【おすすめ】ソロ山岳テント「自立式&ダブルウォール」で選ぶなら

「ソロでテント泊縦走に挑戦したいけどどんなテントがいいのか。。。」

「最新のソロ向け山岳テントについて知りたい」

そんな方に向けてコンパクトで軽量ソロ向け山岳用テントのおすすめをピックアップしました。

ひとことでテントと言っても、簡易なものからキャンプ用までたくさん。しかし、安いテントは強度が足りなかったり、キャンプ向けテントだと重すぎたりして山では使えません。

特にこれからトレッキング等でテント泊を初めたいという方には、快適なテントライフを楽しむためにも、高品質な山岳テントを選んで頂きたいです。

そして、初めてのテントを揃えるならおすすめは「自立式☓ダブルウォール」タイプ。

自立式」ならポールをクロスさせるだけで立ち上がり、設置する場所の制限も少ないので、初心者でも簡単です。

そして、「ダブルウォール」なら結露対策も最小限で済み、テントライフも快適になります。

ということで本記事では、テント泊縦走に使える自立式でダブルウォールタイプの山岳ソロテントの「おすすめ」と記事後半で「選び方」について紹介します。

2人用テントについて詳しく知りたいならこちらの記事がおすすめです。

目次

1人用のトレッキングテントの選び方

それでは1人用のトレッキングテントの選び方について解説します。

1人でも2人用までが選択範囲

1人用のテントもありますが、1人で使うにしても、2人用のテントまでが選択肢に入ります。

メーカーによって1人用のテントサイズは様々。1人が横になれるスペースだけの、必要最低限のかなり狭い仕様のものもあり、快適性に劣る部分もあります。

対応策としては、ゆったり使える2人用のテントを1人で使うという方法です。テントのフロアの面積が増え快適に使えます。

ただ、多少重量が増えてしまうのと、テント内が広くなるので保温効果が減少するというデメリット面はあります。なので快適性とのバランスに注意して選ぶようにします。

さらに、2人用のテントは種類も豊富なため、選択肢も増え、好みのアイテムを見つけやすいです。もちろん2人用なら、密着すればカップルで使うこともできるので、使用範囲も広がります。

1人用テント▶1人で使える

2人用テント▶1人で「余裕をもって」使える&2人でくっついて使える

3人用テント▶1人だと広すぎて寒いかも(&寂しさを感じる)&2人なら余裕を持って使える

1人で3人用のテントは広すぎでデメリット面のほうが大きくなるので、使うなら1人〜2人用までのテントにしておきましょう。

快適なダブルウォールのテントがおすすめ

テントの構造はシングルウォールとダブルウォールに分けることが出来ます。

シングルウォールテントは、防水透湿性のある生地だけで作られた1層式のテント。軽くて組み立ても速いのが特徴です。

ただ、シングルウォールタイプは基本的に前室と呼ばれるスペースが無く、結露しやすいというデメリットがあります。また、雨の時は出入りの際に雨の吹き込みに気をつけなければいけません。

ダブルウオールのテントは、通気性のあるインナーテントと、それを覆う雨や風を防ぐフライシートで作られた2層式のテントです。

結露しにくかったり、本体とフライシートの間に前室が作れたりと使い勝手の良さがあります。

シングルウォール
ダブルウォール
  • 重量軽め◎
  • 組み立て早い◎
  • 結露しやすい△
  • 雨の時大変△
  • 重量重め△
  • 組み立て時間かかる△
  • 結露しにくい◎
  • 雨でも出入りが楽◎

多少重量が増えてしまいますが、それでも最初のテントとして使いやすいのは、やはりダブルウォールタイプ。ただ、最近はシングルウォールに比べて重量が重たくなるというデメリットも、それほど無くなってきています。

