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山岳地域で使うことを想定して作られた山岳用テント。
登山に向いているのは風や雨などに耐えられる強さと、持ち運びを考えた軽さに特化したテントです。
そして、2人で使うなら2〜3人用までを視野に入れて選ぶのがおすすめ。
2人で使うなら、2人用ならぴったり、3人用ならゆったり
軽量なテントも多いので、3人用でも2人で分ければ重さも気になりません。
本記事では丈夫で軽量で初心者でも扱いやすい以下の山岳テントをピックアップ。
ちなみにどれを選ぶか迷ったら、初めてなら「プロモンテ VLシリーズ」、高性能なら「MSR ハバNXシリーズ」、快適性なら「ニーモ タニシリーズ」、軽量性なら「ヘリテイジ ハイレヴォ」をおすすめします。
本記事ではまずはテントの選び方について説明します。
すぐにおすすめの2人用テントを知りたいなら、この記事の後半の「2人向け登山用テント(自立式☓ダブルウォール)のおすすめ」からチェックしてみてください。
最後まで読んで頂ければお気に入りの2人用テントを見つけることができますよ。
アウトドアアイテムが好物。屋久島や秩父でガイドツアー開を企画・運営。現在は出身地である埼玉県の秩父を中心にに、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。
\秩父エリアでハイキングツアー参加者募集!/
テントの構造はシングルウォールとダブルウォールに分けることが出来ます。
ダブルウオールのテントは、通気性のあるインナーテントと、それを覆う雨や風を防ぐフライシートで作られた2層式のテントです。
結露しにくかったり、本体とフライシートの間に前室が作れたりと使い勝手の良さがあります。
シングルウォールテントは、防水透湿性のある生地だけで作られた1層式のテント。軽くて、組み立ても速いのが特徴です。
ただ、シングルウォールタイプは基本的に前室と呼ばれるスペースが無く、結露しやすいというデメリットがあります。また、雨の時は出入りの際に雨の吹き込みに気をつけなければいけません。
多少重量が増えてしまいますが、それでも最初のテントとして使いやすいのはダブルウォールタイプ。
ただ、最近はシングルウォールに比べて重量が重たくなるというデメリットも、それほど無くなってきています。
ダブルウォールのテントは種類が多いので、自分好みのアイテムも見つけやすいですよ。
2本のポールをクロスするだけで、テントの形が作れるのが自立式のテント。
それに対して、張り縄を地面や石に固定することでやっと自立するのが非自立式のテントです。
扱いやすいのは圧倒的に自立式テント。地面が岩で、張り縄をペグで地面に固定できない場所でも、とりあえずテントを張ることができます。
もちろん、風の強い場所では自立式テントでも張り縄をしっかり張る必要はあります。ですが、穏やかな樹林帯ならペグで固定しなくても使える気軽さが魅力です。
もし、初めてテントを買うなら自立式テントを選ぶのがおすすめです。
2人で使うから、2人用テントだけが選択肢と思われがち。ですが、もう少し大きい3人用のテントまでが選択範囲に入ります。
メーカが推奨するテントの使用人数は多くは人が眠れるだけのスペースを考えたもの。荷物の置き場所などは考えられていないこともあります。
なので、ギリギリの広さのテントを使うと、テント内に入らない荷物などは外に置かなければなりません。
テントを張る場所が森の中ならネズミなどの動物に食料をあさられることもありますし、雨が降ればその対応も考えなければなりません。
荷物をテント内におけるスペースがあれば、それらの心配も減ります。寒い季節なら荷物を取るたびにテントを開ける必要がないので、冷気の侵入も防げます。
3人用のテントでも、重量差はそれほど大きくないので、快適に使うなら少し広めのテントを選ぶといいでしょう。
もちろん、慣れている熟達者なら、軽量化のために必要最低限の広さのテントを選ぶのもアリです。
最近は2人用のテントでも1,300g台というのもあります。
これだけ軽ければ、1人テント泊縦走でも使えます。
いつもはパートナーと2人で使うけど、たまには1人でテント泊登山もしてみたい、という方も軽量な2人用を選んでおけばOK!
