屋久島のバス完全ガイド!時刻表や路線図や定期バスで行ける観光スポット

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屋久島の路線バス・荒川登山口シャトルバス・観光バスなどの運賃・乗り放題チケット・路線図 ・時刻表について解説しています。

わかりにくい屋久島のバス料金の目安を知る方法についても掲載しています。

屋久島のバスの特徴や乗り方のコツなどもまとめているので、ぜひ屋久島旅行の参考にしてくださいね。

クリックできる目次

屋久島のバスの路線

屋久島のバスの路線の種類を大きく分けると、島の周囲を走る路線、山へ向かう路線、観光バスなど主に5つに分けられます。

  • 屋久島の周囲を走る定期便「路線バス①」
  • 白谷雲水峡に行く定期便「路線バス②」
  • 紀元杉・ヤクスギランドに行く定期便「路線バス③」
  • 縄文杉トレッキング専用の「荒川登山口シャトルバス」
  • ゆっくり島をめぐる「観光バスのやくざる号」

【1】 屋久島の周囲を走る定期便「路線バス①」

屋久島の生活の足にもなっていて、集落同士をつなぐ路線です。

2つのバス会社がありそれぞれの利用エリアは下記の通り。

  • 「屋久島交通」は屋久島のすべての集落と山岳地帯を幅広く結ぶ
  • 「まつばんだ交通」は宮之浦から空港・屋久杉自然館・白谷雲水峡の限定的なエリア

どちらのバス会社も重複するエリアは使用するバス停が一緒なので、乗車の際は間違いのないように乗りましょう。

【2】白谷雲水峡に行く定期便「路線バス②」

人気の白谷雲水峡へは麓の宮之浦エリアから1日に数本のバス便が出ています。

他のエリアから白谷雲水峡を目指すならば、宮之浦で乗り換えが必要です。

【3】紀元杉・ヤクスギランドに行く定期便「路線バス③」

紀元杉・ヤクスギランド方面は安房エリアからバスが出ています。

他のエリアから紀元杉・ヤクスギランドを目指すならば、安房エリアで乗り換えが必要です。

【4】縄文杉トレッキング専用の「荒川登山口シャトルバス」

縄文杉トレッキングの荒川登山口までは、5:00〜6:00の間に屋久杉自然館から専用のシャトルバスが運行されています。

他の定期便とは使い勝手が違うので、事前の下調べをしっかりとしておきましょう。

【5】島をめぐる観光バス「やくざる号」

島の観光スポットを巡るなら、観光バスの「やくざる号(まつばんだ交通)」が便利です。

専属のバスガイドさんが、屋久島の話をたくさんしてくれます。

レンタカー無しでも島を巡れるので人気の高いサービスです。

屋久島のバスで周囲を回るなら「路線バス①」

ドーナッツ状に点在している屋久島の各集落をつなぐ路線バスです。

  • 屋久島交通:メイン/広範囲をカバー
  • まつばんだ交通:限定的/宮之浦〜安房エリアをカバー

の2社が運行しています。

広範囲をカバーするのが屋久島交通で、屋久島での移動のメインバス会社です。

また、宮之浦〜安房エリア中心に運行するのがまつばんだ交通で、便数も少なめです。

まずは便数の多い屋久島交通のバスから紹介します。

屋久島交通の路線バス時刻表

屋久島交通のバスの時刻表は下記の通り。

屋久島は円形の島で、円周部分をバスが走るので「時計回り」「反時計回り」で行き先を調べるとわかりやすいです。

参考:屋久島観光協会

屋久島交通の路線バスの路線地図

屋久島交通のバスが利用するバス停の数は全部で129箇所。

たくさんありすぎてわかりにくいですが、北西から時計回りで主要なポイントを下記のように考えておくといいですよ。

【永田】ー【宮之浦】ー【空港】ー【安房】ー【尾之間】ー【栗生】ー【大川の滝】

参考:屋久島観光協会

じっくりと、調べるならこちらから→屋久島交通バス路線図PDFをダウンロードして拡大してご覧ください。

屋久島交通の路線バスの主要区間の運賃

主要区間のバス運賃については出発バス停(縦軸)と目的バス停(横軸)がクロスしたところが料金です。

参考:屋久島観光協会

主要区間だけ抜き出すと

  • 宮之浦ー安房:830円
  • 宮之浦ー永田:940円
  • 宮之浦ー尾之間:1290円
