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カリマー thermal half zip(サーマルハーフジップ)レビュー!高機能素材「Octa」を使用した保温系化繊ベースレイヤー

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動くと涼しく、止まれば温かくもなる、カリマーのthermal half zipはそんな夢のような、ベースレイヤー兼ミッドレイヤー。

その秘密は高い通気性と嵩高性のある素材「OCTA」にあります。

  • 動くと風が抜け熱のこもりを防ぎ
  • 立ち止まれば空気の層が体を保温

相反する機能をひとつに詰め込んだ素材なのです。

Octa」は素材メーカー帝人の商品。

軽量・保温・吸汗・速乾を高いレベルで実現しています。

ふわふわに起毛した肌面の生地は最高に心地よく、汗をかいても汗冷えしにくく、さらにハーフジップタイプなので体温調整も楽で、寒い季節のトレッキングにぴったりです。

アウトドア雑誌では薄手のフリースに分類されていたり、ミッドレイヤーとして紹介されますが、肌触りや吸汗性能が素晴らしくて、僕はベースレイヤとして使うことが多いです。

ということで、本記事では高機能素材「Octa」を使用したカリマー の「thermal half zip」についてレビューします。

カリマー thermal half zip(サーマルハーフジップ)
総合評価
( 4 )
メリット
  • 超軽量でLサイズ166g(実測)
  • 保温性と通気性がある
  • 抜群の吸汗性能で地肌に着ても汗冷えしにくい
  • 体温調整しやすいハーフジップタイプ
デメリット
  • ストレッチ性が低い
  • 価格がお高い(セール狙いで)

登山用アクティブインサレーションをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。


自他共に認めるアウトドアアイテム好き。元屋久島の自然ガイド。現在は出身地である埼玉県の秩父に戻り、埼玉の秩父で初心者向けハイキングツアーを開催。ご予約受付中です♪

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目次

カリマー 「thermal half zip」の特徴とスペック

カリマー 「thermal half zip」の特徴とスペックを見ていきます。

カリマー 「thermal half zip」の特徴

Lサイズで実測値166gと驚異的な軽さです。実際手にするとその生地の厚みに反してフワッとした軽さを感じられるはず。

予備の着替えとして考えても、これだけ軽く、さらに保温性があるので、頼もしいアイテムであることは間違いありません。

カリマー 「thermal half zip」のスペック

素材Octa ®(Polyester 100%)
重量170g
商品番号101296
サイズXS、S、M、L、XL
価格¥15,400(税込)

登山用アクティブインサレーションをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

カリマー 「thermal half zip」のレビュー

それでは、カリマー 「thermal half zip」をレビューしていきます。

シルエットはレギュラーフィット

シルエットはレギュラーフィットで、程よいフィット感。メリノウールほど伸縮性はないので、あまりスリムすぎると動きを妨げる可能性があります。

コレ一枚で汗を良く吸い、ベースレイヤーとしての役割はじゅうぶんですが、普段からドライレイヤーを着用する方でも、サイズがあっていれば窮屈に感じることはないはずです。

胸元にシンプルにイギリスのアウトドアブランド「カリマー」のロゴがあります。全体的にデザインはシンプルで落ち着いています。

ハーフジップタイプで体温調整がしやすい(クルーネックタイプもあり)

ハーフジップタイプなので、体温が上がれば胸元のジッパーを開けて換気が可能です。

ちなみに、ジッパータイプではないクルーネックタイプも発売されています。

登山用アクティブインサレーションをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

背中側もシンプルな作り。

「Octa」を使い生地は薄いのに暖かい

カリマー 「thermal half zip」の生地は帝人が開発した「Octa」を使っています。

帝人「Octa」とは

穴の空いた中空糸に、8本の突起を放射線状に配列したタコ足型断面のポリエステル繊維です。

従来から中空糸はありましたが、8本の突起のおかげで、吸汗性能や嵩高性能が増大しています。

シャツの裏面がグリッドタイプのマイクロフリースのようになっています。

一部を拡大するとポリエステル繊維がになっているのがわかります。

モール状の極細繊維が集まっている部分と疎になっている部分があり、その奥にはメッシュ状の記事が見えています。

生地自体を光に透かしてみると、裏側のグリッド状とメッシュの生地がしっかりと確認できます。(着ていても地肌が透けることはありません)

生地のオモテ側はこんな感じで、ところどころ通気する穴が空いています。

カリマー 「thermal half zip」をひっくり返し、裏側を見てみます。

このモヘアのような「Octa」が裏面全体にむき出し状態となっているため、地肌に直接着るとすぐに、暖かくなり、肌触りも優しく快適です。

ところが、ひとたび動いたり、風を受けたりすると、メッシュ状の生地をかせが通り抜け、寒さを感じるくらいに通気性が高いです。

吸汗性能も優れている

カリマー 「thermal half zip」は汗もよく吸ってくれます。

試しに、水滴の上に生地を置いてみると、一瞬で水を吸い上げオモテ側へ拡散してくれます。

この様に水分を吸い上げた後でもウラ側は触ってみるとサラサラです。

実際にトレッキング中に汗をかいても、肌へ汗が再付着するのを防いでくれるのが実感できます。

おかげで、その後の休憩時でも汗で体が冷えることが無く、またしばらくすれば体温で生地自体が乾いてしまいます。

ストレッチ性は高くないので、ちょうどよいサイズがおすすめ

カリマー 「thermal half zip」のストレッチ性はそれほど高くありません。

この点が少しだけ残念なのですが、サイズを選ぶ時はちょうどよいサイズを選ぶことをおすすめします。小さめサイズだと着るときに大変かもしれません。

筆者は身長180cm、体重71kgですが、今回はLサイズを選びました。

普段、ノースフェイス製品などもLサイズを選んでいるので、ジャパンサイズで考えればいいでしょう。

アジアンフィットな作りなのか、袖先も余ること無くぴったりでした。

細部の使いやすい工夫

その他、使いやすい細部を見ていきます。

肩部分はリュックを背負っても、ハーネスが干渉しないように縫い目の位置がずれています

顎近くまで引き上げられるジッパーは、チンガードがつけられ金属の冷たさが伝わらないようになっています。

胸の部分にはポケットがつけられ、小物を入れることも可能。

ファスナーはつかみやすいようにコード付き。

その他、裾の後ろ側が長めに作られ、腰を屈めた時でもズボンからずり上がらないようになっています。

男女兼用のLサイズで重量は実測166gと超軽量です。

登山用アクティブインサレーションをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

カリマー 「thermal half zip」を使ってみた感想

実際に12月の関東近郊の低山ハイクに使用してみた時の感想です。

結果的には以下のようなレイヤリングで、快適に一日歩いたのですが、そこにたどり着くために試行錯誤しました。

  1. 地肌に直接(本品)「カリマー thermal half zip
  2. 防風のためのレインジャケット「ノースフェイス クライムライトジャケット

歩きはじめは、早朝の気温は0℃くらいだったので、カリマー 「thermal half zip」<