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屋久島5月 雨のあとはもっと美しい!縄文杉と白谷雲水峡セットツアー

晴れたら、縄文杉。雨なら、白谷へ。

雨の景色・森と山

こんにちは。オーセン・スタッフの樫村です。
天気の落ち着かない今日この頃、セットツアーは、雨天・晴天もセットになりがち。
予定が入れ替わることもあるけど、雨も降らなきゃ。屋久島だからね。
雨が降ったほうが、森の色が濃くなります。
うまく雨が上がれば、白谷雲水峡の森に、朝日が虹を作るかも。

白谷雲水峡と虹

白谷雲水峡と虹。山肌に虹が這うのは、朝のうちだけ。

南風が吹くと、山のてっぺんに雲が掛かって、山肌が奇妙な赤色に染まります。
いかにも、悪い事が起きそうな感じ。「雨が降るぞぉー雨が降るぞぉー」
でも、かえってワクワクしますね。

雨予想の日は、不気味な朝日。

雨予想の日は、不気味な朝日。

結局雨降り。白谷雲水峡は増水中。雨が続くと、すぐに川が溢れます。

増水の白谷雲水峡

増水の白谷雲水峡。歩けるはずの道が、川になってしまう。

ここまで増水してしまうと、危険なので、いそいで引き返します。
なんだか笑ってしまいますが、水量が急増するので、白谷雲水峡は気が抜けません。

霧の白谷雲水峡には、我々の影だけが楽しそうに飛び跳ねていました。
(道が川になったので、水溜りを避けてピョンピョンと歩いたのです)

白谷雲水峡、辻峠の霧

白谷雲水峡、辻峠の霧。雨の日はとても静か。

コケの緑は、雨に濡れると、濃い仕上りに。

ウツクシハネゴケ。その名のとおり、羽のように広がる美しいコケ。

ウツクシハネゴケ。 その名のとおり、羽のように広がる美しいコケ。

そして玉の雫が美しい。まだまだ、台風に比べたら、春の雨なんて序の口です。
もっと丈夫な葉を目指せ、一年を生き抜くために。まだ台風は何回も来るのです。

ホソバタブの新芽。しっかり雨を弾く。

ホソバタブの新芽。しっかり雨を弾く。でももっと強くならないと!

春でも、こういう天気だと、さすがに冷えてしまいます。
おサルも冷える。
まだまだ、フリースや長袖は必需品。装備の選び方も難しいです。

白谷雲水峡で見た、サルの親子。4月産まれの小猿を、母親がしっかり暖めます。

白谷雲水峡で見た、サルの親子。4月産まれの小猿を、母親がしっかり暖めます。

温かい飲み物をご用意して、お待ちしております。
靴の中までビッショリでしたが、とても満足な一日でした。

今が見ごろ。花・コケ・新緑

さて、ヤマグルマが、面白い花を咲かせるようになりました。
縄文杉コース、トロッコ道にて、川に架かる橋から観察できます。
雄しべと雌しべだけ。 節約して体を作ります。匂いはありません。

ヤマグルマ 花

ヤマグルマ。珍しい名前ですね。森の中で、重要な役目を果たします。さて、どんな?

花びらの無い地味な作りですが、立体的な並びと、緑から黄色へのコントラスト。とても美しい花です。
トロッコ道の他ではじっくり見るような場所が少ない。
「わぁー、変な花」と思っていただければ幸いです。

地面や木肌を見てみると、いろいろなコケが、胞子を出そうと、袋を伸ばしています。
蒴(さく)と呼ばれる、小さな袋に、胞子がたくさん入っています。

キダチヒラゴケ 蒴

キダチヒラゴケ。 蒴が出るのは珍しいらしい。直径は1mmぐらい。

チョウチンゴケ。蒴のぶら下がり方が、提灯に見える、かな?

チョウチンゴケ。 蒴のぶら下がり方が、提灯に見える、かな?

秋のうちからゆっくりと蒴を伸ばして、
梅雨の時期までに胞子を撒いてしまおうとしているようです。

他にも、トロッコ道では、線路脇にいろいろな新芽が出ています。

桜の新芽は、赤色で始まります。日が透けると、とてもきれい。

赤色で始まる、サクラの新芽。日が透けると、とてもきれい。

晴れの新緑。バリバリノキ。薄い新芽に光が透けます。

こちらは緑の新芽。バリバリノキ。薄い葉に光が透けます。

春の葉っぱは薄く、柔らかく、雨を弾き、光が透き通ります。
新芽も種類によって色とりどり。慣れればすぐ、見分けられますよ。

目を見張る森。縄文杉コース

やはり早朝の光は柔らかくて気持ちいい。
縄文杉の周りは、いつもと変わらぬ凛々しい姿の木がたくさん。

縄文杉かヒメシャラか

ヒメシャラの舞い踊る優美な森。こんな場所、他にはありません。

縄文杉の周りの森は、整った巨木の森です。台風と雪に矯められた森。

縄文杉の周りは、日本でイチバン整った巨木の森です。台風と雪に矯められた森。

そして、春は樹木の太る季節。
雨のあと、暖かな日には、肌にいろいろな模様が見えるようになります。
水をどんどんに吸い上げて、幹が一気に太くなる。成長過程ですね。

木が太るにつれて、古い樹皮が、バチっと横に裂けてゆく。
北斗の拳の、ケンシロウをイメージしてください。

成長にしたがって割れる木肌。きれいなアーガイル模様。

成長にしたがって割れる木肌。きれいなアーガイル模様。

木が古くなって、コケがまとわりつくと、見えなくなってしまう。
若いうちには、肌にいろいろな個性が目立っています。

そういえば連休中、何組かの家族連れの中で、縄文杉を目指して幼稚園児が歩いていました。

早く母ちゃんに逢いたい。愚痴も言わずに黙々と。

早く母ちゃんに逢いたい。愚痴も言わずに黙々と。

「早く母ちゃんに逢いたい」と言いながら、大人に負けないスピードで。
末恐ろしいちびっ子です。この子もまだまだ成長過程、
ちゃんと縄文杉に自力で到達したのだろうか。

縄文杉 いつまでも 大きな姿。

縄文杉 いつまでも 大きな姿。

ピラミッドより古いかもしれない、屋久島のシンボル。
枝が折れそう、危険だ! と言うことで、
来年から、見物用の展望台が今よりもっと遠ざけられてしまいます。
近くで見るなら今のうち!

ただいま、標高1000m付近の気温は15度前後。
動き回っても暑くならない、トレッキングには最適の気温です。

雨の日でも美しい屋久島の森。この雨を体感するのも意外と気持ちいいものです。

ウィルソン株は魚眼レンズで。

ウィルソン株は魚眼レンズで撮りましょう。