  • 宮之浦ー大川の滝:1,880円

バスの運賃と簡単にわかる目安についてはこの記事の該当欄でも紹介しています。

まつばんだ交通の路線バスの時刻表

まつばんだ交通のバスの時刻表は下記の通り。

屋久島は円形の島で、円周部分をバスが走るので「時計回り」「反時計回り」で行き先を調べるとわかりやすいです。

まつばんだ交通の路線バスの路線図

まつばんだ交通のバス運行エリアは下記の2つが中心。

  • 宮之浦〜安房エリア
  • 宮之浦〜白谷雲水峡

まつばんだ交通の路線バスの運賃

参考:まつばんだ交通

主要な区間の料金表です。
※最下段の荒川登山口行きは12月1日〜2月28日までの運行時のみです。

屋久島の定期便のバス料金の目安については下記のパートでも詳しく解説しています。

屋久島の白谷雲水峡に行く方は「路線バス②」

白谷雲水峡線の運行時間(上り・下り)

宮之浦ー白谷雲水峡のバス時刻を2つのバス会社で比較します。

上り

下り

宮之浦ー白谷雲水峡までの運賃

宮之浦ー白谷雲水峡の運賃はこちら。

参考:まつばんだ交通

宮之浦の中心地から片道560円です。

白谷雲水峡へのアクセス方法やコースについては下記の記事でもご紹介しています。

屋久島の紀元杉・ヤクスギランドに行く方は「路線バス③」

紀元杉・ヤクスギランドの運行時間(上り・下り)

紀元杉・ヤクスギランドー安房エリアのバスは「屋久島交通」のみが運行しています。

屋久島交通

上り便の紀元杉行きのバスは午前と午後に1日2便。

  • 午前/9時20分
  • 午後/13時30分

です。

下り便は上りのバスが折り返すので、

  • 午前/10時45分
  • 午後/14時55分

となっています。

安房(合庁前)〜紀元杉までの運賃

宮之浦ー白谷雲水峡の運賃はこちら

参考:まつばんだ交通

宮之浦の中心地から白谷雲水峡までは片道560円です。

縄文杉トレッキング専用の「荒川登山口バス」

荒川登山バス ルート
参考:http://yakushima-tozan.com/bus/

縄文杉トレッキングのメインの登山口は荒川登山口です。

荒川登山口へは、3月1日〜11月31日の間一般車両の乗り入れができず、専用のシャトルバスを利用します。

早朝と夕方の決まった時間に、屋久杉自然館を起点に運行されています。

荒川登山口バスの料金・協力金・購入場所

荒川登山口バス料金と任意の協力金についてです。

バス料金

中学生以上(片道券)700円(往復券)1,400円
小学生(片道券)350円(往復券)700円
障害者割引(片道券)350円(往復券)700円

協力金

任意で山岳保全協力金の徴収を求められます。

中学生以上(日帰り)1000円(宿泊登山)2000円

上記の「バス料金」と「協力金」はセットになって販売されています。

任意なので断ることも可能です。断りづらいですが・・・。

購入場所

 観光協会宮之浦案内所(屋久島環境文化村センター内) 9:00~17:00/ 0997-42-1019
 観光協会安房案内所(屋久島町総合センター内) 9:00~18:00/ 0997-46-2333
 観光協会空港前案内所(屋久島空港前) 8:30~18:00/ 0997-49-4010
 屋久島環境文化村センター窓口 9:00~17:00/ 0997-42-2900
 荒川登山バス乗降所(屋久杉自然館前バス停) 4:30~19:00(6:30~10:30は不在)/ 0997-46-3317
 (販売のみ) 屋久島観光センター(宮之浦) 8:00~19:00/ 0997-42-0091
 (販売のみ) 森のきらめき(安房) 9:00~19:00 / 0997-49-7101
 (販売のみ) ホテル屋久島(尾之間) 直接お問い合わせください/ 0997-47-2011
 (販売のみ) THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST(宮之浦) 直接お問い合わせください/ 0997-42-0175
 (販売のみ) 田代別館(宮之浦) 直接お問い合わせください/ 0997-42-0018

