暗闇を歩くことができます。

ただ、最近のヘッドライトはLEDの進化でこの基準をクリアしているものがほとんどですが、簡易的なものは基準に満たないものもあるようです。

安全に歩くためには最低でも100ルーメン以上の明るさのヘッドライトが安心。

夜間に積極的に使うなら最大照度が300ルーメン以上

もし、夜間に積極的に行動する予定ならより安全に使える300ルーメン以上の明るさを備えるモデルもあります。

ただ、この明るさで使える時間は2〜3時間程度のものがほとんどで、長時間使い続けることができません。

夜間にトレッキングするなら100ルーメン程度の明るさで歩き、必要な時に最大照度に切り替えて歩くのが現実的です。

予備のバッテリー1〜2個持つようにするのがおすすめです。

② 使用可能時間【100ルーメンで8時間以上がおすすめ】

LEDの進化で明るいヘッドライトでも、バッテリの品質が低いと長時間の使用に耐えないことがあります。

登山での使用なら非常時のことも考えて、日帰りでも「100ルーメンで8時間程度」使えるヘッドライトがおすすめです。

安全に歩ける100ルーメン程度の明るさで8時間は点灯できるモデルならば、非常時でもかなり心強いです。

ただ、誤ってスイッチがONになっていて、バッテリーを消耗してしまうこともあります。

いざという時に必ずバッテリーが残っているとも限りません。予備のバッテリーや乾電池は必ず用意しておきましょう。

③ バッテリーの種類はUSB充電式か乾電池式か

アルカリやニッケル水素乾電池が使える
リチウムイオンバッテリーは充電できる

ヘッドライトの電源は主に以下の2つ。

  • USB充電式
  • 乾電池式

ヘッドライトに使われる電池は乾電池タイプのものが主流でしたが、最近ではUSBで充電できるリチウムイオン電池タイプのものが多くあります。

それぞれ、使い勝手がちがうので、その違いを説明します。

「USB充電式」のヘッドライトのメリット

モバイルバッテリーがあれば、どこでもヘッドライトに充電できる利便性

使い捨ての乾電池に比べると、何度も充電ができるので経済的です。しかも、USB充電ならモバイルバッテリー車のシガーソケットからも電源が取れるので、トレッキング中や移動中でも充電ができるというメリットがあります。

リチウムイオンバッテリーは概ね高い電圧を維持し続ける

USB充電式のヘッドライトに使われることが多い、リチウムイオン電池は

  • 低温に強く
  • 自己放電しにくく
  • 高い電圧を維持し続ける

という性質があります。

なので、リチウムイオン電池は照射している間は概ね一定の明るさを維持し続けます。ですが、デメリットとして一定時間を使用すると、ある時ガクンと暗くなります。

これに対して、乾電池式だとヘッドライトの明るさは、徐々に暗くなっていきますが、弱い光りながらも長く点灯し続ける特性があります。

このバッテリーの性質の違いは、ペツルさんのグラフがわかりやすいです。

参考 PETZL

黄色のライン:リチウムイオンバッテリー「コア」使用
グレーのライン:乾電池を使用

同社のリチウムイオンバッテリーの「コア」を使用した場合、ある一定の時間を堺にガクンと電圧が落ちています。これがリチウムイオンバッテリーの特性です。

いくら、USB充電式とはいえ、使いたい時に、バッテリー切れになったら使えなくなってしまいます。そのため、別売りで予備バッテリーが売られていたり、乾電池も流用できたりするモデルもあります。

「乾電池式」のヘッドライトのメリット

主にアルカリ乾電池はリチウムイオン電池よりも長持ちする性質があります。充電できないので、不経済な部分もありますが、どこでも手に入りやすく、予備の電池があれば信頼性が高いのが特徴です。

