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長時間のハイキングや登山をより快適に、そしてより遠くへと進めるための秘訣のひとつは「軽量な登山リュック」を使うこと。
重いリュックを背負って長時間歩くと、体への負担が大きくなります。特に肩や腰には大きなストレスがかかり、疲労も早まります。しかし、軽量リュックを選ぶことで、疲労の蓄積を大幅に軽減することが可能になります。
体への負担を減らすことで、より長く、より楽しく登山を楽しむことができるのです。
本記事では軽量登山リュックを選ぶコツと、おすすめモデルについて解説します。
自他共に認めるアウトドアアイテム好き。元屋久島の自然ガイド。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。ご予約受付中です♪
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どのくらいの重量が軽量リュック?
個人的な基準ですが、軽量リュックの容量と重量の関係が下記の通り。
この記事でもこの基準に照らし合わせてご紹介します。
リュックの軽さとトレードオフ関係にあるのが
です。
軽量で薄い素材を使うことで耐久性を犠牲にする場合があります。実際の登山の場面では、木に引っ掛けたりして生地が破れることも覚悟しなければなりません。また長く使うことを考えると少し頼りない素材もあります。
フィット感も犠牲になりやすい部分です。リュックを快適に背負えるようなクッション材などを簡素化している場合があります。また、パッキングを工夫しなければ快適に背負えないものもあるので、ある意味腕の見せどころです。
機能性も犠牲になりやすい部分。便利なポケット等が省略されている場合があります。ポケットの代わりにサコッシュやウェストバッグなどを使用することも検討しましょう。
登山において、軽量リュックのメリットとデメリットも確認しておきましょう。
ハイキングや登山で軽量な登山リュックを使うことのメリットは、
体力の消耗を押さえられること。
そのおかげで、より早く、より長く、歩くことができます。
特に、テント泊などの縦走登山では数百gの軽量化でも、体力の消耗効果があるので、リュック本体の軽量化はとても効果的です。
しかしながら、登山リュックを軽量化することによるデメリットもあります。
などは軽量化によって犠牲にされやすい部分です。
機能性とは使いやすいポケット類、体にフィットさせる機能など、「快適」に使う部分です。
耐久性は軽量化のために薄い生地を使う等でどうしても犠牲になりやすい部分です。
また、耐久性を維持するために高価格の素材を使う場合は、その分価格が高くなる傾向があります。
機能性や耐久性は軽量化とトレードオフ関係にあります。ですがそれを知った上で、工夫や技術でカバーするのも軽量化の醍醐味でもあります。
軽量登山リュックを使う場合にはメリットだけではなく、デメリットを把握した上で更にそのデメリットを補う工夫を楽しむといいでしょう。
リュックを軽量化しても、中身の荷物が重たすぎると、リュックの強度が足りず、荷物の持ち運びに支障が出る場合もあります。
それならば、中に入れる荷物も同時に軽量化したり、コンパクトなものに買い替える必要が出てきますが、どんなアイテムを選ぶのかを考えるのも楽しいです。
何を削って、何を持っていくか。そのようにして、自分独自の登山スタイルが確立されていきます。
ザックだけを軽量化するのではなく、トータルで荷物を軽量化することを楽しんでみましょう。
ここからは、今国内で手に入る軽量な登山リュックをご紹介していきます。
ミレー ウェルキン30は細身で重心がやや高いため、背負いやすく、狭い場所でも歩きやすいです。また、通気性の高い背面構造を持っており、夏でも快適に使用できます。さらに、価格も手頃であるため、初心者にもおすすめ!