ダブルウォールのテントは種類が多いので、自分好みのアイテムも見つけやすいですよ。

初心者なら扱いやすい自立式テントがおすすめ

2本のポールをクロスするだけで、テントの形が作れるのが自立式のテント。それに対して、張り縄を地面や石に固定することでやっと自立するのが非自立式のテントです。

扱いやすいのは圧倒的に自立式テント。地面が岩で、張り縄をペグで地面に固定できない場所でも、しっかりとテントを張ることができます。

もちろん、風の強い場所では自立式テントでも張り縄をしっかり張る必要はあります。ですが、穏やかな環境ならペグを使用しなくても使える気軽さが魅力です。

もし、初めてテントを買うなら自立式テントを選ぶのがおすすめです。

もっと、テントにこだわるなら注目したい3つのポイント

テントのタイプがおおよそ決まってきたら、あとは細かい点もチェックしていきましょう。

チェックしたいポイントは3つ。

  • 軽さ
  • 強度
  • 広さ

です。自分のこだわりたい点も押さえておくと選びやすいですよ。

テントの軽さ

少しでも荷物を軽くするのが、テント泊トレッキングのコツです。

  • 1人タイプのテントなら1,200g以内を推奨
  • 2人タイプのテントなら1,600g以内を推奨

に収めたいところ。テントもどんどん進化して、軽量化が進んでいます。昔のモデルを使っている人も、最新モデルに買い換えると、一気に荷物の軽量化が進みますよ。

テントの強度

軽さに重点を置いたテントもありますが、気をつけたいのがテントの強度です。

風が強く吹くであろう山の稜線などでは、強度が十分にあるテントでないと、破損する危険があります。

筆者もかつて強風下で軽量をテントを使用した時に、一瞬でテントが壊れた経験があります。強風でテントが押され、その影響でポールが折れ、そのポールの折れ口がフライシートを破いてしまいました。

テントを森林内で張るのか、風が強く吹く稜線に張るのか、強風下でもテントをしっかり固定するスキルがあるかによって、選ぶテントが変わってきます。

強度を優先するなら、多少重くてもしっかりとした作りのテントを選びましょう。

テントのサイズ

テントの広さは快適さに直結します。もし、1人で快適にテントを使うなら横幅が90cm以上あるといいです。

また、それ以上の横幅があれば荷物をテント内に広げることが出来て、さらに快適になります。

また、身長のある方は縦の長さも気にしたいところ。ちなみに筆者は身長が180cmですが、縦の長さが210cm以上にテントでないと窮屈に感じてしまいます。

ただ、寝るだけのスペースがあればいいのか、テント内で快適に過ごしたいのかによっても選ぶテントのサイズが変わってきます。

以上を踏まえたおすすめのテントをもう一度ご覧頂く場合はこちらからどうぞ

ソロトレッキング向け自立式&ダブルウォールのおすすめテント

それではトレッキングで使える、自立式・ダブルウォールのソロテントをご紹介します。

本記事でご紹介するアイテム一覧

スクロールできます
本体:28dnリップストップナイロン
フロア:40dnナイロンタフタPUコーティング
フライ:30dnリップストップナ イロンPUコーティング
商品エアライズ1
エアライズ2
トレックライズ0
トレックライズ1
VL-17
VL-27
VL-26T