充電できるニッケル水素電池はコンビニでも手に入りやすく、繰り返し使えて経済的です。

④ 光のタイプにもこだわってみる【スポット・ワイド・赤色】

さらにヘッドライトのビームの種類によっても使いやすさが変わってきます。

大きく分けて以下の3種類のビームタイプがあります。

  1. ワイドビーム→広く見渡せる
  2. スポットビーム→強い光で遠くまで
  3. 赤色灯→人にも自分にも目に優しい

詳しく解説します

①【ワイドビーム】テントサイトでの作業におすすめ

テント泊やキャンプなどで使いやすのが、手元を広く照らすワイドビーム。

自分の周囲が広く明るくみえると、調理などの作業効率も高くなります。テントやキャンプが中心なら、ワイドなビームタイプが選べるモデルにしましょう。

②【スポットビーム】夜間に行動するときに遠くまで見える

夜間の行動に威力を発揮するのが、集中的に遠くまで見通せるスポットビーム

遠くまで見通せることで、道迷いの防止になりますし、足元も明るく照らせるので事故の回避に繋がります

一方、最大照射で点灯し続けるとバッテリーが持たない可能性があります。安全が確保できるならば、中程度の明るさで歩き、必要な時だけスポットビームに変えられる物が使いやすいです。

照射距離とルーメンの関係

光の強さを表す単位「ルーメン」。

数値が高いほど明るいのですが、明るさの種類はビームの種類で変わります。

遠くまで光を届かせたいなら、「ルーメン値が高く」「スポットビーム」が搭載モデル。

広い範囲を明るく見たいなら、「ルーメン値が高く」「ワイドビーム」が搭載されたモデル。

両方の光が切り替えられるモデルもあります。

③【赤色灯】はキャンプや山小屋などで大活躍

テント地や山小屋などで便利なのが赤色灯です。

就寝時などは赤色の光ならば周囲への影響が少なく目の負担になりにくいです。

また、テント場などで食事をする際も強すぎる光は周りの人の目が明るさに慣れてしまい、余計明るい光を使わなければならなくなります。

ヘッドライトの赤色灯は弱い光で目に優しいので、他の人に迷惑をかけません

暗い中で強い光を点けて相手に向けるとトラブルのもとにもなります。キャンプや山小屋で使うなら赤色灯付きのモデルがいいでしょう。

おすすめ登山用ヘッドライトのメーカー別比較表

スクロールできます
ヘッドランプ重量(g)最大
ルーメン
最長
照射(m)
バッテリー駆動時間(h)IP性能
ペツル
アクティックコア
7545090単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(付属)
2~130IPX4
ペツル
シプカ
6630065単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
2~120IPX4
ペツル
IKO CORE
795001001250 mAh リチャージャブルバッテリー『コア』 (付属)2.5~100IPX4
ペツル
IKO
9035080単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
2~100IPX4
ペツル
スイフトRL
1009001502350 mAh リチウムイオン リチャージャブルバッテリー (付属)2~100IPX4
ペツル
アクティック
8635080単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
2〜120IPX4
ペツル
ティカ
8230065単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
2~120IPX4
ペツル
ティキナ
8125060単4アルカリ電池3本
リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
2~120IPX4

ペツル

登山用のヘッドライトとして人気の高いフランスの【ペツル】。いまではヘッドライトの主流となったLEDも、同社が2,000年にはじめて採用しました。

ペツルのヘッドライトは種類も多く、ニーズにあったものが探せて、クォリティーも高いです。ペツルは登山者だけではなく、救助隊などが積極的に利用しているところからも信頼のメーカーであることがわかります。

リチャージャブルバッテリー『コア』を使用できるモデルが中心です。

→ペツルのヘッドライト一覧へ戻る

ブラックダイヤモンド

アメリカのメーカーであるブラックダイヤモンド。ブラックダイヤモンドの前身は、パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナードが設立した、クライミングギアの製造販売をしていた「シュイナード・イクイップメント」。質実剛健なモノづくりをするメーカーです。

ブラックダイヤモンドのヘッドライトの特徴は、防水性の高さにあります。主力モデルは防水・防塵性能がIP67で、「粉塵が内部に侵入しない」、「一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない」というもの。

