写真じゃ伝えきれないけど、白谷雲水峡の苔が美しさを伝えたい

屋久島の白谷雲水峡は屋久島の中でも特に苔が美しい森

屋久島の有名トレッキングスポットの一つである白谷雲水峡。この森は美しい苔に覆われた、日本でも有数の森です。

白谷雲水峡は白谷川を中心にした渓谷林。さらに白谷川に集まるように無数の沢が存在しており、まさに水の流れの中にある森といってもいいくらいの場所です。

この記事では白谷雲水峡の美しい苔の森をご紹介。でも写真じゃ伝わらないので、ぜひ屋久島に訪れてご自身の目でご覧いただきたいと思います。

写真じゃ伝わらないけど、白谷雲水峡の苔の美しさをご紹介

まずは白谷の森を精一杯写真で伝えてみようと思います。私の写真の腕が絶望的に下手なので、なんか1ミリもこの美しい森を表現できていないのですが、まずは白谷の風景をご覧ください。

苔むす森に幸運にもヤクシカが登場。いい写真が撮れました。

少し薄暗い曇りの日や早朝などは苔の緑が深く、絶好の撮影タイム。人もまだ少ないので静かで心が現れます。

朝の薄暗い時間帯は絶好の写真タイム。白谷雲水峡の深い森の雰囲気が大好きです。

苔を接写で撮ると、細胞まで見えてしまいます。拡大してご覧ください。

じっくり観察すると芸術的な形をしている苔の葉っぱ。

屋久島の特異な環境が生み出す苔の森

遠くから見た屋久島。天気が良くても屋久島の山の上だけに雲がかかっています

海と山が近い屋久島。しかも周りを取り囲むその海は黒潮という、赤道付近から流れ込む暖流です。

白谷雲水峡の美しい苔を生み出す秘密はこの黒潮の暖流にあります。

夏場は水温が30度、冬場でも20度前後という暖かい黒潮の流れ。そこから常にたくさんの水蒸気が屋久島の山に供給されています。

その水蒸気が屋久島の山肌を駆け上がる事で、山の上で雲と霧が発生します。

苔という植物は葉っぱに付着した水分を直接吸収して生きています。待機中に雲や霧がはっせいするような白谷雲水峡は苔にとったら最高の環境なのです。

雨が作り出す白谷の渓谷美

また、山にもたらされた水蒸気は雲を作り出し大量の雨を降らせます。

白谷雲水峡あたりの年間降水量はなんと7000mm以上。東京の年間降水量が平均が約1500mmほどですので、実に4倍もの雨が白谷雲水峡では降っている計算です。

そのおかげで白谷雲水峡は沢が多く、あちこちで常に水が流れる森になりますので、一年を通して乾燥しすぎることもありませんし、ひんやりした沢の空気が海から供給された暖かい湿った空気を冷やし、さらに霧を発生させるのです。

そんな小さな沢が多いのも苔にとったら住みやすい場所なのでしょう。

雨の日や雨の直後がとても綺麗

白谷雲水峡の主役は「苔」と言っても過言ではありません。

この苔が最も美しく見れるのが雨の日や雨の直後なのです。

雨が降ると苔の先端に丸い水滴が着き、それがまるで宝石のよう。さらにそこに太陽の光なんかが差し込めば、キラキラと美しく光り輝くのです。

雨の直後に太陽の光が差し込んでくる状況なんて、狙って見られるものでもないですが、雨だからと言って、白谷雲水峡のトレッキングを中止してしまうのはちょっともったいないです。

雨だからこそ生きたくなる場所が白谷雲水峡なのです。

だけど、本気の大雨の時は要注意!

とはいえ、大雨の時は注意が必要です。

白谷雲水峡はいくつか沢をわたるポイントがあるのですが、小さめの沢には特に橋が架けられていません。

特に雨が少ない時には大丈夫なのですが、一度大雨が降るとこの沢が増水して渡れなくなってしまうのです。

この辺りの雨の量の判断はなかなか観光客の方には難しいものです。入り口の管理棟でも危険水域に達した時は歩道の通行規制などをしていますので、素直に従うようにしましょう。

また、地元のガイドさんのツアーに参加するのも安全に楽しむための一つの方法です。

白谷雲水峡の森で使えるアイテムご紹介

なかなか写真じゃ表現できない白谷雲水峡の森。それでもせっかくの景色ですからその風景を写真に収めたいですよね。

白谷雲水峡の苔を撮る時に使えるアイテムをご紹介します。

スマホ防水ケース

雨の時が美しい白谷の森ですが、そんな雨の中スマホでも写真を撮りたいですよね。

最近のスマホは防水機能がついていますので、それほど神経質にならなくても良いかもしれませんが、防水ケースにいれておけば安心ですし、落として壊す心配も減ります。

接写用レンズ

クリップ式になっていてワンタッチでスマホに装着できる接写用レンズ。

苔を間近で撮る時に便利です。上手に撮れば苔の細胞まで見えてしまうかも。

ジブリ関連人形

苔の上に乗せて写真を撮るとなぜかしっくりとくるジブリ関係の人形。完全に個人の趣味の世界に浸れます。

実際にジブリのスタッフが屋久島に訪れているのも有名な話ですが、その世界感を味わう事ができます。

ご自分の目でぜひ生の苔の森をみて下さい。

こんな、特別な環境が揃った場所だからこそ、白谷雲水峡は他ではなかなかみられないほどの苔の豊かな森になったのでしょう。

苔といえば、都会のドブ川にへばりついているちょっと汚らしいものというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、白谷雲水峡の苔を見ればそのイメージは覆得る事間違いなしです。

幾度となく屋久島を訪れるリピーターの方も何度も足を運んでしまうという白谷雲水峡の森をぜひご自身の目で見てみてください。