メニュー
屋久島トレッキング付きツアーのおすすめ3社を比較はこちら詳しく見る▶

軽量な登山用マットの選び方とおすすめ|サーマレスト・ニーモ

当ページのリンクには広告が含まれている場合があります。収益はサイト運営に役立てられます。

登山用のスリーピングマットを選ぼうと思っても、種類や価格がいろいろあって迷ってしまいますよね。

そんな、登山用スリーピングマット選びも基本の選び方を押さえれば、迷わずに自分の最適なアイテムを見つけることができます。

この記事では、登山用スリーピングマットで人気のサーマレストやシートゥサミットなどを中心に、エアマットやインフレータブルマット、クローズドセルマットなどをご紹介します。


自他共に認めるアウトドアアイテム好き。元屋久島の自然ガイド。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。ご予約受付中です♪

\秩父エリアでハイキングツアー参加者募集!/

秩父の森を歩くハイキングツアーでリフレッシュしませんか?

東京から近く、静かなのが秩父の森の魅力!

→オーセンの秩父ハイキングツアーを見る


目次

登山用スリーピングマットにこだわりたい理由

シュラフと同じく山での睡眠を左右する重要なアイテムが「スリーピングマット」。

アウトドアで「眠るためのアイテム」としては寝袋ばかりが注目されがちですが、実はスリーピングマットのクォリティを上げると、快眠に繋がり疲労回復のレベルが一気に上がります。

超一流のダウンシュラフと銀マットの組み合わせならば、そこそこのシュラフとスリーピングマットの方が、トータルとしての寝心地は上です。

筆者は仕事柄、山でテント泊をすることが多く、スリーピングマットをいろいろと試してきました。

はじめは、シュラフのダウンクォリティとダウン量ばかりを気にしていましたが、保温力のあるスリーピングマットを使うことで、シュラフのダウン量を1つ下げても大丈夫ということに気づきました。

シュラフとマットの両方のトータルバランスで、寝心地を追求する方が、結果的に良い睡眠と重量の軽減に繋がります。

登山におすすめのスリーピングマットは3タイプ

スリーピングマットの種類には、大きく3つのタイプがあります。

  • エアーマット
    • 空気で膨らませるマット
  • インフレータブルマット
    • フォーム内蔵タイプの半自動膨張のエアマット
  • クローズドセルマット
    • ポリエチレン製のフォーム材でできたマット

それぞれのタイプにメリットデメリットがあり好みや、どの機能を優先するかによって使い分けます。

タイプ○メリット△デメリット
エアマット
コンパクト
地面の凹凸を感じづらい
パンクのリスクあり
セッティングが手間
インフレータブルマット
コンパクト
快適性が高い
パンクのリスクあり
重量が重い
クローズドセルマット
軽量
破損しづらい
かさばる
地面の凹凸を感じやすい

ざっくりと分けてみると、軽さや地面の凹凸を和らげてくれるのが「エアマット」タイプ。一方、コンパクトにはならないものの、穴が開く心配のない「クローズドセル」タイプ。両者のいいとこ取りな「インフレータブル」タイプ、ということができます。

ポイント
  • エアーマットタイプ→コンパクトで軽量
  • インフレータブルタイプ→寝心地重視
  • クローズドセルタイプ→破損する心配が少なく手軽

登山におすすめのスリーピングマット【エアマットタイプ】

ここからは【エアマットタイプ】のスリーピングマットのおすすめについてご紹介します。

エアマットタイプは軽く・コンパクト・断熱性が高いのが何よりものメリットです。メリット面が多くとてもおすすめなのですが、パンクリスクと寝心地にクセがあるというデメリット面もあります。

個人的にはエアマットで200泊以上してるのですが、一度もパンクさせた事はありません。それほど頻繁にパンクするものでもないと思っています。

ただ、マットを敷く前の床面に尖ったものがないかは必ず確認したり、直接地面に置かないようにシートを挟んだりと気を使うのは確かです。後述のクローズドセルに「比べれば」神経質にならざるを得ないでしょう。

もし、エアマットがパンクして、代わりのものが無く、命の危険に繋がるような状況になるなら、使うべきではありません。

寝心地に関しては、人によってエアマットの好き嫌いは別れます。個人的にはエアマットのほうが熟睡できるのですが、初めて使った時は確かに不思議な感じでした。慣れの部分も大きいかもしれません。

スクロールできます
商品名マットタイプR値/厚さサイズ/重量
サーマレスト
ネオエアー
Xサーモ
エアマットR値:6.9
厚さ:6.4cm
レギュラー:51☓183cm/430g
ラージ:63×196cm/570g

サーマレスト
ネオエアー
Xライト
エアマットR値:4.2
厚さ:6.4cm
スモール:51×119cm/230g
レギュラー:51×183cm/350g
レギュラーワイド:64×183cm/430g
ラージ:64×196cm/460g
サーマレスト
ネオエアー
Xライト女性用
エアマットR値:5.4
厚さ:6.4cm
レギュラー:51×168cm/340g