バッテリーの交換の際に蓋を開け締めするヘッドライトでここまでの防塵防水性能の高さは特筆モノです。

→ブラックダイヤモンドのヘッドライト一覧へ戻る

オーライト

Olight(オーライト)は2007年にスタートした中国のライトメーカー。

フラッシュライト(懐中電灯)を中心に、タフな環境でも使用できるライトを多数開発しているメーカーです。

登山やキャンプで使えるヘッドライトはUSBで充電できる大容量バッテリーを備えたモデルから、コンパクトなモデルまであり、ニーズに合わせたアイテムを選ぶことができます。

どのヘッドライトも作りがしっかりとしておりと防水性の高いのが特徴です。

Olight(オーライト)のおすすめヘッドライトをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

マイルストーン

リーズナブルながら必要な機能を備えたモデルが多く、使いやすさに定評のあるマイルストーンは日本のメーカー。

一般的な昼光色のヘッドライトもありますが、同ブランドの特徴は乱反射の起きにくいオレンジ色のヘッドライトも取り揃えているところ。

製品数は少ないですが、その分厳選されていて選びやすいのもポイントです。

⬇下記の記事でマイルストーン MS−H1をブログレビューしています。

コンパクトタイプでおすすめ登山向けヘッドライト

ペツル ジプカ

防水性能IP X4 (全天候型)
重量66 g
ビームパターンワイド
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
・単4アルカリ電池3本(付属)

軽くコンパクトで、絡まない携行しやすいヘッドライト

ココがポイント
  • 巻取り式のリールで紐がからまない
  • 赤色灯と蓄光リフレクターでキャンプやテント泊に最適
  • それでいて、しっかりとした明るさと使用時間もある

巻取り式リールを採用した「ジプカ」。紐が収納されるので、コンパクトになり、荷物の中でも絡まることがありません。赤色灯や蓄光リフレクターがあるので、キャンプやテント泊に最適。ポケットに忍ばせておけばさっと取り出して使うことも出来ます。なのに、明るさも十分にあるので、テント場で夜にお手洗いなどへ移動する時もしっかり足元を照らせます。軽くて、かさばらず、そこそこの明かりがほしいという方におすすめです。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm10 m120h
中光100 lm40 m9 h
強光300 lm65 m2 h
赤色灯2 lm5 m60 h
乾電池使用時

ブラックダイヤモンド アストロ300

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)
¥2,640 (2024/03/18 22:32時点 | Amazon調べ)

300ルーメン
電池寿命(アルカリ電池)高照度4時間/低照度28時間/リザーブ16時間
IPX4(いかなる方向からの真水の飛沫にも影響を受けない)

こんな人におすすめ
  • 赤色灯は要らない
  • コスパのいいヘッドライトが欲しい
  • 必要最小限の機能があれば良し

シリーズの中では最安のモデル。防水性能もやや低めですが、それで他社と同等かそれ以上。とにかく、安いのが欲しい、必要最小限の機能があればいいという方におすすめです。

Perun2 mini

コンパクトなヘッドライト兼クリップライト

ココがポイント
  • ヘッドライトとして使いやすいサイズと重量54g
  • 60ルーメンの明るさで7時間の使用が可能
  • ハンディライト、クリックプライト、マグネットライトにもなる
  • 赤色灯を備えているので目に優しい
  • 取り外して、使い回せるヘッドライトと考えるといいかも
  • 専用ケーブルによるUSB充電式なので予備の電池がいらない

perun2 miniはハンディライト兼ヘッドライト。本体自体が54gと軽量で登山用ヘッドライトとしてはありがたい軽さとコンパクトさ。

その分、電池の容量が少ないので60ルーメンで7時間の使用時間。でも、光が中心に集るスポットライトに近いタイプなので数値ほどの暗さは感じません。

どこにでも差して固定できるクリップも備えているので、アクセサリー的にリュックに付けておくこともできます。

防水性能IPX8
重量54g(電池込み)
ビームパターン通常ライト、赤色灯、スポットタイプ
対応電池650mAh 3.6V IMR16340充電式リチウムOLIGHT専属電池
(付属/別途購入も可能)
電源USB充電式
1100ルーメンのターボモード

