登山初心者向けリュックのおすすめ5選

これから登山を趣味にしたいという初心者さんへ。
初めての登山リュックは何を買ったらいいのか、結構悩みますよね。
「登山初心者だけど、どんなリュックがいいのだろう?」
「普段使っているデイバッグじゃダメなのかな?」
「趣味として続けたいから、長く使えるのがいいな」
登山ショップに行くとグレゴリー・カリマー・ミレーなどのアウトドアメーカーのリュックがたくさん並んでいます。
でも、はじめてだと「選び方」とか「最適な容量」とか「おすすめリュック」とか、わからないこともあるはず。
なので、当記事では以下について解説します。
この記事を書いている筆者は、大学で森の勉強→アウトドア系専門学校→アウトドアショップ店員→ネイチャーガイド15年以上という経歴。
いままでたくさんのリュックを背負ってきました。これから登山を始めたいという方の、登山リュック選びの参考になれば嬉しいです。
この記事を最後までお読み頂き、おすすめのリュックが知りたくなったらこちらもどうぞ。
⬇登山リュックのおすすめをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

初心者のあなたが選ぶべき登山リュックとは?

趣味として登山を始めたい初心者さんを想定
あなたが登山初心者なら、最初に登る山はこのくらいを想定しているのでは?
登山初心者さんが最初に登る山は?
- 都市近郊の日帰り低山(高尾山とか)
- 往復5時間以内の行程
- 季節は雪のない春から秋

ぼくも最初はこのくらいの山からはじめました。ゆっくり歩いて往復5時間でも、下山の時はヒザがガクガクと震えるくらいきつかったです。
そしてもう一つ。あなたが、
- 登山を趣味として続けていきたい
という気持ちがあるという方として話を進めていきます。
というのも、ぼくの経験談ですが、初心者だからといってリーズナブルな道具を買っても、登山を続けていくうちに結局は物足りなくなります。
しっかりとした機能のものを買い替える、趣味として登山を続けるなら最初から「良いもの」を揃えるのがおすすめです。
なので、初心者でも趣味として続けていくならしっかりとした品質のものが中心です。
最初は容量30リットル前後の登山リュックがおすすめ

そして、これから登山を趣味として続けていくなら30リットル前後のリュックがおすすめです。
(ちなみに、登山用のリュックの容量はリットルで表します。)
日帰り登山だと少し大きく感じるサイズです。しかし、寒い季節に慣ればフリースも入れられるし、お湯を沸かす調理器具なども入れられ、多用途に使えるサイズでもあります
また、ステップアップしていけば、夏山の小屋泊などにも活用できる容量です。
なので、最初から30リットル前後の容量ならば、少しステップアップしても新たに買い足さずに済むのでおすすめです。
⬇20リットル以上のリュックのおすすめについてはこちらの記事にまとめました。
⬇30lクラスの登山リュックをもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

初心者の登山リュック選び2つのポイント
上記でおすすめしたリュックは、どれを選んでも満足度の高い製品です。
ですが、上記以外のリュックを選ぶとしても気をつけたい2つのポイントあります。
①体のサイズに合ったリュックを選ぶ
人それぞれの体格に合わせて、S・M・Lなどのサイズ展開があるので、自分に合ったものを選びましょう。

合わせる場所は背中の長さです。
背中の長さ(背面長)は首を前に傾けた時に出っ張る【第7頚椎から、腰骨の上端まで】の長さ。
この長さを図り、リュックの適応背面長と比べます。
よりフィット感にこだわるなら【背面長調整】ができる機能のあるリュックを選ぶといいです。
②しっかりめのショルダーハーネス、ヒップベルトのものを選ぶ


しっかりめのショルダーハーネス、ヒップベルトのものを選びましょう。
貧弱なショルダーハーネスとヒップベルトで一日荷物を背負い続けると、肩が痛くなりけっこうつらくなります。
タウンユースのデイバッグと大きく違うのがこの部分かもしれません。普段遣いのリュックはおすすめできない理由です。
荷物の重さを腰で7割、肩で3割くらいに分散することを意識すると快適になります。
この記事でおすすめしたリュックは、この条件をクリアしているので大丈夫です。
ですが、それ以外のリュックを選ぶ時もこの点に注意してみてください。
しっかりめのショルダーハーネスとヒップベルトのリュックを選ぶと登山が一気に快適になりますよ。
⬇登山リュックの選び方をもっと詳しく知りたい方は下記の記事が参考になります。

登山初心者におすすめな登山リュック5選
さっそく、30リットルの容量で初心者におすすめのリュックは以下の通りです。
どれも、フィット感が良く使いやすいので全部おすすめですが、あとはあなたの体に合うかどうかだけ。
コメント | 背面長調節 | |
【グレゴリー】 ズール35(メンズ) ジェイド33(レディース) | フィット感にこだわるなら 軽くて涼しく夏山に向いている | |
【ミレー】 サースフェー30+5 | ロングセラーモデル 安定の使い心地 | |
【ザノースフェイス】 ウラノス35 | スタンダードリュック デザインが素晴らしい | |
【カリマー】 リッジ30 | カリマーの定番リュック 実力はなのにかわいくておしゃれ | |
【ミステリーランチ】 スクリー32 | Y字ジップに慣れれば使いやすい デザインが特徴的でカッコいい |
順番に説明していきます。
グレゴリー
ズール35/ジェイド33
フィット感重視なら、背面通気に優れたモデル
グレゴリーはアメリカのバックパック専門メーカーとして創立。
初心者におすすめはズール35(メンズ)/ジェイド33(レディース)シリーズ。
背面がメッシュ構造なので通気に優れ、夏山でも涼しい風が背中を吹き抜けます。フィット感が良く、背面の長さも変えられるので、サイズに不安がある方にもおすすめ。
ちょっと大きい【ズール55リットルモデル】ですが、レビュー記事を書いています。参考にどうぞ。

ミレー
サースフェー 30+5
王道のトレッキングリュック 細身で荷重バランスがいい
ミレーはフランスの登山メーカー。登山の専門メーカーならではの機能性抜群のアイテムに定評があります。
サースフェーは同社のトレッキング向けリュックの中でベストセラーモデル。
細身のデザインで荷重バランスが良く、狭い道でも歩きやすいのが特徴です。
ザノースフェイス
ウラノス35
細身のデザインと背面通気に優れたモデル
人気のアウトドアメーカー「ザノースフェイス 」の登山リュック。
たくさんのリュックのラインナップがありますが、登山に特化したモデルとして「ウラノス35」がおすすめ。
細身のデザインで狭いところも歩きやすく、背面長の調節も可能。メッシュパネルを使っているので通気性も高いです。
汗をかきやすい人に特におすすめ。
カリマー
リッジ30
柔らかい背面パッドが心地良い定番モデル
カリマーはイギリスのアウトドアメーカー。
社名のカリマーはcarry more(もっと背負える)から来ているほど、リュックの品質が高いメーカーです。
カラー展開も豊富でおしゃれな外観から女性