サーマレスト
ネオエアー
ウーバーライト
エアマットR値:2.3
厚さ:6.4cm
スモール:51×119cm/170g
レギュラー:51×183cm/250g
レギュラーワイド:64×183cm/310g
ラージ:64×196cm/340g
シートゥサミット
イーサライトXT

エアマットR値:1.2
厚さ:10cm
スモール:55×168cm/370g
レギュラー:55×183cm/390g
シートゥサミット
イーサライトXT
インサレーティッド
エアマットR値:3.2
厚さ:10cm
スモール:55×168cm/470g
レギュラー:55×183cm/490g
レギュラーワイド:64×183cm/630g
シートゥサミット
イーサライトXT
インサレーティッド
女性用
エアマットR値:3.5
厚さ:10cm
レギュラー:55×168cm/495g

サーマレストのおすすめエアマット

サーマレスト社はスリーピングマットの分野ではほぼ一強と言ってもいいくらいの存在。サーマレスト社の登山に適した軽量なエアマットが「ネオエアーシリーズ」です。R値2.3〜6.9(!)までのモデルがあり、選択肢の幅はとても広いです。エアマットで迷ったらネオエアーシリーズから選ぶといいでしょう。

ネオエアーのここがポイント
  • 重量に比べて、R値が高く、総じて性能がいい
  • 新開発バルブにより、マットへの空気の出し入れが簡単に

ネオエアーXライトNXT:スリーシーズン対応

商品名ネオエアーXライトNXT
価格¥37,400 – ¥44,000 (税込)
サイズ51×183cm
収納サイズ23×10cm
総重量354g
付属品ポンプサック、スタッフサック、リペアキット
生産国USA
厚さ7.6cm
R値4.5

ネオエアーXライトNXTは、軽量性と保温性を兼ね揃えた3シーズン対応のスリーピングマット。重さはわずか354gと非常に軽いため、長距離のハイキングでも負担になりにくいです。またR値が4.5と重量に対して高く、軽量性のために暖かさを諦めていたハイカーにもおすすめです。マットレスの暑さは7.6cmと非常に熱く快適な睡眠を得られます。

ネオエアーXサーモ NXT:寒冷仕様

商品名ネオエアーXサーモ NXT
価格¥44,000 – ¥48,000 (税込)
サイズ51×183cm
収納サイズ23×11cm
総重量439g
付属品ポンプサック、スタッフサック、リペアキット
生産国USA
厚さ7.6cm
R値7.3

ネオエアーXサーモ NXTは、同社のスリーピングマットの中でも最高の保温力対重量比を誇るアイテムです。重量はわずか439gなのに、極寒の環境でも暖かさをキープ。R値7は7.3と驚異的な数字です。7.6cmもの厚さがあるので、快適に寝られ疲労を取る効果も期待できます。寒冷地での使用かつ軽量化を考えたいハイカーにこれ以上のおすすめはありません!!

ネオエアー ウーバーライト:ウルトラライト

ネオエアーウーバーライト
価格¥38,500 – ¥48,400
R値2.3
サイズ51×183cm
収納サイズ15×9cm
総重量250g
付属品スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
素材15Dナイロン/15Dナイロン
生産国USA
厚さ6.4 cm

ネオエアーウーバーライトは、同社では最軽量クラスのエアーマットです。例えばラージサイズなら340g、レギュラーサイズなら250g、スモールサイズならなんと170g!という軽さ。収納サイズもコンパクトなので、ウルトラライトハイカーにぴったりなアイテムです。

シートゥサミットのおすすめエアマット

シートゥサミット社のイーサーライトシリーズの特徴は「厚さ10cm」という極厚仕様。そのおかげで、肘をついて寝ても底づきすることがありません。なので、凹凸の激しい場所でも、いつも平坦で横になることができます。まるでスプリングコイルのベッド・マットのように、体を点で支える仕組みがあるので、エアマット特有の不安定さが少なく、とても快適な寝心地です。
イーサライトXTのここがポイント
  • スプリングコイルのベッドマットのように点で支えるので寝心地が良い
  • 厚み10cmで底づきしない

イーサーライトXT:ウルトラライト

以下が要求された商品のスペック表です。

商品名サイズ価格(税込)重量外寸収納サイズ厚さR値
イーサーライトXTマットレギュラー24,860円390g183×55cm径9×19cm10cm1.2
イーサーライトXTマットラージ27,390円500g198×64cm径9×22cm10cm1.2

「イーサーライトXTマット」は、同シリーズの中でも最も軽量なモデル。軽量ながらも10cmの厚さがあり、横向きに寝る方でも底付きすることがありません。また、特徴的な「エアスプラングセル」気室構造は、従来よりも少ない生地量でより大きな気室を生み出すことが可能です。これにより、快適な睡眠をサポート。R値が1.2と暖かさは高くありませんが、軽さを重視したい方におすすめです。

イーサライトXTインサレーティッド:スリーシーズン向け