最大照度は1100ルーメン。連続使用可能時間は2分までと短いものの、広く周囲を明るく照らすことができるので、頼もしい明るさです。

スクロールできます
モード(光量)時間/距離距離
ターボ(1,100~250 lm)2min+85min150m
ハイ(250 lm)100min72m
ミドル(60 lm)7h36m
ロウ(30lm)26h18m
ムーンライト(2lm)10日

Olight(オーライト) Perun2 miniブログレビューを読みたい方は下記をどうぞ。

防水・防塵でおすすめ登山向けヘッドライト

ブラックダイヤモンド ストーム500−R

500lm
電池寿命:高照度7時間/低照度150時間/リザーブ20時間
IP67

防水性能IP67
重量79 g
ビームパターンワイド、ミックス
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(付属)
・単4アルカリ電池3本(別売)
こんな人におすすめ
  • シリーズ最強のタフなヘッドライトが欲しい人
  • 雨の中でガンガンヘッドライトを使う人
  • 長時間の電池寿命が欲しい人

シリーズ最強のヘッドライト。400ルーメンという十分過ぎる明るさを持ち、7時間の電池の持ちは安心の一言。シリーズでは唯一2400mAhの大容量電池を使っています。その分、重量は増えバランスも前方に偏りますが、この大パワーを考えれば文句はありません。同シリーズで最強のヘッドライトと言ってもいいでしょう。

高スペックでおすすめ登山向けヘッドライト

ペツル IKO CORE

ペツル(PETZL)
¥10,803 (2024/03/18 00:49時点 | Amazon調べ)
防水性能IP X4 (全天候型)
重量79 g
ビームパターンワイド、ミックス
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(付属)
・単4アルカリ電池3本(別売)

軽く、ズレにくい、激しい動きを伴うスポーツにおすすめ

ココがポイント
  • 「よく動く」アクティビティをする方向け
  • 500ルーメンの明るさで遠くがよく見えるヘッドライト
  • バンドタイプのヘッドライトが苦手という方向け
  • 赤色灯はなくてもOKという方向け

斬新なデザインのIKOシリーズ。こちらは「IKO」とは違いリチャージブルバッテリーが付属しているモデルです。最大500ルーメンの照射力があります。バッテリーパックが後頭部にあるため、前後のバランスが良く、運動中も動きづらいです。ヘッドバンドが汗を吸わないので、使用後にしまっておいても匂いの心配が少ないです。付属のポーチを使えばランタンとしても使用可能です。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm10 m100h
中光100 lm45 m9 h
強光500 lm100 m2 h30
リチャージブルバッテリー[コア]使用時

ペツル IKO

ペツル(PETZL)
¥9,240 (2024/03/13 21:44時点 | Amazon調べ)
防水性能IP X4 (全天候型)
重量90 g
ビームパターンワイド
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
・単4アルカリ電池3本(付属)
ココがポイント
  • 「良く動く」アクティビティに最適
  • 乾電池派の方は「IKO CORE」よりもおすすめ
  • ヘッドバンドが苦手という方向け
  • 赤色灯はなくてもOKという方向け

斬新なデザインのIKOシリーズ。こちらは「IKO CORE」とは違いリチャージブルバッテリーが付属していないモデルです。乾電池はの方はこちらのモデルを選択するとよいでしょう。バッテリーパックが後頭部にあるため、前後のバランスが良く、運動中も動きづらいです。ヘッドバンドが汗を吸わないので、使用後にしまっておいても匂いの心配が少ないです。付属のポーチを使えばランタンとしても使用可能です。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm10 m100h
中光100 lm45 m8 h
強光350 lm80 m2 h
乾電池使用時

ペツル スイフトRL

防水性能IP X4 (全天候型)
重量100 g
ビームパターンワイド、ミックス
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・2350mAhリチウムイオンリチャージャブルバッテリー(付属)

明るさを自動調整してくれる、高機能モデル。夜間のアクティビティにおすすめ

ココがポイント
  • ナイトハイクやトレイルランニングなどに向く高出力モデル
  • 直接USB充電が可能
  • 明るさを自動調整して、バッテリーの持ちを良くしてくれる