荒川登山バスの運行時刻

屋久杉自然館ー荒川登山口のシャトルバスの運行時間です。

屋久杉自然館発➝荒川登山口

  • 5:00発 ➝5:35着
  • 5:20発 ➝5:55着(6月運休)
  • 5:40発 ➝6:15着
  • 14:00発 ➝14:35着

朝の上りの便が少なく感じますが、乗客が多い場合は臨時便が出る仕組みになっています。

ただ、混雑期は行列必至で、希望の時刻に乗れる保障はありません。

下山時も希望のバスの時間に間に合っても満員で乗れないこともあり、次のバスまで待たなければなりません。

もし、時間的に余裕がない場合はタクシーを予約して利用することもおすすめです。

屋久島をめぐる観光バス「やくざる号」

屋久島には観光バスのサービスもあります。まつばんだ交通が運行する「やくざる号」は人気が高く、コスパもいい観光バス。

レンタカーを借りずに屋久島をめぐりたいという方にオススメです。

「やくざる号」のコース・料金

まつばんだ交通が催行する周遊バス。1日24名限定でお一人から参加が可能です。

全て予約制で、前日の17時までが期限。更に嬉しいのが一人参加もOKなところ(料金は少し高くなります)

昼食付きのAコースとBコースはお値打ちで、レンタカーを借りずに島を案内してもらいたい人におすすめです。

Aコース 1日たっぷり満喫(昼食付)

島一周コース+昼食+ヤクスギランドミニトレッキング付き

大人:5,500円 小人:5,000円
※お一人様参加の場合 8000円

時間:8:00〜17:20頃(乗車エリアにより違いあり)

Bコース 午前一周コース

屋久島一周コース+昼食

大人:4,000円 小人:3,500円
※お一人様参加の場合 6000円

時間:8:00〜13:15頃(乗車エリアにより違いあり)

Cコース 午後半日コース

屋久島一周コース+昼食

大人:3,000円 小人:2,500円
※お一人様参加の場合 5000円

時間:13:15〜17:20頃(乗車エリアにより違いあり)

「やくざる号」のAコースの内容は?

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①宮之浦地区➝安房地区でお迎え

宮之浦地区をスタートに小瀬田地区、安房地区と屋久島を時計回りにバスが走ります。宿泊ホテルでピックアップしてもらいましょう。

STEP
④千尋の滝 

屋久島の滝スポットのひとつ千尋の滝。

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STEP
尾之間地区お迎え

尾之間地区の方はこのタイミングでバスに乗車

STEP
⑤中間ガジュマル

南国を代表するガジュマルの大木が見られます。

STEP
⑥大川の滝 

日本滝100選にも選ばれている大川の滝。落差88mの豪快な滝です。むしろ雨の後のほうが迫力があっていいかも。

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STEP
⑦西部林道

民家のない西部林道は、屋久島では車で入れる唯一の世界遺産地域。シカやサルの楽園で、自然のままの野生動物の姿が見られます。

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⑧いなか浜 

ウミガメの産卵で有名ないなか浜。ウミガメの上陸は夜なので見られませんが、白い砂浜と青い海が美しい絶景スポットです。

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⑨ふるさと市場(宮之浦)

ランチは屋久島でも美味しいと評判の、お土産とお食事が楽しめる「ふるさと市場」さんで豪華なトビウオ定食が楽しめます。

地産地消にこだわった良いお店です。

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⑩ヤクスギランド

ランチの後はヤクスギランドへ。歩きやすい50分コースを堪能します。

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STEP
⑪紀元杉 

ヤクスギランドから車でさらに登ると紀元杉へ到着。バスから降りてすぐ見られる巨木ですが、屋久島では指折りの銘木です。

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STEP
③安房地区➝尾之間地区➝宮之浦地区で送迎

最後は安房地区➝尾之間地区➝宮之浦地区の順でホテルへ送迎してもらえます。

予約はアソビューからが簡単でおすすめです。

屋久島の路線バスの運賃について

屋久島の路線バスの運賃について解説します。

【1】全国で使える交通系ICは使えない。お札も1,000円札だけ。

屋久島交通・まつばんだ交通ともに全国で使える交通系ICは使えません。

なので、必然的に現金での支払いになります。バス車内では1万円札・5千円札・2千円札の両替はできませんので気をつけてください。

【2】路線バスの運賃の目安は10分で200円〜300円

屋久島のバスの運賃を細かく調べるのは一苦労。

大雑把に概算を知るには「バスに10分あたり200〜300円くらい」と覚えておくと良いでしょう。

屋久島は交通量も信号も少ないので、【バスに乗っている時間≒移動している距離】です。

例えば、35分の乗車時間である「宮之浦ー永田」の料金は940円

おおよそ、270円/10分という計算になります。

一度に乗る時間(距離)が長いほど、料金はお得になりやすいです。

【3】屋久島交通のバスなら乗り放題チケット「屋久島ゆったり満喫乗車券」が使える

屋久島交通のバスには乗り放題チケットが用意されています。

「屋久島ゆったり満喫乗車券」という名前です。

島の周囲を走る定期便のバスと、白谷雲水峡線、紀元杉線のみ使えるお得なチケットです。(※荒川登山口バスや遊覧バスでは使えません)

