パーゴワークス バディ33 ブログレビュー!驚異のフィット感とアイデア満載の登山リュック

パーゴワークス バディ33

こんにちはauthen(@authen89)です。
このサイトでは登山リュックのおすすめについて発信しています。

登山リュックの中でも日帰り登山で使うことが多い30Lクラスのリュック

様々なメーカーからアイテムが発売されていますが、背負心地の良さの仕組みや、どのように荷物を詰めるかの思想はいろいろ。

ですが、ここまで個性的なリュックもなかなか無いのではないでしょうか?それが、本記事で紹介するパーゴワークスのバディー33です。

リュック前面の生地と一体化した雨蓋。その雨蓋とショルダーベルトが直接つながることで、荷重をしっかりと肩甲骨付近に寄せる仕組み。使い勝手が良く、巨大なトップポケット。そして、背中から肩への極上のフィット感

背負心地が良いのはもちろんですが、そこに至るまでの仕組みが他のリュックとは違います

ということで、言葉では説明しきれないほどの機能的なデザインと感動すら覚える、パーゴワークス バディ33をブログレビューします。

登山リュックのおすすめをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

30lクラスの登山リュックをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

目次

PaaGo WORKS バディ33の雑感

パーゴワークスは2011年にスタートした日本のアウトドアブランドです。ブランド名になっているPAAGO(パーゴ)は ”pack and go!” からの造語。荷物を詰めて、出かけようぜ的な意味とのこと。

パーゴワークスのバディ33に対する、個人的感想は「使うのが楽しく、アイデアを試させられるリュック」というもの。というのも、一般的なアウトドアメーカの作り出すリュックとは、使いやすさや背負いやすさへのアプローチが違い、最初は戸惑いました。

たとえば、このストラップはどう使うのだろう?とか、このポケットには何を入れたら最適なのだろう?などなど。他のリュックではすぐに見当がつくことも、バディ33はしばし思考する時間が必要でした。

しかし、それが非常に楽しく、使ってみるうちに、自分なりの正解(使い方)が見つかってきます。

PaaGo WORKS バディ33の外観・スペック

パーゴワークス バディ33の外観とスペックについて紹介します。

外観はまるでコットンのような生地が印象的です。実際は330デニールのテフロンコーディングされたナイロンを使用なので、強度も撥水性もある素材です。

落ち着いた雰囲気なので、旅行用のリュックとしてもつかえそうな感じです。

パーゴワークス バディ33
メイン素材ナイロン 330D テフロンコーティング
容量33L
サイズ・背面長ワンサイズ・背面調節可
重量1100g
レインカバーなし
ハイドレーション

スペックを見ると、サイズはワンサイズですが、腰のベルトを上下に動かせるので、背面長の調整も可能となっています。

重量は1100gとこのサイズのリュックとしては標準的な軽さ。生地の感じからもっと重たそうですが、軽量なリュックになっています。

横から見るとショルダーベルトのカーブがきれいのがよくわかります。

また、荷室は厚みがあまりなく薄型です。

荷室の下部よりは上部にボリュームがあります。なので、普通に荷物を詰め込んでも、荷室の上の方に荷物が集中します。ちょうど背負った時に肩甲骨付近に荷物が集まることになります。

そのおかげで、肩が後方に引っ張られることがなく、ちょうどよく背中荷重になります。自然と背負心地が良くなるように、荷室の形が設計されています。

PaaGo WORKS バディ33の背負心地・詳細ブログレビュー

パーゴワークス バディ33の背負心地や各部の詳細ブログレビューです。

パーゴワークス バディ33の背負心地

背負心地を左右する、背面部やヒップベルトについて紹介します。

背面はメッシュタイプ。後述しますが、メッシュの部分だけ取り外すことができ、汚れたら洗うことが出来ます

背面は背骨のカーブの沿うように緩やかなS字カーブ設計。内部には金属のステーがあり、リュックの形を保っています。そのおかげで、背中に心地よくフィットするようです。

ショルダーベルトは薄型幅広のタイプ

⬇のように、ショルダーベルトはリュックに対してもかなり幅が広いので、肩に食い込むことはありません。

パーゴワークス バディ33は上部のショルダーベルトとトップリッドの関係に特徴があります。

⬇の写真のように、雨蓋をショルダーベルトにバックル式のベルトで固定します。

このバックル式のベルトをきつく締めると、リュックの上部とショルダーベルトが近づくことになります。それにより、リュックが背中に近づき、肩・背中付近のフィット感が向上します。

通常のリュックだと、スタビライザーと呼ばれる、独立したベルトが肩の上にあります。パーゴワークス バディ33の場合、そのスタビライザーが、雨蓋の「開閉」に使われていることが驚きです。

しかし、荷物を背中にフィットさせるスタビライザーと、雨蓋の固定ベルトを一つにしてしまったアイデアは脱帽です。雨蓋の固定ベルトと兼用にすることによって、パーツが少なくなり軽量化も果たせます。

さらに、荷物をいじって、リュックを背負い直すたびにこの部分のベルトを締める必要があるので、いつも最適なフィット感で背負えることにもつながっています。

⬇ヒップベルトは柔らかく、幅の広いタイプ

背面と同じくヒップベルトもメッシュ生地で、乾きが早くムレにくそうです。

かなり薄手のヒップベルトで、頼りない印象ですが、パーゴワークス バディ33は荷重を背中で支えるので、このくらい薄手のヒップベルトでも問題ありません。

むしろ、薄手なので、腰によくフィットし、軽量かも図れています。ヒップベルトにポケット等は付いていませんが、パーゴワークスでは別売りのポーチなどを取り付けられるようになっています。