ナイトハイクや暗い中でのトレランなど、夜間を通して高出力な光量を必要とするアクティビティに向いています。「スタンダードモード」に加えて、バッテリー消費量を最適化する「リアクティブライティングモード」を搭載。リアクティブモードは光センサーが光量とビームパターンを自動的に調節してます。赤色灯は付いていないので、テント泊や山小屋には不向きですが、夜間のトレッキングには明るくてしっかり長時間使えるヘッドライトを探している方にはおすすめです。行動用とキャンプ用の2つのヘッドライトを使い分けるという方にはおすすめですね。

スクロールできます
リアクティブモード明るさ距離時間
弱光100 lm35 m10〜50h
中光300 lm55 m5〜7 h
強光900 lm150 m2〜30 h
リチャージブルバッテリー[コア]使用時

ブラックダイヤモンド オンサイト375

防水性能IP67
本体重量135 g
ビームパターンワイド、スポット
電池リチウム、アルカリ
電源・専用リチウムイオンバッテリーBD1800
・単4アルカリ電池3本(付属)
ココがポイント
  • ワイドとスポットを素早く切り替えられる
  • IP67防水性のが高い

クライマーに特化したヘッドライトながら、登山やキャンプでも使用できるスペックです。ムラの少ない光で見やすい設計。近くを見るクライミングモードと遠くを見るスポットモードは、側面をタッチすれば素早く切り替えられます。375ルーメンの明るさで遠くを照らすので視認性も抜群です。防水等級はIP67で雨に強いヘッドライトです。バッテリーパックが後頭部に分かれているので、額のライト部分が薄くコンパクトな作りです。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光8 lm8 m110h
中光180 lm38 m12 h
強光375 lm88 m4.5 h
乾電池使用時

ハンディライトにもなるヘッドライトのおすすめ

オーライト Perun2

登山にキャンプに大容量&高出力なヘッドライトになるハンディライト

ココがポイント
  • 最大出力2500lmで遠くまで明るく照らせる。
  • 夜間歩行に実用的な120lmでも18時間の長時間使用が可能
  • ハンディライト、クリックプライト、マグネットライトにもなる
  • ヘッドライトにもなるハンディライトと考えるといいかも
  • 専用ケーブルによるUSB充電式なので予備の電池がいらない

perun2はハンディライト兼ヘッドライト。本体自体が161gとやや重たいですが、専用のヘッドバンドを使えば、ずれることなく頭に装着することができます。

夜間の歩行でも実用的な120ルーメンという明るさで18時間使うことができるので、電池残量を気にせず、ひと晩中でも使うことができます。

どこにでも差して固定できるクリップも備えているので、頭につけると重い時はリュックのショルダーハーネスにつけることもできます。

防水性能IPX8
重量161g(電池込み)
ビームパターン通常タイプ(スポットぎみ)
対応電池OLIGHT 4000mAh/5000mAh 21700専用電池
(付属/別途購入も可能)
電源USB充電式
2500ルーメンのターボモード

最大照度は2500ルーメン。連続使用可能時間は2分までと短いものの、車のヘッドライト並みの明るさです。

スクロールできます
モード(光量)時間/距離距離
ターボ(2500ml)2min+175min166m
ハイ(500ml)270min74m
ミドル(120ml)18h36m
ロウ(30ml)66h18m
ムーンライト(5ml)12.5日

コスパでおすすめ登山向けヘッドライト

ペツル アクティック

防水性能IP X4 (全天候型)
重量86 g
ビームパターンワイド・ミックス
対応電池アルカリ、ニッケル水素、リチウム
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
・単4アルカリ電池3本(付属)
ココがポイント
  • 350lmで2時間、100lmで12時間とより実用的なモデル
  • ワイドとミックスのビームパターンで手元作業も歩行時も安心
  • アクティックコアの性能を求める乾電池派の方に

