屋久島の秋(10月・11月)について解説!おすすめの楽しみ方とは?
屋久島のベストシーズンはどの季節ですか?とお客様からよく聞かれるのですが、私はいつも回答に困ってしまいます。
というのも、屋久島は様々なアクティビティがあるので、何をして遊ぶかによってベストシーズンが変わってくるのです。
海や川などの水系で遊ぶなら8月〜9月のシーズンがいいですし、山にがっつり登るなら5月や10月がお天気も季候も良くお勧めです。
ですが、森を楽しむならば10月後半〜11月の屋久島はオススメの季節です。
森は秋の装いに変わり、夏の賑やかさが一段落して、静かにしっとりとした雰囲気を漂わせてくれます。
もし、静かな屋久島の森を体験したいならばオススメは秋です。
秋の屋久島の森の紅葉は「少なめ」、でもそれがまたいいのです!
屋久島の森はドングリをつけるシイの木やヤクスギなどの常緑樹が主体です。
常緑樹というくらいですから、基本的に一年中緑の葉っぱが絶えることなく木に付いています。つまり、どの季節も緑で秋の紅葉は「少ない」のが特徴の自然です。自然は超一級に豊かなのですが、紅葉が多い場所ではありません。
ところが、この常緑の森に紅一点とばかりに、紅葉した木が点在するのが屋久島の秋の森の風景。おまけに屋久島はコケが多いので、苔の緑と紅葉の紅や黄の葉っぱのコラボレーションが素晴らしいのです。
紅葉は少ないのが屋久島の森ですが、その中にぽつんと佇む、紅葉した木が余計に映えて、それがまた素晴らしいのです。
屋久島の秋は緑の森の中でカラーを探そう!
基本的には緑色の屋久島の森に、秋限定で「色づく木」たちがアクセントをつけてくれます。
木の種類で言えば屋久島の固有種であるヤクシマオナガカエデ、赤く発色するコハウチワカエデ、あとはハリギリやヤマザクラなど。これらの木はいわるる落葉樹と呼ばれる物で、秋になると葉っぱが色づき落葉します。
森の隙間から遠くに見える真っ赤に色づくコハウチハカエデ。森の全部が赤くなるわけではないのですが、緑の森と紅葉のコラボレーションです。
これが秋の屋久島の森のいいところです。緑の森のマットと紅葉する葉っぱ。場所は白谷雲水峡です。この場所は毎年ついつい写真を撮ってしまう定番の場所です。
屋久島に行くベストシーズンを決める
秋の季節はトレッキング等に適したベストシーズンの一つです。
ですが、他の季節はどうなの?と気になる方も多いはず。
季節によって、良さが違うのが屋久島のいいところ。
屋久島のベストシーズンについて、詳しく知るなら以下の記事を参考にしてみて下さい。
旅行が決まったらすぐに予約がコツ!おすすめ屋久島ツアー
旅行の日程が決まったらすぐに予約して押さえたいのが飛行機と宿。
特に屋久島の飛行機は搭乗人数が少ない小型飛行機が使われています。
だから、人気の時間帯はすぐに満席に!
人気のお宿もすぐに満員になってしまうので、予約は早いほうが何かとお得です。旅行代金も早めが安いですしね。
屋久島の飛行機と宿がセットになったパッケージツアーを使うと、簡単便利に予約ができます。筆者がおすすめする屋久島ツアーは以下の通り。
まとめ:屋久島の秋の良さはまだまだ知られていないかも
以上のように紅葉も少し楽しみつつ、緑の森の中を歩くのが屋久島の秋の森の楽しみ方。
おまけに、夏のハイシーズンを終えて、屋久島が全体的に落ち着きを取り戻す季節なので、ゆったりとした屋久島の森歩きを楽しむには10月〜11月はとても良い季節です。
たくさんの人に来てほしいような、でも内緒にしておきたいような、そんな季節が屋久島の秋なのです。(けれども、このブログではこれからもどんどん推していきたいと思います。)
また、この季節のアクティビティとしては縄文杉や白谷雲水峡の森歩きや、太忠岳などのコースも途中の森が美しいのでお勧めです。
もちろん「秋晴れ」というくらいですから、晴れの日を狙って宮之浦岳や黒味岳を目指すの登山も良いですね。
夏よりも涼しくなり、そして静かになる秋の屋久島の良さはまだまだ知られていない穴場の季節ですよ。