荷物の収納については、メインの荷室、ハイドレーションポケット、トップポケット、フロントポケット、メッシュ式サイドポケットなどがあり、荷物の整理が簡単。ただし、レインカバーは付属していませんので、別途購入が必要です。
重量 | 880g |
容量 | 30L |
「ワナカ 30」はミレー(MILLET)の軽量バックパックで、その重量は1000g、容量は30Lと軽量。高耐久な100デニールのダイアモンドロビックナイロンを使用し、高い通気性と安定した背負い心地が特徴です。メイン収納は雨蓋とフロントジッパーの両方からアクセス可能で、サイドにはメッシュストレッチポケット、外側にはデイジーチェーンとバンジーコードが装備されています。ハイキングからファストパッキング、日帰り登山から小屋泊まり、軽量装備のテント泊など、幅広い山行に適応します。
重量 | 1000g |
容量 | 30L |
ドイター スピードライトは軽量かつコンパクトな設計で、運動量の多い登山に適しています。通気性と軽さを向上させる背面パッドと、スマートフォンや小物を収納できるショルダーハーネスが特徴。日帰りハイキングを楽しむハイカーや、装備の軽量化を重視するハイカー、または必要な物をすぐに取り出したいハイカーに特に適しています。
重量 | 880g |
容量 | 30L |
Arc’teryxの「アルファ FL 30 バックパック」は、クライミング専用の軽量で耐久性に優れたバックパックです。独自開発の315デニール Hadron™ AC² LCPグリッド素材を使用し、耐摩耗性と耐候性を兼ね備えています。開閉が容易なプルトゥオープン/プルトゥクローズ機能、ロープの固定が可能なトップストラップ、6つのラッシュポイントと一体型バンジーシステムを備え、外付けキャリーとしても使用できます。また、RECCO®リフレクターを埋め込むことで、救助が必要な時の捜索性を高めています。
クライミング専用ですが、防水性が高く日帰りトレッキングにも使える優れものです。
重量 | 635g |
容量 | 30L |
サロモンの「XA 35」は35リットルの大容量を持ちつつ、本体重量はわずか537g(付属品を含む総重量は603g)という、驚異的な軽さを実現しています。耐久性と耐候性に優れた素材を使用し、スマートな圧縮システムを備えており、ハイドレーションや収納スペースへのアクセスが容易です。これにより、長時間のアウトドア活動に適しています。また、ポケット付きのソフトベルトにより、重量を分散させることが可能で、長時間の使用でも快適性を維持します。
重量 | 537g |
容量 | 35L |
「RUSH 30」は、軽量720gで容量31Lのバックパック。走って泊まることを想定した、ファストパッキングを快適にするために設計されています。高重心設計と独自のトップスタビライザーにより、理想的なバランスと背負い心地を実現。軽量な装備を使ったスピードハイクにも最適です!体とパックとの一体感が強く、ランニング時の荷重を感じにくいのが特徴です。
重量 | 720g |
容量 | 31L |
OMM クラシック32は、1973年に開発された軽量化を追求したバックパックです。全体的にバランスが良く、走行時のアクセスのしやすさや多機能なコンポーネントを備えています。EVAパッド付きショルダーハーネス、大きめの背面ポケット、雨蓋とベルト部のジップ付きポケットなどが特徴で、過酷なレースや登攀にも対応可能です。
重量 | 420g |
容量 | 32L |
Antelopeは660gの重さで、1000DナイロンとX-PACを使用。内部は一室で、ロールトップ式の開口部を採用し荷物に合わせて容量を変更することができます。外部にはトップベルト、サイドストラップ、サイドポケット、デイジーチェーンなどの機能付き。非常に洗練され他デザインで普段使いOK。また、背負い心地も良く、特にショルダーハーネスがしっかりしているため、重い荷物を背負っても軽く感じるほどです。
重量 | 650g |
容量 | 36〜40L |
「マウンテンライト38」は、3シーズンの日帰り登山に必要な機能を備えた中型バックパック。その重量は1100gと軽量で、容量は38Lと十分なスペースを提供します。特に長時間の移動をサポートするための取り外し可能なアルミフレームのフォームフレームシートや、通気性と快適さを追求した背面設計が特徴です。また、耐久性の高いX-PAC素材を使用したボトムや、取り外し可能なウエストベルト、内蔵のレインカバーなど、ハイキング中に役立つ機能が満載。このバックパックは、長時間のハイキングを楽しむハイカーにおすすめですよ。
重量 | 1100g |
容量 | 38L |
重量 | 485g |
容量 | 40L-50L |