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ヒップベルトから伸びるベルトは、荷室のボトムにつながっています。

このベルトをしっかり引くことで、荷室のボトムがしっかり持ち上がり、腰にフィットさせることができます。

さらに、ヒップベルトは荷室本体にマジックテーブで装着されているので、位置を変えることも可能です。

背面長最大
ヒップベルトの位置を変え背面長を短く

ヒップベルトの位置を変えることで、慎重に合わせて、リュックの背面長を調節することができます。

ちなみに、身長180cmの筆者もフィットしますし、身長156cmの妻もしっかりとフィットしました。

⬇の写真の通り、背面のパッドとヒップベルトは取り外すことができます。

汚れたら洗うことができますし、タウンユースでヒップベルトが必要ない時は取り外して使うことができます。

ヒップベルトがなくても、背面荷重のリュックなので、背負心地が極端に悪くなることがありません。少ない荷物ならヒップベルトなくてもいいかもです。

パーゴワークス バディ33のポケット・各パーツブログレビュー

パーゴワークス バディ33のポケットや各部パーツなどをご紹介。

トップポケットはかなり大きめな作りで、たくさんの小物が入れられます。

リュックを下ろした時に一番利用頻度の高いトップのポケットですが、ここまでおおきなポケットも珍しいです。

また、ポーチのように中央部が開くので、中身も見渡しやすいです。内部のイエローも視認性が高く、ものを見つけやすくしています。

前面にはレインウェアなどが入れられそうなポケットがあります。

この前面ポケットもよく使う場所です。⬇の写真のようなカラビナ式のフックで開け締めします。しかし、このフックがちょっと使いづらいです。

ゲートの部分が狭いのと、そのゲートのワイヤーが引っかかってしまい、スムーズに開けることが最初出来ません。ただ、しばらく使っていると、生地を上手くつまんで開ければいいと、コツを掴んできます。なので、大丈夫なのですが、最初は試行錯誤が必要かもです。

このカラビナ式フックを止める場所は変えることができ、荷物の容量に合わせてリュックをコンパクトにするのにも役立ちます。

雨蓋をオープンにすると裏側にもメッシュのぽけっとがあり、小物たちを入れることができます。

なんとなく、メッシュポケットの下側にもスペースがあったので、レインウェアなどを挟み込んでみました。

これが、正しい使い方なのかは謎ですが、思考を自由にしていろいろ試してみます。

荷室へのアクセスは両サイドのオレンジループを両側に引っ張ります。

メインの荷室の開口部は大きく開くので、中身が取り出しやすく視認性も高いです。パーゴワークス バディ33の基本設計として、荷室は薄型の作りで、下部に行くほど狭くなるので、上部に荷物が集まるようになっています。

なので、何も考えなくても、よく使うものが自然と上部に収まってくれているので、荷物の出し入れの際のストレスが非常に少ないです。

さらに、メインの荷室には本体サイドのジッパーからもアクセス可能

雨蓋を外すよりもここからアクセスしたほうが簡単なので、自然と使用頻度も高くなります。

サイドポケットも深くて使いやすく、ストックやテントのポールなども入れることが出来ます。

もちろん、ペットボトルなどの水筒も入れることが出来ます。

リュックの下部にもポケットがあります。この部分にはリュックカバーを入れれば、クッションの役割にもなるのでおすすめです。

荷物が少なめのテント泊はできるのかと、寝袋やマットなども入れてみました。荷物はパンパンになりますが、なんとか行けそうです。

ですが、気になったのが雨蓋と荷室の間の「隙間」。もし、雨の中を歩いていたら、この部分から水が入ってきてしまうので、リュックカバーをする必要があります。

リュックカバーでしっかり覆えるかも試してみました。手持ちの50リットルまで対応リュックカバーで問題なく覆うことが出来ました。

テント泊なら、ロールマットを利用する方もいると思います。ということで、サーマレストのリッジレスト(スモールサイズ)を装着してみました。

問題なく装着できました。

本体のサイドには取外し可能なコンプレッションベルトがあります。

ベルトを取り外して、別の場所に設置することも可能。

好きな位置に移動できるので、荷物を固定するときにも使い勝手がいいです。このあたりもアイデア次第で活用方法が広がりますね。

PaaGo WORKS バディ33のまとめ

いくつかのトレッキングリュックを使ったことがあれば、違うメーカのリュックを背負っても、基本構造に大きな差はないので、使用に迷うことは殆どないと思います。

ですが、このパーゴワークス バディ33は説明書が欲しくなるほど、正しい使い方が何なのか迷ってしまいました。それほど、突出したデザインであることは間違いないと思います。

ですが、使っているうちにリュックへの理解が深まり、理解が進むほど、理にかなったデザインと作りになっていて感服するばかりです。

パーゴワークス バディ33の背中から肩にかけてのフィット感の良さは、本当に素晴らしいものがあります。荷物の大小に関わらず、常にストレス無くフィットするリュックも珍しいのでは無いでしょうか?

ということで、一度は背負ってみてほしいパーゴワークス バディ33のブログレビューでした。

登山リュックのおすすめをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

30lクラスの登山リュックをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

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