マウンテンショット1

マウンテンショット2

TANI 1P

TANI 2P
ハバNX
ハバハバNX
カミナドーム1
カミナドーム2
メーカーアライテントアライテントアライテントアライテントプロモンテプロモンテプロモンテザノースフェイスザノースフェイスニーモニーモMSRMSRファイントラックファイントラック
重量1,360g1,550g
1,250g
1,460g
1,190g
1,300g
1,385g
1,105g
(本体・ポール・フライ)
1,385g
(本体・ポール・フライ)
1,060g
1,180g
1120g
1600g
1130g
1310g
サイズ
(短辺☓長辺☓高さ)
100☓205☓100(cm)130☓210☓105(cm)80☓205☓100(cm)110☓210☓105(cm)90☓205☓100(cm)120☓205☓100(cm)120☓225☓100(cm)90☓220☓105(cm)130☓220☓105(cm)105☓202☓103(cm)130☓220☓104(cm)76☓216☓91(cm)127☓213☓100(cm)90☓205☓100(cm)130☓212☓105(cm)
素材本体:28dnリップストップナイロン
フロア:40dnナイロンタフタPUコーティング
フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
本体:28dnリップストップナイロン
フロア:40dnナイロンタフタPUコーティング
フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
本体:28dnリップストップナイロン
フロア:40dnナイロンタフタPUコーティング
フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
本体:10Dナイロンリップ
フロア:30Dポリエステルリップ
フライ:20Dポリエステルリップ
本体:10Dナイロンリップ
フロア:30Dポリエステルリップ
フライ:20Dポリエステルリップ
本体:10Dナイロンリップ
フロア:30Dポリエステルリップ
フライ:20Dポリエステルリップ
本体:15Dリップストップナイロン
フロア:20Dリップストップナイロン
フライ:20Dリップストップナイロン
本体:15Dリップストップナイロン
フロア:20Dリップストップナイロン
フライ:20Dリップストップナイロン
本体:15Dナイロン/メッシュ
フロア:15D Sil/PeUナイロン
フライ:10D Sil/PeUナイロン
本体:15Dナイロン/メッシュ
フロア:15D Sil/PeUナイロン
フライ:10D Sil/PeUナイロン
本体:15D ナイロンマイクロメッシュ
フロア:30Dリップストップナイロン
フライ:20Dリップストップナイロン
本体:15D ナイロンマイクロメッシュ
フロア:30Dリップストップナイロン
フライ:20Dリップストップナイロン
本体:7デニールナイロンリップストップ生地
フロア:
フライ:15デニールナイロンリップストップ生地
本体:7デニールナイロンリップストップ生地
フロア:
フライ:15デニールナイロンリップストップ生地
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それぞれ詳しく見ていきましょう。

アライテント エアライズシリーズ

シンプル設計&オールラウンドで使える山岳テントの定番。オプションを利用すれば雪山の対応も可能です。初心者からベテランまで幅広く利用されているのも信頼の証。他メーカーの軽量さを売りにしているテントに比べると、少し重く感じるかもしれません。しかし、より厚手の生地を採用しているので、強度のあるテントを選ぶならおすすめです。

ここがポイント
  • 「エアライズ1」は横幅100cmなので、広めの設計
  • 「エアライズ2」は横幅130cmで広いので、かなり贅沢な空間を利用可能
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1360g100☓205☓10028dnリップストップナイロン40dnナイロンタフタPUコーティング30dnリップストップナイロンPUコーティング
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1550g130☓210☓10528dnリップストップナイロン40dnナイロンタフタPUコーティング30dnリップストップナイロンPUコーティング

アライテント トレックライズシリーズ

エアライズシリーズに比べると、入り口が長辺側にあります。なので、本体とフライの間の空間が広く調理に適しています。生地はエアライズと共通です。基本的にはエアライズよりも居住性を優先していて、わずかに幅広な設計になっています。ただ、トレックライズ0はエアライズ1より、さらに幅が狭い設計で、よりコンパクトなテントを求める方におすすめ。

ここがポイント
  • 「トレックライズ0」は横幅80cmで、コンパクト仕様
  • 「トレックライズ1」は横幅110cmで居住性が高いテント
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1250g80☓205☓10028dnリップストップナイロン40dnナイロンタフタPUコーティング30dnリップストップナイロンPUコーティング
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1460g110☓210☓10528dnリップストップナイロン40dnナイロンタフタPUコーティング30dnリップストップナイロンPUコーティング

プロモンテ VLシリーズ

国産メーカーのプロモンテ。世界初の「吊り下げ式テント」、「ショックコード内蔵ポール」を生み出したダンロップテントを流れを汲んだブランドです。軽さよりも強度に重きを置いたテントというイメージでしたが、最近は軽さと強度と使いやすさのバランスがとても良いテントを揃えています。

ここがポイント
  • バランスがいいのは「VL17」は横幅90cmで、1190g
  • 広く使うなら「VL27」は横幅120cmで1300g
  • ロングタイプなら「VL26T」は長辺220cmで長身の方向け
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1190g90☓205☓10010Dナイロンリップ30Dポリエステルリップ20Dポリエステルリップ
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1300g120☓205☓10010Dナイロンリップ30Dポリエステルリップ20Dポリエステルリップ
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1385g120☓225☓10010Dナイロンリップ30Dポリエステルリップ20Dポリエステルリップ