前述の「アクティックコア」との大きな違いは①リチャージブルバッテリーが付属していない、②最大照度が350lmと抑えめなところ。その分、価格が安く、中光と強光で若干長く使えるモデルとなっています。リチャージブルバッテリー「コア」を使用するなら別途買う必要はありますが、乾電池派の方でアクティックの性能が欲しいなら、このモデルがおすすめです。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm8 m120h
中光100 lm45 m9 h
強光350 lm80 m2 h 30
赤色光2 lm5 m40h
リチャージブルバッテリー使用時

ペツル ティカ

防水性能IP X4 (全天候型)
重量82 g
ビームパターンワイド
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
・単4アルカリ電池3本(付属)

多機能ではないけど、低価格で使えるヘッドライト

ココがポイント
  • シンプルなエントリーモデル
  • 必要な機能を持ちながら、価格が抑えめなものを探してる方向け
  • 暗闇でも探しやすい蓄光リフレクター付き

ハイキングやキャンプに使いやすい、シンプル設計なエントリーモデル。それでも、十分な明るさもあり、価格が抑えめなのも魅力です。暗闇の中でもほんのり光る蓄光リフレクター付きなので、夜中にヘッドライトを探す時に便利です。本当に暗いテントなら蓄光リフレクターの弱い明かりでも、物が探せますよ。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm10 m120h
中光100 lm40 m7 h
強光300 lm65 m3 h
赤色光2 lm25 m40 h
リチャージブルバッテリー[コア]使用時

ブラックダイヤモンド スポット400

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)
¥7,150 (2023/07/21 12:07時点 | Amazon調べ)

400ルーメン
電池寿命(アルカリ電池)高照度2.5時間/低照度200時間/リザーブ32時間
IPX8

最大照度400ルーメンという明るさながら、5000円を切るコストパフォーマンスの高いモデル。初めてのヘッドライトとしてもおすすめです。

Perun mini KIT

コンパクトなヘッドライト兼クリップライト

ココがポイント
  • ヘッドライトしては超軽量級な重量52g
  • 65ルーメンの明るさで6時間の使用が可能
  • ハンディライト、クリックプライト、マグネットライトにもなる
  • 付属のマジックテープパッドでタクティカルキャップにも装着できる
  • 取り外して、使い回せるヘッドライトと考えるといいかも
  • 専用ケーブルによるUSB充電式なので予備の電池がいらない

Olight(オーライト)Perun mini KITはハンディライト兼ヘッドライト。本体自体が52gと軽量で登山用ヘッドライトとしてはありがたい軽さとコンパクトさ。

先に紹介した同社のPerun2 miniと近い性能ですが、「赤色灯が無い」「光がワイドタイプ」というところが大きな違い。こちらのほうが機能が絞られている分、シンプルで使いやすさに勝っています。

軽い分、電池の容量が少ないので65ルーメンで6時間の使用時間。光のタイプもワイド気味なので、少し暗く感じるかもしれませんが、周囲を大きく確認することには優れています。

どこにでも差して固定できるクリップも備えているので、アクセサリー的にリュックに付けておくこともできますよ。

防水性能IPX8
重量52g(電池込み)
ビームパターン通常ライト、ワイドタイプ
対応電池3.7V 550mAh IMR16340電池
(付属/別途購入も可能)
電源USB充電式
1000ルーメンのターボモード

最大照度は1000ルーメン。連続使用可能時間は1分までと短いものの、広く周囲を明るく照らすことができるので、瞬間的に周りをしっかり確認したい時に便利です。

スクロールできます
モード(光量)時間/距離距離
ターボ(1,100~250 lm)1min+85min(自動的に光量が落ちる)150m
ハイ(250 lm)98min72m
ミドル(60 lm)6h36m
ロウ(30lm)25h18m
ムーンライト(2lm)4.5日

Olight(オーライト)Perun mini KITブログレビューを読みたい方は下記をどうぞ。

マイルストーン MS−H1

530lm
高照度1.6時間/低照度13時間/
IPX4

こんな人におすすめ
  • 明るくてコスパのいいモデル
  • USB充電池が付属している

最大530ルーメンという十分な明るさを持ち、USB充電池が付属しているのに、リーズナブルな価格が魅力のマイルストーンのMS−H1!登山やキャンプでは十分なスペックを持ち合わせています。

