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高低差や岩場もあるトレッキングや、近場のハイキングにも対応できるのが、ちょっとしっかりめのソールを持ったトレッキングシューズ。
それもハイカットのものなら、しっかり荷重を支えられて歩行をサポートし、安全面でも頼りになるアイテムです。
そんな、ちょっとしっかりめのトレッキングシューズは夏のアルプスや屋久島など、使えるフィールドもたくさんあり、一足持っていると多用途に使えて便利なアイテムでもあります。
そこで、今回おすすめしたいのがソールに波形のスチールシャンク『Flextron Technoligy』が内蔵された、マムートのサプエン ハイ ゴアテックス(Sapuen High GTX)。
同社オリジナルの波型のスチールシャンク『 Flextron Technology』とは、
などのメリットがあり、マムートいちおしのテクノロジーです。
サプエンの全体的な印象は3シーズンの登山に幅広く対応できるスペックといったところ。立体成型されたアッパーの作りも上質で、足型さえ合えばかなり快適な履き心地を体感できます。
ということで、本記事ではマムートのサプエン ハイ ゴアテックスについてレビューしていきます。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
アウトドアアイテムが好物。屋久島や秩父でガイドツアー開を企画・運営。現在は出身地である埼玉県の秩父を中心にに、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。
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マムート サプエン ハイの主な特徴とスペックについて解説します。
マムート サプエン ハイのフレクストンテクノロジーについては、後ほどご紹介するとして、まずはシューズの外観からチェックしていきます。
オレンジがアクセントのスマートなデザイン。
履き口の高さはハイカットタイプ。くるぶし周りを覆う高さです。足首のホールドが素晴らしく、歩いていても靴が足に吸い付いてくるようです。
幅は普通〜やや細めの作り。
かかと付近にはマムートのシンボルマーク。その上には着脱しやすいようにループが付いています。
マムート サプエン ハイのスペック表です。
重量 | |
---|---|
重量 | 594g(実測:27.5cm 片足) |
防水素材 | GORE-TEX Performance Comfort Footwear |
アッパー素材 | • Double Engineered Mesh • ストレッチ素材 • べロアレザー |
ソール | Vibram(R) Flextron II |
アッパーはゴアテックス内蔵の防水素材です。メッシュとベロアレザーを使い、通気性と強度を両立させています。
27.5cmで片足重量594gです。最近のトレッキングシューズ軽量化の流れからすると、やや重く感じますが、生地の厚さやソールのしっかりさを考えると十分な軽さだと思います。
⬇トレッキングシューズをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。
マムート サプエン ハイの各部分についてレビューしていきます。
アッパー部分はメッシュ素材とベロア素材を多用した作りです。ゴアテックス内蔵なので、防水透湿性も期待できます。
防水透湿性素材GORE-TEXのラベルはかかと部分にかなりこじんまりと表記。
マムート サプエン ハイの秀逸なポイントとして、履き口の作りが非常に丁寧です。タンの部分、側面。かかと部分と足の形に合わせた立体的なクッション材が使われて言います。
そのおかげで、足首がストレス無く包み込まれ、足とシューズが一体化しているかのようです。
かかと部分にはよりフィット感を高めるために、独立したクッションが配置されています。かかととシューズの間に隙間ができにくく、シューズが足に吸い付いているかのように歩けます。
側面には赤いタグで『3DMEMOFORM』の文字があります。凹凸のある立体的なクッションと、かかと部分の独立したクッションが印象的です。
タンからかかとにかけては、雨や小石の侵入を防げるように高い位置まで生地が施されています。
この部分は靴紐を締める際には内部に折りたたむのですが、生地自体に厚みがないので、足に干渉することはありません。費用に快適です。
シューレースは丸紐タイプです。シューホールは繊維ループが3対。それにフックが3対です。
フックは紐が動かしやすい金属製のタイプを採用。素早く紐を調節することができます。
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マムート サプエン ハイのアウトソールは、トレッキングシューズでは定番のビブラム社製のもの。
中サイズのラグが様々な角度で配置されているので、いろいろな方向に対するグリップ力が期待できそうです。
ラグの間隔が適度にあるので、泥や石が詰まりにくい作りながら、路面との接地面積も十分に確保されています。また溝の深さは深すぎることがないので、グリップ力も期待できます。
そして、外観からはわからないのですが、ソールに内蔵されているのが「スプリング型スチール製のシャンク」。これがこのマムート サプエン ハイの一番の特徴で、「フレクストンテクノロジー」と呼ばれています。
マムートの公式ページから画像と動画をお借りしました。
波型のスチールシャンクがバネのような役割を持ち、クション性と前方への蹴り出し時の反発力を生み出します。
足場の悪い道でも、ソールがねじれるのを防ぐので安定性が高まり、怪我のリスクが減るのも見逃せないメリットです。
マムート サプエン ハイの先端部分はややクライミングゾーンを意識したような作りになっています。クライミングゾーンとは爪先部分に設けられる、岩場との接地面積を増やすための部分。接地面積が増えるため、摩擦抵抗を最大限に増やすことができます。
マムート サプエン ハイの爪先部分はラグの間隔が詰まっていて、接地面積が多い作りになっています。狭い岩場でも爪先部分で確実にグリップできそうな作りです。
平坦な道を、ややスピーディーに歩くこともでき、さらに岩場のあるところでも、しっかりとグリップする様に作られているようです。
道具の進化により荷物も軽量化してきているので、「やや軽い荷物で軽快にトレッキングをしたい」というニーズに向いているトレッキングシューズです。
マムート サプエン ハイの付属のインソールはやや薄く、柔らかめのものを使用。
アーチの部分も低め&やわらかめなので、もっとクッション性が高いものを好むなら、別途購入して取り替えてもいいかもしれません。
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マムート サプエン ハイの細かい使用感をレビューします。
実際に履いて感じたマムート サプエン ハイのサイズ感です。
筆者の足は幅広ですが、マムート サプエン ハイはワイドサイズなどの設定はないので、通常モデルを選びました。
ちなみに、足のサイズは27.0cm・3E相当のやや幅広タイプで、普段のトレッキングシューズはワンサイズ大きめで27.5cmを履くことが多いです。今回のマムート サプエン ハイも同様に27.5cmを選びました。トレッキングソックスは【FITS】の中厚手のものを履いての感想です。
フィット感はやや細めのタイプだと思います。紐を緩めて履くようにしました。ただ、厚手のソックスなどを履くならもうワンサイズ上の28.0cmでも良いでしょう。
もし、足の幅が広めの方はツーサイズくらい上を選ぶか、無理をしないで別のシューズを選んだほうがいいかも知れません。
ただ、足幅がフィットする方には立体的なアッパーの作りがとても上質なので、かなりのフィット感を得られるのでは無いでしょうか?
マムート サプエン ハイはアッパーのフィット感と、前へ進んでいく推進力が素晴らしいトレッキングシューズです。
爪先部分の反り上がりも適度にあるので、スピーディーな歩行を助けてくれます。
ヒール部分も厚みがあり、ややかかとが高く感じるかも知れません。ヒールからつま先の高低差が10mmあるので、足が自然と前へ進む感覚があります。
マムート サプエン ハイのソールの硬さをチェックしてみます。