【4】屋久島ゆったり満喫乗車券の料金と買える場所

1日乗車券大人2,000円
小人1,000円
荒川登山バスを除く
屋久島交通バスの全線で利用可能

屋久杉自然館・ヤクスギランド・
白谷雲水峡・ボタニカルリサーチパーク・
屋久島環境文化村センター
いずれか1箇所100円割引券付
2日乗車券大人3,000円
小人1,500円
3日乗車券大人3,000円
小人1,500円
4日乗車券大人4,000円
小人2,000円

さきほど紹介したバス料金の目安10分≒200〜300円の考え方だと、1日あたりバス乗車時間が70分〜100分を超えるなら、乗り放題チケットがお得です。

屋久島ゆったり満喫乗車券は下記の場所で購入が可能です。

【5】乗り放題チケット付きの屋久島ツアーもある

JALツアーが発売しているガイドトレッキング付きツアーなら、飛行機+ホテル+トレッキングツアー+屋久島ゆったり満喫乗車券がついたプランがあります。

自由行動の日でもバスで周遊できるので、レンタカー要らずで便利です。

詳しくは公式ホームページからどうぞ。

バスで行ける屋久島の観光スポット

バスで行きやすい屋久島の観光スポットをご紹介します。

【1】いなか浜

バスを下りたら目の前が白い砂浜の海という最高のロケーション。ウミガメの産卵地としても有名です。

下車バス停

屋久島北西部【いなか浜】0分

運賃

宮之浦から940円/空港から1270円/安房1510円

時間

宮之浦から35分/空港から55分/安房から75分

【2】大川の滝

大川の滝

屋久島の南西部にある大川の滝。落差88mの雄大な滝です。バス停を下りて数分のところにあります。ちなみに大川の滝のバス停は終点です。

下車バス停

屋久島南西部【大川の滝】から5分

運賃

宮之浦から1900円/空港から1880円/安房1340円

時間

宮之浦から100分/空港から80分/安房から60分

【3】トローキの滝

トローキの滝

トローキの滝は屋久島南東部にあります。海に直接流れ落ちる滝で、非常に珍しいとされています。バス停前にはおみやげが買える「ぽんたん館」もあるので、立ち寄ってみると良いですよ。

下車バス停

屋久島南部【鯛ノ川】から3分

運賃

宮之浦から1160円/空港から800円/安房490円

時間

宮之浦から55分/空港から35分/安房から15分

屋久島のバス利用のメリット・デメリットとは?レンタカーと迷ったら。

屋久島旅行の移動はバスにしようか、それともレンタカーにしようか迷っている方もいると思います。

バスとレンタカーのメリットデメリットをそれぞれ比較すると下記の通り。

バスレンタカー
自由度バス停付近に限られる好きなところに行ける
料金乗り放題チケットなら割安グループなら割安
快適さ運転してもらえる自分で運転
融通時間が決まっている時間の制限なし
景色高いところから見えて景色良し運転者は景色を楽しめない

バストレンタカーのそれぞれの良いところを一言でいうと

  • 自由に動きたいならレンタカー
  • ゆっくりと景色を眺めたいならバス

島の路線バスののんびり感(混み合わない)はなかなか良いものです。

また、自由に動き回るならレンタカーがおすすめ。屋久島のレンタカー屋さんは下記の記事でまとめてあります。

まとめ:屋久島でレンタカー・タクシーを使わないならバスを使いこなそう

この記事では屋久島のバス事情について解説しました。

公共交通機関としては唯一の存在。レンタカーやタクシーを利用しないのであれば、島の移動はバスに限られます。

バスの本数も少ないし(1時間に1本)、時間も決められているので、デメリットもあります。

ですがちょっと高い座席から景色を楽しめるのがバスの良さです。

屋久島旅行でバスを利用してみようかなと考えている方の参考になれば幸いです。

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