低価格でおすすめ登山向けヘッドライト

ペツル ティキナ

防水性能IP X4 (全天候型)
重量81 g
ビームパターンワイド
電池リチウム、ニッケル水素、アルカリ
電源・リチャージャブルバッテリー『コア』(別売)
・単4アルカリ電池3本(付属)

低価格が魅力。シンプルなヘッドライト

ココがポイント
  • シンプルなエントリーモデル
  • 必要な機能を持ちながら、価格が抑えめなものを探してる方向け
  • 赤色灯はないので登山向き

最大照射250ルーメンと強すぎない明るさのヘッドライト。それでも光の強さは3段階に変更でき、中光の100ルーメンではリチャージャブルバッテリー使用時に7時間と十分な性能も持っています。赤色灯などはついていませんが、その分価格も抑えられて、購入しやすいモデルです。シンプルに明かりを照らすだけでいいというならおすすめです。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm10 m120h
中光100 lm40 m7 h
強光250 lm65 m3 h
リチャージブルバッテリー[コア]使用時

もっと登山用ヘッドライトを検討したい方はこちらも

ブラックダイヤモンド リボルト350

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)
¥8,500 (2024/02/21 10:52時点 | Amazon調べ)
防水性能IP67
重量90 g
ビームパターンワイド、スポット
電池リチウム、アルカリ、ニッケル水素
電源・専用リチウムイオンバッテリーBD1800
・単4アルカリ電池3本(付属)
ココがポイント
  • 充電池を入れたままUSBで充電できる
  • 赤色灯付き

付属の専用リチウムイオン充電池なら、本体へ直接USBを差し込んで充電ができます。アルカリ乾電池も使用できるので、長期登山でも安心です。オンオフスイッチとは別に、モードセレクト用のスイッチがあるのでさらに直感的に操作しやすくなりました。

スクロールできます
明るさ距離時間
弱光6 lm8 m120h
中光180 lm60 m7 h
強光350 lm82 m3 h
専用リチウムイオン電池BD1800使用時

スポット400ーR

400lm
高照度4時間/低照度200時間/リザーブ1時間
IP67

こんな人におすすめ
  • シリーズ最軽量(68)のモデルが欲しい
  • 機能は我慢したくない
  • 短時間でも強い光が必要

本体重量68gとシリーズ最軽量の軽さ。長時間は持たないものの、400ルーメンの強い明るさを持ち、瞬間的に強い光が必要な方にはピッタリ。

コズモ350−R

BlackDiamond(ブラックダイヤモンド)
¥7,150 (2024/03/10 21:39時点 | Amazon調べ)

350lm
高照度5時間/低照度200時間/リザーブ1時間
IP67

こんな人におすすめ
  • 性能と価格のバランス重視
  • キャンプや小屋泊にも使いたい

赤色灯はしっかりと欲しい、でもハイパワーは要らないという方におすすめのモデル。上位モデルと同様に赤色灯があるので、夜のアクティビティが多い人にもおすすめです。機能は充実していながらも、価格は抑えめなので、家族でいくつか揃えたいという方にもおすすめです。

アストロ300−R

300lm
高照度6時間/低照度100時間/リザーブ1.5時間
IPX4

こんな人におすすめ
  • 高機能は要らないけどコスパのいいモデルが欲しい
  • 予備用として使いたい

機能は抑えめで、価格を重視したモデル。それでも300ルーメンの光で6時間の電池寿命なので、なかなかのハイパワーぶりです。メインとしてではなく、予備ヘッドライトとして使いたいという方にもおすすめ。

Olight Array 2S

バッテリー分離型の高性能ヘッドライト

ココがポイント
  • 最大1000ルーメンの明るさで4時間使用可能
  • 100ルーメンの明るさなら13.5時間の使用が可能
  • スポット、ワイド、赤色、SOSと多彩なライトモード搭載
  • 汎用性の高いUSB-typeCなので使いやすい
  • ジェスチャーでモードを切り替えられる