ザノースフェイス マウンテンショットシリーズ

ザノースフェイスからは日本の山岳を想定したマウンテンショットシリーズがおすすめ。軽量な素材を使いながらも、フットプリントを標準で装備し、劣化しやすいフロアへの対策も万全です。長辺側は220cm〜と長めに設定なので、長身の方にも向いています。

ここがポイント
  • 「マウンテンショット1」は横幅90cmで標準サイズ
  • 「マウンテンショット2」は長編230cmで、足元に荷物が置ける
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1270g90☓220☓10515Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1590g
120☓230☓10515Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン

ニーモ タニシリーズ

アメリカのメーカ「ニーモ」の定番シリーズが「タニ」です。薄手の生地を採用することで、かなり軽量性に優れたテントです。ベンチレーション機能が充実していて、湿気の多い日本で使いやすい仕様です。トレッキングだけではなく、低地でもキャンプでも使えそう。ただ、フロアの素材も薄いので、保護するためにフットプリントも併用したほうが良さそうです。

ここがポイント
  • 「タニ1P」は1060gで横幅105cmと軽量設計
  • 「タニ2P」は横幅130cmで居住性が高く、1180gこのクラスでは超軽量
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1060g105☓202☓10315Dナイロン/メッシュ15D Sil/PeUナイロン15D Sil/Silナイロン
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1180g130☓220☓104メッシュ/10D ナイロン15D Sil/PeUナイロン10D Sil/PeUナイロン

MSR ハバNXシリーズ

新コーティング技術を採用し、シームテープがなくとも防水可能になりました。おかげで、シームテープの剥離による劣化が無く耐久性が向上。テント内部は長辺側の壁が垂直に立ち上がるため、サイズスペック以上に広く感じます。美しいカラーとデザインも人気の秘密です。

ここがポイント
  • 「ハバNX」は短辺が76cmと狭いながらも壁が垂直なのでスペック以上に広く感じる
  • 「ハバハバNX」は1600gながら、高さ100cmあり、快適に使える
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1120g76☓216☓9115D ナイロンマイクロメッシュ30Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1600g127☓213☓10015D ナイロンマイクロメッシュ30Dリップストップナイロン20Dリップストップナイロン

ファイントラック カミナドームシリーズ

壁が垂直に近い感じで立ち上がるのがカミナドームシリーズの特徴。なので、サイズスペック以上にテント内部が広く使えます。また、力のかかる部分には補強のために強靭なダイニーマを採用。テントの剛性アップに貢献しています。オプションも豊富でスノーフライや内張りを使用することで厳冬期の仕様にも対応可能です。

ここがポイント
  • 「カミナドーム1」は横幅90cmと標準的なサイズ
  • 「カミナドーム2」は横幅130cmで居住性が高く、1320gこのクラスでは超軽量
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1130g90☓205☓1007デニールナイロンリップストップ生地15デニールナイロンリップストップ生地
スクロールできます
重量フロアサイズ
短辺☓長編☓高さ
本体素材フロア素材フライ素材
1310g130☓212☓1057デニールナイロンリップストップ生地30デニール ナイロンリップストップ生地15デニールナイロンリップストップ生地

ソロ向け登山用テントのまとめ

本記事では1人トレッキングで使えるソロ向けテントをご紹介しました。

初心者でもベテランでも設営しやすく、使いやすい、ダブルウォールタイプ☓自立式のテントは種類も豊富で選ぶのに困るほどです。

軽量性も大事ですが、快適さや強度も重要なポイント。何を重視するかを吟味しながら選ぶことになりますが、本記事でご紹介したテントは本当におすすめできるものばかりです。

ぜひ、たくさん悩んで自分だけの「幕(テント)」を選んでくださいね。

この記事でご紹介したテント一覧。

アライテント

プロモンテ

ザノースフェイス

ニーモ

MSR

ファイントラック

2人用テントについて詳しく知りたいならこちらの記事がおすすめです。

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