より軽量な1人用のテントもありますが、広く快適に使える2人用テントは魅力的です。
重さが気になるなら、山の難易度を下げたり、荷物を軽くしたり、筋トレをして体力をつけたり・・・、打開策はありますよ。
軽量な2人用テントなら1人のテント泊登山にも流用できます。
といっても、山岳テントって価格が高いですよね。僕も値段を見ていつも怖気づきます。
だけど、これからテント泊を初めたいという初心者ハイカーの方ほど、「高品質なテント」を選ぶべきです。
というのも、山岳テントとは「風・雨・寒」さなどから身を保護する道具。初心者ほど安全性には投資をすべきで、そこを怠ると大きな事故につながるかもしれないからです。
「初心者だしもしかしたら使わなくなるかもしれない……」と思うかもしれません。
でも、安全と快適性のことを考えたら決して高くは無いです。
僕の場合は「もし使わなくなっても、高品質なテントはメルカリなどでも高く売れるし」と言い訳してポチってますよ。
もっと自分にあったテントにこだわるなら、以下の3つのポイントにも注目してみましょう。
です。自分のこだわりたい点も押さえておくと選びやすいですよ。
縦走トレッキングなどで使うなら、軽いほうがメリット大です。疲労が軽減するので、事故を起こすリスクが減ります。
また、2人で一つのテントを使うなら荷物の分担ができるます。一人あたりのテント重量が減って合理的。少し大きめのテントを使用しても、重量差はわずかで済むことが多いです。
2人で使うテントのおおよその目安としては
このくらいの重量に押さえたいところです。
あまり軽すぎるものは強度を落としている場合があるので、扱いが難しいものもあります。
テントの軽量化は日進月歩で進んでいます。昔のテントを使い続けているなら、テントの劣化も考えて、新しいものに買い換えると大きく快適性が増しますよ。
先にも書きましたが、軽さに重点を置いたテントで気をつけたいのがテントの強度です。
風が強く吹くであろう山の稜線などでは、強度が十分にあるテントでないと、破損する危険があります。
筆者もかつて強風下で軽量をテントを使用した時に、一瞬でテントが壊れた経験があります。強風でテントが押され、その影響でポールが折れ、そのポールの折れ口がフライシートを破いてしまいました。
テントを森林内で張るのであればそれほどシビアに考える必要はありません。しかし、風が強く吹く山の稜線に張るのであれば、しっかりとした強度のものを選ぶ必要があります。また、テントをしっかりと固定するスキルも必要になってきます。
テントの強度を考えるなら、多少重くてもしっかりとした作りのテントを選ぶほうがいいでしょう。
テントの広さは快適さに直結します。もし、2人で快適にテントを使うなら横幅が最低でも150cmはあるといいです。130cmもあれば、2人が寝るスペースはありますが、やはり手狭な印象を受けるはずです。
また、それ以上の横幅が広いテントならば、荷物をテント内に広げることが出来て、さらに快適になります。
また、身長のある方は縦の長さも気にしたいところ。ちなみに筆者は身長が180cmですが、縦の長さが210cm以上にテントでないと窮屈に感じてしまいます。
ただ、寝るだけのスペースがあればいいのか、テント内で快適に過ごしたいのかによっても選ぶテントのサイズが変わってきます。
それではトレッキングで使える、自立式・ダブルウォールの2人用テントをご紹介します。
本体素材 | 28dnリップストップナイロン |
フロア素材 | 40dnナイロンタフタPUコーティング |
フライ素材 | 30dnリップストップナイロンPUコーティング |
重量 | フロアサイズ 短辺☓長編☓高さ | |
---|---|---|
2人用 | 1550g | 130☓210☓105 |
3人用 | 2070g | 185☓220☓115 |
シンプル設計&オールラウンドで使える山岳テントの定番。オプションを利用すれば雪山の対応も可能です。初心者からベテランまで幅広く利用されているのも信頼の証。他メーカーの軽量さを売りにしているテントに比べると、少し重く感じるかもしれません。しかし、より厚手の生地を採用しているので、強度のあるテントを選ぶならおすすめです。
初めてのテントにもおすすめ
重量 | フロアサイズ 短辺☓長編☓高さ | 本体素材 | フロア素材 | フライ素材 |
---|---|---|---|---|
1680g | 150☓210☓110 | 28dnリップストップナイロン | 40dnナイロンタフタPUコーティング | 30dnリップストップナイロンPUコーティング |
エアライズシリーズに比べると、入り口が長辺側にあります。なので、本体とフライの間の空間が広く調理に適しています。生地はエアライズと共通です。基本的にはエアライズよりも居住性を優先していて、わずかに幅広な設計になっています。ただ、トレックライズ0はエアライズ1より、さらに幅が狭い設計で、よりコンパクトなテントを求める方におすすめ。
エアライズよりちょいゆったり
本体素材 | 10Dナイロンリップ |
フロア素材 | 30Dポリエステルリップ |
フライ素材 | 20Dポリエステルリップ |
重量 | フロアサイズ 短辺☓長編☓高さ | |
---|---|---|
2人用 | 1300g | 120☓205☓100 |
2人用ロング | 1385g | 120☓225☓100 |
3人用 | 1470g | 150☓210☓105 |
国産メーカーのプロモンテ。世界初の「吊り下げ式テント」、「ショックコード内蔵ポール」を生み出したダンロップテントを流れを汲んだブランドです。軽さよりも強度に重きを置いたテントというイメージでしたが、最近は軽さと強度と使いやすさのバランスがとても良いテントを揃えています。
吊り下げタイプで設営が早い!
自立式のダブルウォールテントとしては最軽量級と言っても差し支えないアイテム。ダブルウォールの利点がありつつ、シングルウォール並の軽さと言ったところ。山岳テントの定番であるエスパース(後述)譲りのベンチレーションの良さもありつつ、軽量化にも成功しています。
重量 | フロアサイズ 短辺☓長編☓高さ | 本体素材 | フロア素材 | フライ素材 |
---|---|---|---|---|
1100g | 123☓203☓115 | 15Dナイロンリップストップ | 20Dポリエステルリップストップ | 15Dナイロンリップストップ |
軽さと強度のバランスが最高