Olight Array 2Sはライト本体とバッテリーパックが前後に分離した高性能ヘッドライト

2600mAhの大容量バッテリーを使用しているため、高出力で長時間の使用にも耐えることができます。

例えば、暗い山道を歩くのに実用的な100ルーメンの明るさでも13.5時間も使用可能。

なので、複数日にまたがる縦走登山や夜間も行動し続けるロングハイクにも対応可能です。

赤色灯やSOS機能も備えているので、状況に応じて使い分けられ、安心感も高いです。本体重量はヘッドバンドも含めて131g程度ありますが、このクラスのヘッドライトでは標準的〜軽量な部類。

また、定価で1万円を切るお値段もコストパフォーマンスに優れています。

スクロールできます
防水性能IPX4
重量131g (電池とヘッドバンドを含む)
ビームパターンスポット、ワイド、赤色灯
対応電池3.6V 2600mAh 充電池
電源USBA-C充電ケーブル

各ライトモードでの照射可能時間は下記の通り。

スクロールできます
モード(光量)照射時間
フラッシュライト(500LM)5時間
フラッシュライト(250 lm)6.5時間
フラッシュライト(30 lm)30時間
フラッシュライト+スポットライト1000LM4時間
フラッシュライト+スポットライト500LM5時間
フラッシュライト+スポットライト100LM13.5時間

Olight Array 2S pro

オーライトの最大容量バッテリーのヘッドライト

ココがポイント
  • 最大1500ルーメンで3時間10分使用可能というハイパワーヘッドライト
  • 3350mAhの大容量バッテリー
  • 夜間歩行で使える明るさで、最長使用可能時間は300ルーメンで7時間
  • スポット、ワイド、赤色、SOSと多彩なライトモード搭載
  • 汎用性の高いUSB-typeCなので使いやすい
  • ジェスチャーでモードを切り替えられる

Olight Array 2Sよりも、容量が大きいバッテリーを積んだOlight Array 2S pro。

3350mAhの大容量バッテリーを使用しているため、1500ルーメンの高出力で3時間10分の長時間の使用にも耐えることができます。

最も低い照度でも300ルーメンの明るさで、7.5時間の使用が可能。300ルーメンあれば、夜間の登山道でもかなり安心して歩くことができます。

なので、夜間行動すし強い明るさが必要なトレイルランニングやロングハイクにも対応可能です。

赤色灯やSOS機能も備えているので、状況に応じて使い分けられ、安心感も高いです。本体重量はヘッドバンドも含めて135g程度ありますが、このクラスのヘッドライトでは標準的〜軽量な部類。

この機能で1万円ちょっとのお値段はかなりコストパフォーマンスがいいです。

防水性能IPX4
重量135 g
ビームパターンスポット、ワイド、赤色灯
対応電池3.6 V 3350 mAh
電源USB TYPE-C充電

各ライトモードでの照射可能時間は下記の通り。

スクロールできます
モード(光量)照射時間
フラッシュライト(800LM)4時間
フラッシュライト(450 lm)5.5時間
フラッシュライト(50 lm)27.5時間
フラッシュライト+スポットライト1500LM3時間10分
フラッシュライト+スポットライト750LM4時間20分
フラッシュライト+スポットライト300LM7時間30分

まとめ:登山やキャンプにヘッドランプは必ず携行しよう

気軽な近場のハイキングだとしても、ヘッドランプは山の基本装備のひとつです。

もしアクシデントで日没までに下山できなかったときに本当に頼りになるのがヘッドライト。

ヘッドライトを持っているだけで安心感が変わってきますので、「明るいうちに下山できないかも」という時でも焦らなくて済みます。

もちろん、暗くなった時でも明るいヘッドランプならば行動し続けられます。気軽なハイキングでも必ず一人一つヘッドライトを持っていくといいでしょう。

≫登山アイテムについてもっと見たい方はこちらからどうぞ

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